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第1章
「く・・・ふぁぁぁぁ」
眠そうにあくびをしているのは・・
・そう、俺、郡山 拓斗
「何眠そうにあくびしてんの?もうお昼だよ?」
んで、こっちが俺の父さんの方の従姉妹の郡山 雫
俺的に郡山って名前・・何て言うか、寒いってイメージしか・・・
作≪こら!人の付けた名前にいちいち文句言うな!大変だろ!
「・・・?空耳か・・・」
「こら!人の言ったことを無視すんな!!」
「は?お前なんか言った?」
う〜む、逆ギレされても困る・・・
「あー!やっぱり聞いてなかった!!」
あ?なんか言ったのか?
「おい!さっさと書け!」
「あぁ!先輩!」
で、こちらが萩谷 凪先輩です・・・名前だけは女に見えますが、
実際は素晴らしく男の人です。
「てめぇなぁ・・・俺がわざわざ家からきてやったのにあくびをすると・・・いい度胸だなぁ」
おぉ!忘れてた忘れてた・・・。
テストで分からないから教えてくれって言ったんだった。
「おらおら!ほら次次!!」
「ひー!」
半べそです。つらいです。言わなければ良かったなぁ・・・トホ↓
「拓斗!早くやる!」
「お前は黙れ〜!」
――――――
「あれが・・・やっと見つけた!女神様」
一人は銀髪、紅眼、そしてステンドガラスのような羽
「ほぅ・・・だが、あれが、あの方ですか?全く前とご様子が・・・」
もう一人はエメラルド色の髪、碧眼、そして、ぼろぼろで、しかし美しい蒼い羽
「いや!あれは絶対に女神様だ!絶対!僕には分かる」
「・・・・あんな事をしている輩が・・・?」
「う・・・・・」
――――――
「ハ・・・ハ・・・・ハックショィ!!」
なんか、風邪でもないのにくしゃみが・・・あぁ、またっ!
「クショイ!」
「ウワー、拓斗誰かにけなされてるんじゃない?」
「うっさい!」
「こら!早く次の問題をやれ」
・・・・・・
こんな意味不明な(?)ある意味で、普段どおりの生活の俺
「あぁ〜あ。まだ手を振ってるぜ?雫チャン」
「・・・・」
「カワイイねぇ〜」
「・・・・」
「こら!なんか反応しやがれ!」
無言なだけなのに殴られた・・・そう、やっぱり俺は、好きなんです。あの子が。
「家近いっていうなら何で今日は、一緒に帰らないんだ?」
「今日はバーゲンがあるって・・・先輩笑わんで下さい」
「くくく・・・お前よりもバーゲン・・・」
はぁ・・・なんでなんだろうなぁ・・・何で従姉妹なんだろう・・
でも、それ以上に何か・・・感じる。来い・・・鯉 故意恋濃い請い乞い恋い
・・・はぁ、何なんだろう。
――――――
「ク・・・ゲ・・・ククク・・アレガ、女神ノ生マレ変ワリカ・・・クク」
天空から、得体の知れない物から見られているとも知らず、いつもの
日常を過ごしている拓斗。