↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
118/135

異変3

「ここなら、存分に稽古できますよ」

「おぉ、広いなー」


 私は、約束通りアンドリクス王子達を広くて剣を扱って、紅白戦をしても大丈夫なところに案内していた。


「ほんとに綺麗な姫さんだな」

「いいよな、あんな美人を嫁にできる奴は」

「あー!出逢いが欲しい!」

「お前ら、うるせぇ!」


 ほんとに賑やかだな~。

 さすが、傭兵上がりだけあって皆鍛えられてるな。


「よくすぐに思い付いたな」

「一応、スクリプト王国でも王族は一人一人、個人の騎士団を持つようになってるらしいからね。私は、こっちにいた期間が短いからいないけど。ここは私の騎士団用の鍛練場なの」

「へぇ~、でもアオはいらないんじゃないか?」

「まぁね、でも何があるか分からないからね」

「お?ありゃなんだ?」

「鳥?」


 話をしていた私達もそちらを向いた。

 あ、マリアーヌおばあ様からの返事かな?


「ここよ!」


 手をあげて呼ぶと、その鳥は私の目の前まで降りてくると、姿を普通の手紙に代えた。


「凄いな」

「さすが、月の姫さんだ」


 そんなことを言われていてもお構いなしに、私は手紙を読んだ。


“親愛なるアオへ

 これは、ある国の王族しか修得が出来ない術の一つです。犯人は間違いなく、貴女が予想してる人であっています。”


 やっぱりそうか…。どこかで見たことがある術だと思ってたけど…。

 手紙がまだ途中なのに気づいて、続きを読んでいく。


“それと、貴女の周りに少し黒い想いを持った人がいるみたいね。十分に気を付けなさい。


            マリアーヌより”


 久しぶりに、おばあ様から忠告がきたな。

 マリアーヌおばあ様は、身内に危険なことが起きることをよく予知して教えてくれる。


 ん~、私の物を盗んでいる人とは別の人かな?とりあえず、犯人は分かったからいいか。

 昨日、映像を見たときどこかの国でこんな術を見たな、と思っておばあ様に手紙を出してたんだ。とりあえず…。


「リーンさん、例の作戦実行で」

「かしこまりました。では、少し離れますね」

「よろしくお願いします」


 いつおばあ様の返事が来るか分からなかったから、今日はリーンさんに同行してもらってたんだよね。やっぱり、おばあ様は対応が早いな。


「何かあったのか?」

「最近、よく物が無くなったりしててその犯人が分かったので、その人を捕まえます」

「さっきのは?」

「犯人を予想はしてたんですけど、いまいち確証がなかったのでおばあ様に頼んで、調べたんですよ。犯人が確定したので、捕まえる作戦を実行に移したんです」

「……やっぱり、騎士はいらないんじゃないか?」

「まぁ、否定はしません。さ、皆さんは鍛錬始めて下さい!」


 私の言葉を聞いて、レックスさんが皆さんを促して鍛錬が始まった。

 後は、連絡を待つしかないね。


ーーーーーーーーーー


「失礼します」

「あ、ルディさん」

「犯人を捕まえましたので、その報告とアオ様を迎えに来ました」

「ありがとうございます。じゃ、レックスさん私行きますね」

「あ、アンドリクス王子!アオ様、もう行くそうですよ!」

「おぅ!気を付けろよ!」


 鍛錬に混じっていたアンドリクス王子に手を振って、ルディさんと一緒に城へ戻った。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。