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041 ビーチバレーでやっちゃった

本日2本目の投稿

「「ごめんなさい」」

 

 俺と陽菜は飛田先輩に謝った。

 

 この飛田先輩は先ほど行われたインターハイの女子バレーボールで見事優勝した金豊山学園高校の女子バレー部キャプテン。大会MVPにも選ばれたスーパーセッターだ。

 

 ちょっと言い訳をさせてもらおう。

 

 金豊山学園高校はここから離れた大阪の高校だ。関西圏の人間がこんなところにいるなんて想像できない。それに県予選すら突破できない松女(俺達)からすれば全国の人間は雲の上の存在だ。そんな殿上人が月刊誌の片隅にちょろっと乗った程度の俺のことを知っているなんて思う方が無理だ。

 

 なので知らないことは無理ではないかと。

 

「そうね。私も今の自分なら知られて当然って図に乗り過ぎていたわ。ごめんなさい」


 ここはフォローが必要だろう。

 

 ……フォローだと思ったんだよ!まさか火に油を注ぐなんて思わなかったんだよ!

 

「で、でも飛田先輩がすごいって知ってる人は知ってます!この前の全日本女子バレー合宿でも全日本の田代監督とかU-23の大江監督とかも『飛田先輩だけは合宿に呼びたかった』って言ってました」


「ちょっと待ちなさい!『この前の全日本女子バレー合宿』ってどういうこと?私が呼ばれていないそれを優莉(あなた)は呼ばれたの?」


「え、ええっと、いろいろな偶然が重なりまして……」


 この後合宿のことを色々聞かれた。どんな練習をしているか、どうすればもっと巧くなれるか。バレーボールという競技に誇りを持って挑んでいるまさにアスリートなのだろう。

 

 これだよ。間違いなく俺とは違って正しく『全日本女子バレー合宿』に呼ばれるべき人物だ。

 

 俺から情報を聞き出す代わりに飛田先輩も自分のことを教えてくれた。

 

 なんでも元々この辺りに実家があり、金豊山学園高校には県をまたいで大阪で寮生活をして通っているそうだ。飛田先輩は中学2年と3年の時に春高とインターハイで優勝した姫咲高校に本当は進学したかった。が、赤井監督の掲げる『実家から片道3時間以内』に惜しくものらず、やむを得ず誘いのあった強豪校の中で中学3年生当時姫咲を除けば一番強い金豊山を選んだとのこと。


 ちなみに、飛田先輩の実家から姫咲まで車なら2時間半でおつりがくるのだが公共の交通機関だと路線の関係で3時間半はかかるらしい。

 

 インターハイも終わり、金豊山学園のバレー部も短いながらも夏休みに入ったので実家に帰ってきた。帰ってきたといっても体がなまらないよう、かつ普段できない練習として遠泳をすべく海に来たらたまたま俺達の姿を見かけて声をかけて現在に至るようだ。

 

「お互い自己紹介が済んだところで立花さん」


「「はい。なんでしょうか?」」


「……」


「あ、私達のことは名前で呼んでください。学校でもみんなそうしてますし」

「そうね。そうさせてもらうわ。代わりに私のことも舞で構わないわ。いいかしら、陽菜さん。優莉さん」

「はい。問題ありません」

「舞先輩。よろしくお願いします」


「話は戻るけど、優莉さん。私とビーチバレーのチームを組まない?」

「それはその、光栄ですけど、私本当にへたくそですよ?」

「舞先輩。妹は身体能力が凄いだけでバレー暦は5ヶ月の素人です。しかもスパイクとサーブに特化した練習が基本ですからレシーブとかお察しレベルですよ」

「でもそのスパイクが凄いから全日本に呼ばれたんでしょ?そのまま行けば優莉さんは将来私のトスでスパイクを打つことになる。なら今のうちから合わせておくのも悪くないと思うけど?」


 さらりと俺と自分が全日本に選ばれることが前提になっている。マジかよ……



「お~い悠……莉。なにやってんだ?行くぞ。後、その子は誰だ?」


 タイミングが良いのか悪いのか。祐樹の奴がこっちに混ざってきた。




 まあそんなわけで祐樹とマリーさん、雄太とキャナルさん、俺と舞先輩の3組がビーチバレーに参加することになった。

 

 なんというかただの野良ビーチバレーなのに結構な人がいないか?あと、大会受付には結構凝ったポスターが貼ってあった。

 

「なんでもこのポスターの人、結構有名なビーチバレーの選手みたいよ」

「えっと、舞ちゃんだっけ?結構どころかものすごく有名だよ。確か元女子ビーチバレー日本代表。前にテレビで見たことがある。今でも日本では結構上位の選手のはずだよ」


 舞先輩の疑問に祐樹がそうツッコミを入れる。


 なるほど。日本だとビーチバレーはマイナーな競技だ。んでこの元日本代表という選手はポスターを見る限り結構美人。こうして各地で野良大会を行ってビーチバレーのすそ野を広げようとする魂胆か。


 というか今気が付いた。

 

「普通のバレーボールとビーチバレーって何が違うの?人数が6人か2人かで浜辺でやるか、体育館でやるかの違い?」

「コートもちょっとだけビーチバレーのほうが小さいね。

 優ちゃんはとりあえず、ブロックもワンタッチとして扱われること、オーバーハンドトスは判定が厳しくてタブルコンタクトを取られやすいこと、ボールの気圧が低くて柔らかいからスピードが出にくいことくらいを覚えておけばいいよ」

「ボールが柔らかいの?試合の前にちょっと練習したいんだけど……」

 どうやら舞さんもビーチバレーをよく知らないようだ。

 

「ワタシ、ビーチバレーデキマス」

「ユーリ、ボールカリテキマシタ。レンシュウデキマス」


 おぉ金髪碧眼コンビはやる気満々だ。ボールも借りてくるなんて!

 

====

 視点変更

 立花 悠司の親友

  澤田 祐樹 視点

====


 下品な言い方だが、乳揺れバレーという単語があるよな。バレーボールって奴はとにかく飛び跳ねるスポーツだから仕方ないかもしれない。

 

 で、それが間近で見れたらどう思う?

 

「へぶっ!!」

 

 きっと殺意しかわかない。

 

「優莉、ナイスキー」

「舞さんこそ、ナイストスです」


 悠司のサイズでも水着でしかもあれだけ飛べば普通に揺れる。が、それに見とれる間もなく、ボールを顔面でレシーブだ。

 

 野良ビーチ大会が始まって少し経つ。この大会はあくまで地元の親睦を深めるのと、ビーチバレーのすそ野拡大を狙ったもので、レクリエーションの意味合いがつよい。

 

 他のチームは和気あいあいとした感じでゲームを楽しんでいるが、目の前のバカ2人のチームだけはガチでバレーをやってきやがる。

 

 いや、ある意味ではアイツらも楽しんではいるのか。いつの間にかお互いのことを舞さん、優莉と親しく呼び合っているし、ハイタッチでお互いのプレイを褒めあったりと笑顔で楽しそうだ。

 

 最初の試合こそ、バレーとのルールの違いで反則を取られまくっていた2人だが、1人は女子高生最強セッター、もう1人は変態身体能力をもつ悠司だ。

 

 めちゃんこ強い。手間取ったのは1試合目だけでその先はちぎっては投げちぎって投げの無双状態。あっという間に決勝まで勝ち抜いた。ちなみに決勝の相手は俺達。

 

 俺の相方のマリーさんと雄太の相方キャナルさんは元々は母国で多少なりともバレーボールをやっていたらしい。結構うまかった。

 そこに腐っても男で女よりは体力があり、かつここ1ヶ月半は悠司のバカに言われて筋トレやらランニングやらで鍛えていた俺が相方だ。体力任せでここまで勝ち抜けた。ここまで悠司たちにあたらなかっただけともいうがな。

 

「ユーキ」

「大丈夫ですよ。これくらい」


 マリーさんが俺の方を心配そうに見てくれる。ちなみに悠司のクソはあの殺人スパイクをマリーさんというか人に向けて打たないだけの良心はあった。ここまでの試合も人のいないところに打っていたし。


 が、2回戦であたった雄太と決勝であたった俺は別。狙ったように体を狙ってくる。


 もはやぶっころ以外ない!

 

 俺の闘志を感じてくれたのかマリーさんが声をかけてくれる

 

「ユーキ、カチマショウ」


 勝つ?いや、そんなんじゃ納得できん!


「マリーさん。違います。『kill them all!』ですよ」


 物騒な言葉に一瞬、唖然とする彼女だがすぐに今日一番の笑顔で答えてくれた

 

「OK。ブットバシマショウ!」













 まあ、心意気だけでは勝てんわな。




 俺達はボロクソに負けて悠司に優勝をさらわれた。




====

 視点変更

  立花 優莉 視点

====


 その事実に気がついたのは祐樹を物理的にボコボコにして優勝した後だった。


「優ちゃんってさぁ。いつも空気読めないよね。あ~それとも読み方を知らないの?空気ってからけって読むんじゃないんだよ?」

 

 何のことかと聞いてみれば、和気あいあいとしたレクリエーションで本気で勝ちに行ったのは俺達だけとのこと。

 

 えっ……そうだったの?

 

「私はバレーで手は抜けないのよ。そもそも勝ちに来て何が悪いの?」

 

 陽菜の指摘に真顔で答える舞さん。この人のことでわかったことがある。舞さんは戦闘狂(バトルジャンキー)ならぬ排球狂バレーボールジャンキーだ。

 

 バレーボールが好きで、もっと巧くなりたい、巧くなるならどんな努力だってしてやるってタイプの人間だ。


 明日香もそんな一面があるが、熱量では到底舞さんに及ばない。明日香がバレー馬鹿なら舞さんは超絶バレー馬鹿といった具合。


「それに次の試合は手を抜いちゃむしろダメな奴でしょ。ふふふ。こんなところでビーチバレーとはいえ日本代表と戦えるなんて」


 不敵に笑う舞さん。

 

 この野良ビーチバレー大会。優勝チームはエキシビションマッチとして元日本代表ペアと戦えるらしい。

 

 これも本来は「チビッ子相撲で優勝した選手は特別に(手加減はするけど)横綱と戦える」的なご褒美試合である。

 

 でも舞さんはこのエキシビションに勝つ気満々だ。

 

「優莉よく聞いて。あなたとなら勝てる。ビビることなんてないわ。私がトスをあげて、あなたが打つ。これで勝てる」


 この人やっぱりジャンキーだよ!



====


 相手もこっちの試合を見ていたのだろう。とてもエキシビションマッチとは思えない殺伐とした雰囲気で試合が始まった。

 先ほどまでのお遊びとは違い、ついてくるコースも、ラリーのスピードもレベルが違う。

 

 それでも互角以上の試合になっている。

 

 

 

 要素はいくつかある。ボールの空気圧がバレーボールと比べて低く、スピードが出ないこと。さらにコート自体も狭く、何とかボールに触れることが多い。


 俺達の作戦は舞さんがトスをあげて俺がスパイクというシンプルな作戦である以上、俺がファーストタッチをすることが多い。

 

 大会当初は俺がブロック、はじいたボールを舞さんがトス、という作戦だったがあまり機能せず、大会の途中からはブロックは捨てて山なりでボールが来て舞さんがいきなりトスできる場合を除いて俺がファーストタッチを行っている。


 んで俺のレシーバーとしての実力はお察しレベルだが、舞さんが凄い。俺がへたくそに上げたボールをいい感じのオープントスに変換してくれる。

 

 この人すごい!

 

 女子高生というくくりでここまで陽菜より圧倒的に巧い人は初めて見た!

 

 女子高生最高のセッターの2つ名は伊達じゃない!

 

 

====

 視点変更

  飛田 舞 視点

====

 

 流れでビーチバレーのプロ選手と試合が出来ることになった。それもこれもこの立花優莉という子のおかげだ。

 

 最初は少し気に入らなかった。

 

 身体能力だけの素人。低い志。ぼけーっとした雰囲気。


 でも少し話して、一緒にビーチバレーをやると評価が変わった。身体能力は間違いなく本物。こっそり負けず嫌いなのもいい。


 最初は不平を言っていたくせにいざ試合が始まると驚異的ガッツでボールに食らいついていく。どうしてそこまで頑張るのか理由を聞いてみると

 

 「負けるのが嫌なことに理由なんているんですか?」

 

 なんて言ってきた。なんていい子なんだろう。

 

 そんな彼女はいくらなんでもそれは無理でしょ、ここは足場の悪い砂場なのよ?ってところに飛んでいくボールも拾って見せる。

 

 最後まであきらめずにボールを追う選手は大好きだ。

 

 惜しいのは経験の無さからくる技術力の低さ。ボールの下に入れてもそこからあげるのはへたくそ。でも十分。Aパスでなくてもボールさえ上にあげてもらえれば――


「優莉!」


 彼女が好きなセンターへネットから少し離れた所へのアンダーでオープントス。

 

 ここだ。ここが一番おかしいところ。さっき彼女はフライングレシーブでボールを拾った。でももうスパイクを打つために飛んでいる。しかも高い!

 

 その高さは330cmは超えている。繰り返しになるが、ここは足場の悪い砂場。なんでそこまで飛べるの?

 

 ビーチバレーのボールは空気圧が低く、スピードが出ない。だが、それを力でねじふせるスパイクは驚異の速度をたたき出す。

 

 あんな速度は女子の世界だと普通のバレーでも起こりえない。これでまた1点入った。

 

 優莉の顔をちらりと見るが、まだ体力は余裕そうだ。

 

 驚異的ジャンプ力も反応速度も特筆すべきものがあるが、一番は無尽蔵かと思わせるスタミナではないだろうか。

 

 どうして彼女の高校はインターハイ本選に出れなかったのか。確かに優莉自体のレシーブはポンコツだけど、それを補って余りあるスパイク。

 

 よほどフロアディフェンスがショボいのか、あるいはセッターが問題外レベルでへたくそなのか。

 

 でも私なら優莉の速さもバネも高さも体力も全部活かせる。

 

「優莉!あと3点!勝つわよ!」

「はい!」



====

 視点変更

  立花 優莉 視点

====

 

 空気を読まず、エキシビションマッチに勝ってみた。地元のローカルテレビ局も取材に来ていたらしく、騒ぎになっている。


 まあ本来はあの有名な元日本代表選手が地元に~って感じのニュースにしようとしてたらそれに勝っちゃう地元女子高生の登場だ。

 

 俺は地元というには離れすぎているし、舞さんは出身や実家こそここだが、通っている高校は大阪なので地元扱いは無理だとおもうが、まあそこはいいだろう。

 

 とにかく無名の女子高生が勝ったインパクトはそれなり以上にあったようだ。

 

 ……無名というには舞さんはU-19の正セッターだから、ちと厳しいかも?

 

 まあそんなわけでテレビ取材を受けていた。

 

「―相手が手加減してくれたのだと思います。でなければ素人女子高生2人が勝てるなんて思えません」


 俺の隣で慣れた風に舞さんがインタビューアの質問に答えている。ていうかお前の様な素人がいてたまるか!


 俺に来た質問はとりあえず、「舞さんが凄かったので勝てました」「試合中は一生懸命でよく覚えてません」「近所のお兄ちゃんたちに海まで連れてきてもらいました」

 

 で逃げ切った。

 

 

 

 

 

 

「お腹すいた~~」

 

 場所は変わって海の家の中。優勝の副賞、海の家5000円分の商品券で遅くなった昼食タイムだ!

 

「……当たり前のように私も混ざっているけどいいのかしら?」

「いいんですよ!それに優勝の副賞、全部いただいてもこまります!」

「別にモノが欲しくて参加したわけじゃないし、おかげで楽しい時間を過ごせたから全部優莉が貰っていいんだけど……」

「だったらここで祝勝会だ!舞ちゃん、優勝とエキシビションマッチ勝利おめでとう!さ、派手に行こうぜ!」

「でも祝勝会の頭金は舞ちゃんと悠……莉の副賞だけどね」


 あの後、俺達4人にマリーさん、キャナルさん、そして舞さんを加えた7人で祝勝会を開いた。

 

 

 海の家のぼったくりプライスのカレーは疲労もあって結構うまかった。なんでこういうところで食べるチープな味は美味く感じるんだろうな。

 

 

 その後はリベンジ戦と称して再びビーチバレーで遊んだり、海で泳いだり(俺は足のつかないところまでは行ってない)して1日中遊んだ。

 

 祐樹達は別れ際にはきっちりマリーさん達と連絡先を交換したらしい。というか、俺達を相手にしないで今日はキャナルさん達を送ってけよ!

 

「バカか?車は4人乗り。お前ひとりなら余裕で置いて行ってるけど、陽菜ちゃんもいるし、陽菜ちゃんはお前とは別れて行動しないだろ。今日はお前らの保護者設定だからこれでいいんだよ」

 

 む。最後で俺達が足を引っ張ったか。今度は俺達みたいなオマケなしで遊ぶといい。


 こうして俺達の海水浴は終わった……と思ったら帰ってからひと悶着あった。

 

『優ちゃんずるい!ビーチバレーやるなら呼んでよ!』

『ゴルァア!ジャパン!てめえアタシがいないところでファンキーなイベントに出てんじゃねえ!羨ましいだろが!』

 

 松原女子高校バレー部員専用のSNSが主に明日香と未来によって荒らされてる。


 なんと昼間にビーチバレーで元日本代表を倒したことがニュースになっていて、それを知った2人が怒っているようだ。


 

 というか、さっきテレビをつけたら俺のしょっぱいインタビューが地上波放送されてる!!


 

 なんでや!相手はローカル局だったやん!


 

 慌ててネットを開くとスポーツニュースサイトのトップとまでは言わないけど、それなりに上の方に記事が来てたり、意外と大事になっていた。



 

 ……どうしてくれよう……

 

 

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― 新着の感想 ―
[一言] 絶対ケーブルテレビの映像引っ張りダコだろうな。
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