最終対決!5
今回は短いです。
文章が、出てこない…。すみません。
その後、もう一度リオンさんと会った私達はミリア様からの手紙をもらった。
そこには、父親であるマーリン侯爵がだんだんロランの操り人形のようになっていき怖かったことや、自分自身ルーカス王子を襲撃した時のことを物凄く後悔していることなどが書いてあった。
それを見て、今回の作戦の時はリオンさんに安全なところに匿ってもらっている。
「僕にも知らせてくれないなんて、アオ様も悪いよね~」
「それはすいません…」
「ジミーに言えばすぐにバレそうだったしな」
「この中で一番付き合い長いのにさ~」
「取り乱すだろ?実際、俺が退団するって聞いて結構荒れたって聞いたぞ」
「それは、まぁ…」
「アオ様とルーカス王子はそれを見て、今回はお前に言わなかったんだろ」
「とりあえず、その話はロランを倒してからにしましょ。きますよ!」
私がそう言った瞬間、黒いモヤが再び襲ってきて私達はそれぞれに散らばって、距離をとる。
「で、あとは核を探せばいいのか?」
「うん、核はたぶん蛇の顔らへんだから出来れば動きを止めたいんだけど」
「このモヤ邪魔だなっ!」
さらに攻撃をしてくるモヤを剣で避けつつ、ルーカス王子が聞いてくる。
ルーカス王子が言うように、確かに邪魔なんだよね…。どうしようかな…。
「あ、我が身に光を!」
唐突に対抗できる術を思いつき唱えた。
すると、私はの周りに光る膜ができた。モヤはみるみるうちに消えていった。
ロランが使うのは、ほとんどの術が闇の属性のものだから、光の属性の術をかけたらいいんだけど、たまに闇の属性が光の属性を感じとってさらに攻撃力が上がる術があるから、大変なんだよね。
「ルーカス王子、手を出して下さい!」
「手?」
ルーカス王子は、不思議に思いながらも出してくれた。そこに、私の手を重ねてルーカス王子の体にも光の膜ができるようにする。
しばらくして手を話すと、ルーカス王子が確かめるように自分の体をあちこち触っている。
「ほんとに凄いな、モヤが消えていく」
「そういった術ですよ」
「アオ、また敬語になってる」
「あっ!」
「今後の課題だな」
微かに笑いながら、言ってきた。
まだどうしても、テンパったりすると敬語になっちゃうんだよね。
「これが終わったら、ちゃんと直しますよ!」
「無駄口が多いようだが、俺の動きにいつまで追い付くことができるかな?」
すると、蛇が器用に尻尾の方を操って私達に攻撃をしてくる。黒いモヤよりも格段にスピードが早い。