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心ゆく

作者: タマネギ

明日になれば何かが変わって、

何か良いことが転がりこんで。


そんな気持ちがずっとあって、

どこかで現実逃避をしている。


買ってみようか宝くじとか。

狙ってみようか大穴だとか。


もしかしたらと期待が膨らみ、

どんな時でも打ちのめされる。



砂糖をいっぱい使っているから

体に良くない飲み物だから。


そんな気持ちがずっとあって、

どこかで社会を訝っている。


甘すぎるから微糖にするとか、

辛すぎるから減塩するとか。


優しい感じの新製品を

やっぱり選んで飲み過ぎている。



満足できたらいいはずなのに

いつでも足りない不安に怯えて。


そんな気持ちがずっとあって、

どこかで秘密の安心を探す。


心ゆくまで眠りたいだとか。

静かな湖畔で目覚めたいだとか。


いったい何を欲しがってるのか。

それさえわからず眠ってばかり。



わからなければいいんじゃないか。

明日になっても何も変わらずに。


そんな気持ちの連続だから、

どこにも行けずに夢を見る。


今でもあなたに会いたいとか。

いつかはあなたに帰りたいとか。


もう会えないのは知っていても、

無い物ねだりは押し寄せてくる。



野菜を作ってもう何年だろう。

自然の恵みとよく言ったものだ。


そんな気持ちがずっとあって、

どこかで世捨て人になっている。


誰かに仕えて指示されるとか。

誰かの仕事を気にかけるとか。


人間だって大自然だから

恵みと割り切り優しく今日は。

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