036 チームの柱
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春高 県最終予選 女子決勝戦
第3セット
姫咲高校 視点
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(やはり簡単には勝たせてくれませんね)
姫咲高校の赤井監督は心の中でこっそりつぶやいた。
決勝戦第2セットは第1セットとは異なり松原女子高校が終始優位に試合を進めた。前のセットと比べて何か特別に大きく変わったことはない。精々浮足立っていた松原女子のコートが落ち着いた程度。
何が違うのか。
立花優莉のサーブを何本で止められたか、が違った。
第1セットは彼女の4本目のサーブをたまたまレシーブ——あれをレシーブと呼ぶか、それとも運よく体に当たっただけと呼ぶかは議論の余地がある——することができ、乱れて上がったそのボールをセッター沖野が強引に速攻用トスに変換し、エース徳本が常より少し低いトスを無理やり打ち抜いて相手コートに叩き込み、そこでサーブを終わらせた。
第2セットはなかなか止められず、開始早々7本のサービスエースを含む10連続失点。
ようやく失点が止まったのは11本目のサーブがほんの十数cmサイドラインを超えた、相手のサーブミスによるもの。こうして第2セットは姫咲高校が最初の1点を取る間に松原女子高校は10点も積み上げていた。
開始早々1-10となるのは流石に厳しい。
一方でこれは何一つおかしなことではない。10月に世界を震撼させた俗称“魔球サーブ”こそ打ってこないが、それでも彼女のサーブは男子のトッププロのすら凌駕するのではないかという強烈なものだ。それを一介の女子学生チームが受けるのだ。どうしたって無失点で切り抜けるのは無理がある。それでも勝つには立花優莉のサーブは5回以内に切る必要があると事前に教え子達には伝えている。それが第1セットはうまく試合を運ぶことが出来、第2セットは出来なかった。それだけのこと。その後、16-18まで追いつく猛追を見せたが、そこで2回目の立花優莉のサーブ。結局第2セットは18-25で落とすこととなった。
そしてこちらのサーブから始まる第3セット。最初のサーブを2本で切られ、2-1で立花優莉のサーブ。これを予定通り5本以内で何とかしのぎ3-6。その後は一転姫咲優位で試合を進めた。
事前の見込み通り立花優莉のサーブさえ何とかすれば戦えるのだ。
彼女にスパイクを打たれたら取れないが、スパイクを打たせないように攻撃することは出来る。
松原女子攻略のカギは立花優莉のスパイクを拾うことではなく、まだ対処できるサーブを拾うことなのだ。
加えて松原女子というチームは自分達が優勢だと良いプレーが目立つが、劣勢だと委縮したプレーが見られる。これは3年生がいないためか、それとも経験の浅い監督が指導者のためか、松原女子はチームとして【若い】ことがあげられる。一度勢いがついてしまえば怖いが、逆に序盤に大量にリードを奪われるとプレーの質が低下する。往々にして【若い】チームは劣勢時にチームを一喝できるまとめ役がいないと一気に崩れるものなのだ。
それを考えれば第3セットも序盤でリード奪った時点でこのセットは奪えると思ったのだが——
「今のは英ちゃんが取らなきゃ!取れるよ!」
第3セットの中盤以降から松原女子のベンチから単純な応援ではなく、具体的な指示が監督からではなく主将の都平から出るようになった。監督というのは嫌われ役である。指揮官である以上、必要以上に親しみを持たれても選手から侮られてしまうのでどうしても好かれる役どころはない。それもあり、監督からの一方的な指示というのはたとえ正論であったとしても素直に受け入れにくい。特に松原女子の様な【若い】チームは誉め言葉は受け入れても苦言はすんなりと受け入れてはくれないのだ。そのような時は同じ目線でたつ仲間——それがチームから信頼を得ている人物ならなお良い——からの指示の方が選手からは受け入れやすいことも長い指導者経験から赤井監督は良く知っていた。
(そうでしょうね。私でも例え試合に出れない状態でも都平はベンチに入れます。まあ正直に言えば、松原女子でバレーボールの実力で怖いのはエースの妹の方の立花だけ。おまけして準エースの村井も入れてもいいでしょう。後は落ち着いて実力を発揮されれば全員ドングリの背比べのような差ですから、誰が出ても怖さは一緒。それでも貴重なベンチ枠に試合に出れない都平を入れるのはこうした鼓舞を相手の監督も期待してのことでしょう。時には監督以上に信頼されている仲間からの言葉というのは受け入れられますからね)
外から見てもチームの柱ともいうべき都平を外し、それでもベンチ入りさせているのは外からの立て直しを期待されてのことだろうと赤井監督は読んでいた。
同時に——
(第3セット終盤のこの状態でも都平が出る気配はない。歩けるのだから試合には出れる程度だと思っていたけど、脚の怪我は私の想像以上に酷いのでしょうね。無理をしても試合に出れる足の状態ではない、チームメイトもそれを理解し、第1セットのように彼女をすがるように見ることも止めた。それにしても一体どこがどの程度悪いのかしら???)
不慮の事故でコートに出れないであろう相手主将が現時点でも出る様子がないことに、どこまで酷い状態なのか、は察することが出来なくなっていた。
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視点変更
少し前
立花 優莉 視点
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くっ!!
相手のエース、正美ちゃんのスパイクがこちらのコートに刺さり、7-11。
一時期は6-2と4点のリードがあったが、気が付いたらこれで反対に4点のリードをつけられてしまった。玲子のスパイクがまたもいい様に捌かれて結局こっちの失点になってしまった。
「ドンマイドンマイ!」
「拾えなかったのは仕方ない。相手のスパイクが良かった!さ、次々」
お決まりの励ましを言い合い、相手の次のサーブに備える。お決まりの文句だから具体的にどうこう変わるわけではないのだが……
美佳ねえからは試合前に「姫咲は松女対策にがっつりサーブを強化してきてるぞ」とは聞いていたが、松女戦になったら2人選手を入れ替え、この2人がかなり手強いサーバーときたもんだ。もちろん、エースの正美ちゃんや正セッターの知佳ちゃんは元から嫌なサーバーでもある。これもあって姫咲のコートメンバー6人全員がビッグサーバーと言えるくらい強烈なサーブを打ってくる。
相手サーブに備えてコートを見渡すと玲子が首をひねりながら右腕を振っていた。あれはさっきのスパイクを拾われて自己反省の最中だな。
「玲子、あんまり気にしないで。良いスパイクが打ててるよ。もうあれは相手を褒めるしかないって」
「そうはいってもこうも拾われると流石に責任を感じる」
「いやいや。玲子、私が言うと嫌味に聞こえるけど、女子バレーのスパイクって決定率4割もあったらスーパーエースなんだよ?しかも相手は夏の日本一。それを相手によくやってるって」
実際玲子はよくやっている。さっきのスパイクだって拾われたけど、そもそも相手ブロッカーが腕を伸ばした、その腕の間を見事についてのものだ。ちゃんと相手ブロックの隙をついての攻撃だ。ただ全力で打つだけの俺と違ってちゃんと創意工夫している。だが、そのブロックを抜けた先にたまたま相手レシーバーがいただけ。その前だって相手ブロックの内をついての超インナースパイクを披露して見せた。それだってうまいこと拾われたりもしたが……
それにインターハイ予選の時ほどスパイクがシャットアウトされることはない。正確に統計を取っていないが、玲子のスパイクは6割くらいはブロックをうまく躱している。まあそのブロックを躱した先で相手レシーブによって拾われているので玲子のスパイク成功率は多分3割にも満たないだろうけど。
う〜ん。
姫咲は俺対策にレシーブも鍛えてきたって話だから、如何に玲子が超高校級とはいえど、俺と比べると劣るから、それと比べるとあちらも拾いやすいとかあるのか?
わからん……
そんなことを考えていると相手サーブを告げる笛が鳴る。
いかんぞ。集中だ。
相手のサーブは——あの子も当たり前のようにスパイクサーブを打ってくる。どうなってんの?——先ほどから前衛に上がっている時はよく狙われる英子ちゃんじゃなくて愛菜のところ……かな?今度は愛菜とユキの間を狙ってのサーブだ。
本当に嫌らしい。
こういう時は周りが誰のボールか教えてやるもんだ。
「愛菜」「ユキ」
!!
俺以外からユキのボールだと声が上がる。いやいや。ユキが取るにはちょっと遠いって。ここは愛菜に取らせた方が良いって。周りの声もあってか、2人ともボールを拾おうと向かってしまう。
幸いなことに直前のアイコンタクトでお見合いも激突もすることなく愛菜がレシーブすることとなったが、いい姿勢でレシーブ出来たわけではなく、ボールは明後日の方へ……
ってもう!!
ここはチームで一番移動力のある俺が追いかけるべきだろう。猛ダッシュでコートの外に飛んで行ったボールを追いかけ、レシーブ。何とか自陣コート内に高く返球する。
……返球したが、あれをスパイクにして姫咲のコートに返すのは出来なくないが、ネットからは離れているし、スパイカーからすれば自分の後ろからボールが飛んでくるわけで一般的にはボールにあわせにくく、よいスパイクにはならないとされている。
それでも玲子ならそれなりのスパイクを打つことが出来るだろうが、姫咲のコートを視るとガッツリ前衛にブロッカーが3人、こちらからのスパイクに備えている。
これは厳しいか。
「陽菜!一旦、高く相手のコート奥に押し返して!」
「任せて」
ユキが叫び、陽菜が答える。まあそれが良いだろう。
高く返球するということはその分、相手にも時間を与えるが、こちらも乱れてしまった陣形を元に戻すだけの時間を稼ぐことが出来る。陽菜は宣言通り、アンダーハンドレシーブで姫咲のコート奥にボールを返球した。相手コートからチャンスボールの略語であるチャンボという声が聞こえる。姫咲は教科書通りにリベロがボールを拾い、高くセッターへAパスでボールを返す。こうなるとセッターは思うがまま攻撃を選択できる。これにあわせて姫咲のスパイカー陣は後衛も含めて助走に移る。
……サーブが売りの松女に対し、姫咲はサーブも売りなのでああいったシンクロ攻撃も当たり前のように使ってくる。狡くね?
こちらの前衛は玲子、愛菜、英子ちゃんの3人だが、どのスパイカーをマークしたらよいのかわからないから俺達がよく使うスプレッドブロックシフト——中央に1枚、ネットの左右アンテナ付近に1枚づつブロッカーを配置してどのスパイカーに対しても複数枚ブロックは無理だけど1枚はブロックに出来る布陣——で待ち受ける。
俺は俺で聴勁で知佳ちゃんの考えを盗む——ただでさえ使うとクラクラする上に、今の俺は後衛で知佳ちゃんから物理的に離れているのでなおキツイ——が、
(誰にしようかな。みんな良い感じで助走に入っているし、迷うなぁ。ライトから調子のいい正美でもいいし、王道はセンターからだし、バックアタックもそろそろ混ぜると面白いよね)
と、相手は本当に直前まで決めない。
世界選手権の時にも思ったが、どこでも自在に上げることの出来る一流セッターでもトスを上げる前に明確に誰に打たせるか決める論理派と感性に任せて直前に決める感覚派の二種類に分かれるようだ。後者の場合は聴勁をしても無駄。盗んだところで平気で直前とは違うところにトスを上げたりするからだ。
で、知佳ちゃんの場合は後者。やりにくい。ずるすんな、って話でもあるが。
姫咲のスパイカーはスパイカーで助走に入っている全員が私に来る!と思っている。これでは意味ない。
あぁ!!もう!
結局王道のセンターの速攻を許し、これで7-12。また1点広がった。この感じで行くと第1セットの二の舞になってしまう。
ピーッ!!
ここでタイムアウト。
どうやらこっちが申請したようだ。
「優ちゃん、優ちゃん。さっきのルーズボールのフォロー、あれは良かったんだけど、結果として優ちゃんが追わないのが良かったのかも」
陽菜がベンチに向かう途中、そんなことを言ってくる。まあ飛んでったボールには英子ちゃんの方が近かった。一理はあると思うが……
「そうはいってもあれはボールが明後日の方向に飛んだ時点で追いかけないと追い付かなかったよ。で、ボールを追いかけなかった私が最後を〆るスパイクにしろってことなんだと思うけど、陽ねえ、私、あんまり高いボールは苦手って忘れたの?しかも今のローテ、私、後衛だからアタックラインより後ろで打たないといけないんだよ?」
「うっ」
陽菜の言いたいこともわかる。さっきの最後のところは英子ちゃんか他の誰かが追いかけて拾って、コートに高く戻ってきたところを俺がブロックできない高さから打ち込めば反対に俺達の得点になっていた可能性もある。
元々、松原女子というチームは去年から『頑張って拾ってつないで最後は高さのある俺か玲子がスパイクにする』というのが基本戦術なのだ。並の高校であれば玲子の高さからでも十分に一撃必殺となるのだが、特に今日の姫咲は守備が凄いのかそれとも玲子の研究を深いところまでやったのかはわからないが中々決まらない。なので点を稼ぐために俺のスパイクで決めるというのが良いのだが、その形に持っていかせない試合運びを姫咲にはされている。
参ったなぁ。
「ほらほら。お前ら、しっかりしろ。また第1セットみたくうまく回ってないぞ」
ベンチ前に集まった俺達を前に佐伯監督が檄を入れる。
「いつもいつも言っているが、自分のボールだと思ったらそう宣言すること、仲間のボールだと思ったらそう言ってあげること。相手はこちらがそれが出来ていないとわかっているから選手の間を狙ってくるんだぞ」
確かにいつも言われてますけど、言われたからといってそうできるなら苦労はしないんですよ、監督。本当に選手の間を狙われたらどっちのボールかなんてわかないし、周りの声だってそれぞれ別の人を指名する場合だってある。こうした時には今までなんとなくだけど明日香の考えをみんな優先していたような気がする。
まあ主将だし、経験もあるし、妥当なところだと思う。なんだかんだみんな明日香のことは信頼している。バレーボールに関してだけ、だけど。
つまり監督の言うことを出来るようになるにはやっぱり明日香の力が必要だと思うんですよ。
「まあ、私自身、高校生だった頃を思い出せば今みたいに『わかっているけど出来ないこと』を偉そうに監督から言われると反発したくなったものだ。そこで都平」
「はいっ!」
元気よく返事をする明日香。ここでついに明日香を解禁ですか!
「この後は都平が誰のボールか全部声を出して教えてやれ。みんなはそれに従うように」
……あれ????
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視点変更
春高 県最終予選 女子決勝戦
第3セット 終盤
姫咲高校 視点
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「チャンスボール!落ち着いて!後1点です。しっかり決めましょう!」
(第3セットの中盤から松原女子は連係が良くなった。このセットをとらないと厳しい!)
落ち着いてと選手に声をかけながらも姫咲の赤井監督は内心焦っていた。一時期12-7までリードを広げていたが、今は25-24まで追い上げられている。松原女子から第3セットの途中まで見られたような連携の粗が今は明らかに少なくなっている。
その原因は——
「翼ちゃん!ダッシュ!拾えるよ!優ちゃんはステイ!翼を信じて!」
松原女子のベンチから具体的な指示を飛ばす主将、都平にあった。
(えぇ。そうですとも。例え怪我がどれほど酷くとも脚の怪我ならば声出しには影響がない。声を出せるなら私が松原女子の監督でも彼女をベンチに置くでしょうね)
試合はセットポイントまで点を積み上げた姫咲が第3セットを決めるべくエース徳本がスパイクを放ち、それを松原女子が2枚ブロックで対応。徳本は相手ブロックを吹き飛ばす素晴らしいパワースパイクを叩き込んだが、松原女子はそれで飛んで行ったボールを懸命に追いかける。それも第3セット中盤まであったような闇雲に、ではなく組織立って、反撃も考えた追い方である。事実、主将からの指名を受けた金森は猛ダッシュでボールを何とか上げてみせ、それをフォローするために駆け込んできた白鷺が自陣コートのレフトに高いボールとして返す。
レフトで待っているのはエースの立花優莉。
エースの攻撃は姫咲としては最も避けたい攻撃パターンだ。
案の定、女子の世界ではまずありえない高さから打たれる、こちらも女子の世界ではあり得ない球速のスパイクがこちらのコートに決まる。
25-25
またデュース。
しかも相手のサーブ。
(まずい流れですね……)
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『接戦の第3セット、ようやく決着がつきました!』
遠くの実況席からの声が聞こえる。アリーナの観客からは歓声と悲鳴が沸き起こる。
27-25
辛くも第3セットをものにしたことに赤井監督は安堵する。
ただ、この先はこれまで以上に厳しいだろう。第4セットは相手からのサーブ。しかも今度はセットの頭から連携不備がある程度は解消された状態から始まる。
さらに——
「徳本さん。どうですか。村井はまだ騙せそうですか?」
「そろそろ厳しいです。ここからは真っ向勝負になると思います」
「……そうですか」
ここまでうまく能力を封じてきた村井も騙せなくなってきそうだ。村井の学習能力は素晴らしい。相手の技を即座に模倣して自分のものにしてしまう。才能だけなら日本代表レベルかもしれない。
しかし相手の技を習得できるのと試合中に覚えている技の中から最適解を導き出して使うことはイコールとならない。
第1セットは村井に対してとにかくブロックをガチガチに固めた。一方でこちらのエース徳本は模範解答と言わんばかりに松原女子のブロックの隙間をつく形でスパイクを決めさせた。
案の定、それをみた彼女は第2、第3セットでこちらがわざと開けた隙間だと気が付かず、徳本を真似てブロックの隙間にスパイクを打ち込んできた。その先にはレシーバーが構えているにも関わらず、だ。
覚えている技の中から最適なものを選ぶのには経験が必要である。もっとコート全体を俯瞰してみることを覚えるまでは技の引き出しが多くとも大きな脅威とはならない。
あるいはいっそのこと、味方の立花優莉を真似て愚直になにか1つを極められていたらやっかいだった。立花優莉の技術力は凡百だが、規格外の運動能力以上に愚直に『高く跳んで相手コートを高い位置から俯瞰して最も隙のあるところにスパイクを打ち込む』だけをずっと、おそらくバレーボールを始めたという昨年の4月からそれだけをひたすらに磨いてきている。
それもあってか彼女は相手コートの隙をつくのが非常に巧い。まるで相手選手の心理を読んでいるかの如く、守備の隙をついてくる。それをあの高高度、高速スパイクでやられるのだ。たまったものではない。たくさんの小技より何か1つの大技の方が有効といういい例であろう。
続く第4セット、もしかしたらさらに行われる第5セットも見据えて赤井監督は作戦の修正を迫られている。
(全く、今年も春高に楽にはいけませんね……)
歴戦の老将は思わずそう苦笑してしまった。
春高 県最終予選 女子決勝戦
姫咲高校 VS 松原女子高校
25-12
18-25
27-25
セットカウント
2-1