表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/135

満月の日 夜間2

「ルディさん!?」

「また、一人で片付ける気だったんですね。アオ様」


 あら?気付かれてたのか…。やっぱり侮れないなぁ、ルディさんは。


「気付かれちゃいましたか」

「全く…。一応俺達も、心を入れ換えてアオ様に秘密で特訓してもらったんですよ」


 私達は、周りを警戒しながら会話を続ける。


「“俺達”?」

「リオンやジミーそして、ルーカス王子ですよ」

「え?ルーカス王子もですか?」

「貴女が倒れてから、心境の変化でもあったんじゃないですか?」


 やっぱり、私が回復してからのルーカス王子の言動は、月の姫のことをちゃんと勉強したってことか…。でも、いったい誰に?


「特訓したって言ってましたけど、いったい誰に?」

「それは、周りにいる奴らを倒してからにしましょう」


 ルディさんが言った直後、一斉に私達を襲ってきた。

 私は、水から剣を作って右側から襲ってきた奴を、ルディさんは左側の奴をやっていた。満月の日じゃなかったら、相手に出来ない数の奴を次々と倒しながら、さらに会話を続ける。


「そのリオンさん達は、どうしたんですか?」

「っこの、状況で会話を続けるなんて余裕ですね。リオン達なら、外側から来てる奴らを倒してますよ。その後、カイル達の方に行くと言ってました」

「ルディさんだって、余裕じゃないですかっ。たぶん、今、いるので全部だと思いますよっと」

「分かりました」


 それから私達は、敵を倒すことに集中して最後の一匹を倒したところで、カイルくん達も湖に集まってきた。


「アオ様!無事ですか?」

「うん、大丈夫。カイルくん達も怪我はない?」

「はい、大丈夫です。リオンさん達が来てくれましたから」

「それなら良かった。リオンさん達も怪我はないですか?」

「大丈夫だよ」


 ふぅ…。とりあえず、皆怪我はないみたいで良かった。

 さて、とりあえず帰ろうかな服も着替えたいし。


「帰りましょうか」


 そして、私達は屋敷に帰った。

 その後、ルディさん達と分かれて私はリーンさんが用意してくれていたお風呂に入って着替えをしてベッドに入った。


 明日、改めてルディさんに誰に特訓してもらったのか聞かないとな。あと、父様にも報告して…。と考えているうちに、私は眠りについていた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ