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朝はシリアルと決めている

「水月ちゃん可愛いよな~」

「アイドル戦国時代も独り勝ちって感じだよね」


 ここ最近、どこへ行っても水月のポスター、映像、宣伝トラックが目に入る。立ち止まって携帯で写真を撮る人、嬉しそうにそれらを指さして友人とはしゃぐ人。


「みんなに元気を注入しちゃうぞ!」


 真っ白な衣装を身にまとい、きらきら光るアクセサリーを身に着け、可愛らしい声と可愛らしい笑顔で、映像の中の水月は私たちにそう言ってくる。

 同年代の男子たちはみな、水月に夢中だった。ネットでも松田聖子の再来だの松浦亜弥の再来だのと、かつてその愛くるしさで一世を風靡したアイドルの名前を挙げ、水月のことを称賛している。

 ルックス、性格、立ち振る舞い……どれをとっても水月は完ぺきなアイドルだと言う。


 昔のアイドルに比べて、今のアイドルは裏の場面を見せすぎだよね、と母がテレビを見ながら言ってるのを思い出した。厳しいレッスンの風景をテレビで流して、どう? 私たちこんなに頑張っているんです、こんなに努力しているんですと訴えかけてくるのが、母はどうも癪に障るらしい。


「夢を与えるアイドルが、自分から頑張りを見せて称賛を欲してどうするの」


 それが、かつてアイドルだった母の口癖だった。

 昭和時代の芸能界を、アイドルという形で渡ってきた母ですら、水月のことは称賛する。


「あの子はすごいよ。歌唱力やダンスの上手さはもちろん、自分の見せ方も分かっている。何より自分を押し売りしない。ファンはね、裏で頑張ってるって聞くと確かにすごいなって思うかもしれない。けどね、何を一番求めているかって言えば、心地よい夢なのよ」


 水月の出ているテレビを見ながら興奮気味に母は話す。当然ながら私はアイドル時代の母を知らない。家に当時の写真があるが、やはりそこは母親なので可愛いという感情もわかず、ふうんと思うだけだ。

 たまに懐かし映像特集とかでテレビで流れるが、それを見てすごいとは思わないし、父があの頃のお母さんはすごかったんだと必死で説明してきても今いち分からない。


「とにかく、水月ちゃんと同じ中学で良かったじゃない、誇りよね」

「あんまり仲良くなかったけど」

「いいのよ、それでも」


 いや、よくない。絶対によくない、今は。

 同じ年で、同じ中学出身で、しかもクラスまで同じだった女子が、こうして毎日テレビに出て歌っている。街を歩いていても音楽が耳に入り、写真や映像が目に入る。

 不思議な感覚だ。そして同時に恐ろしくもあった。

 水月が、いつ、あの事を電波に乗せて話すかを。



「平和学習が?」

「そう! 今年は海なんだって」


 私たちが通っていた中学校では、毎年夏になると平和学習という行事があった。山、もしくは海辺の施設に行って自然を感じながら平和について学ぶ。一年生の頃は近くの山に行って戦争体験者の方を話を聞き、グループで内容をまとめ、発表をした。


「しかも一泊二日! 今回は泊まりらしいよ」

「えー、泊まりかぁ……ちょっと楽しみかも」

「だよねだよね!」


 紺色のセーラー服の上に白いカーディガンを羽織った水月は、私の前の席だった。アイドルをしている今のような華やかさはないが、端正な顔立ちをしていたため、男子からはひそかに人気があった。本人が息づいていたかは定かではないが。

 そんな水月とは正反対に、袖をまくり、下には学校指定の短パンを履いた女子力ゼロの格好をしていたのが私だ。もちろん男子からは人気がない。逆に女子から人気があった。

 最初はお互い絶対に仲良くなれないと思っていたが、席が前後という事で社交辞令程度の会話をしていたら、いつの間にやらクラスで一番の仲良し二人組となっていた。


「私ね、平和学習で一色君に告白しようと思うんだ」

「え!?」


 突然の暴露に私は思わず大声が出た。慌てて口を塞いだが、周囲の目が痛かった。つられるようにして水月も手で口を覆っている。同じ仕草をしているのに水月は少女漫画に出てくるヒロインのような可愛らしさがある。

「一色のこと、好きだったの?」

「うん。一年の秋から」


 顔を赤らめながら水月はうなずいた。一色良吾はうちの学年でも五本の指に入るほどの人気男子だった。無愛想で何を考えているか分からないような奴ではあったが、それがミステリアスだとして女子たちから騒がれていた。

 最近では無愛想なのが災いしてヤンキーだの何だのと根も葉もない噂も広まっていた。


「どこがいいの?」

「あの大人っぽいところかな?」

「大人っぽいねぇ」


 なるほど、水月にとってはあのツンツンした態度は大人っぽく見えているのか。

 妙に納得してしまったのを今でも覚えている。


「麻帆ちゃんは好きな人いないの?」

「好きな人? うーん、私よりたくましい人なら」

「じゃあ熱田?」

「あれはたくましいんじゃなくて暑苦しい」

「ひどいよー」


 ひどいと言いながら笑っている水月も大概じゃないだろうか。

 実際、当時私は好きな人がいなかった。というよりも恋愛に全くと言っても興味がなかったのだ。


「とにかく、平和学習でタイミングを作らないとね」

「うん! 晩御飯終わったら呼び出すつもりだよ!」

「そっか。頑張ってね、水月」

「うん!」


 こぶしを握り締めて水月が気合を入れる。

 同性の私から見ても水月は当時から可愛かったし、何より性格も良かった。

 よっぽど変わり者ではない限り、水月からの告白を断る男子なんていないだろう。

 今ならそれは尚更だ。


 あっという間に平和学習の日がやって来た。私たちはバスに乗り、県内有数の海に向かった。ふと窓の外を見ると一羽の鴎がすいすいと空を泳いでいた。


「では授業はここまで。このあとグループに分かれて意見をまとめてください」

「はーい」


 とにかくこの日は一日とても長く感じた。平和について学ぶために外部から講師の方を招き、お話を聞く。今回はいわゆる発展途上国を中心に取材をしているジャーナリストの方が来てくれた。

 メモを取りながらの講演も終わり、私は水月の姿を探した。


「あ、いた。水月―」

「麻帆ちゃんお疲れ様!」

「うちらのグループはあっちの机だってさ」

「はいはーい」


 グループの席に移動すると、すでに私たち以外の班員は集まっていた。

 その中に、一色もいる。水月が勇気を振り絞って同じグループになろうと声をかけたのだ。


「一色君、よかったら同じグループに……」

「ああ、いいよ」


 水月が一色を誘う様子をずっと見ていたけれど、いいよという一色の表情があまりにも変わらなさ過ぎて正直、もっと喜べばいいのにと思った。水月は何度もありがとうと嬉しそうに言っていたが、一色のやつはいつも通りポーカーフェイスだった。

 周囲の男子たちが羨望のまなざしで一色を見ているというのに、気付いていないんだろうか。

 それとも、残念ながら一色は水月に誘われても何も意識していないんだろうか。


「お待たせ―」

「大丈夫だよ! 早速始めようか」

「うん!」


 水月が進行、私が書記を担当して班の意見をまとめていく。途中何度も水月は一色の横顔を見ていたが、一色が全く気にしていない。相当の鈍感だなこいつは、と少し呆れてしまうほどだった。


「意見、出そろったね」

「じゃあ提出してくるね」

「あ、いいよ私が行ってくるから。水月たちは先に食堂行ってて」

「え? でも」

「いいからいいから」


 半ば強引に水月が持っていたプリントを奪う。その際にそっと耳元で「一色に声かけときな」とつぶやいた。水月は一瞬、目を大きく見開いたけれど、すぐに笑顔になって「ありがとう頑張る」と返してきた。

 プリントを提出し、食堂に向かおうとして、その時だった。


「あたしさ、ご飯食べ終わったら一色に告白するからね」

「まじで!? あいつ超不愛想じゃん! どこがいいの?」

「んー、顔?」

「ちょっとそれ極論!!」


 本当に、偶然だったのだ。廊下でクラスメイトの女子グループが話しているのが聞こえてしまった。それは、クラスの中でもひときわ目立つ、華やかな女子グループの塊だった。


「けど失敗したなー。一色と同じグループになればよかったなー」

「ほんとだよね。中野が邪魔してくるなんてねー」

「あいつも一色のこと好きなんじゃん?」

「ありうる! ほんっとあたしさ」


 だめだ、聞きたくない。


「ああいうぶりっ子、この世で一番嫌いなんだけど!」


 一色に告白すると話していた女子は、はっきりそう言った。まわりの取り巻きも爆笑しながら頷いている。


「顔だってそんな可愛くないし?」

「ヲタ受けだよね」

「そんであのぶりっ子はむかつくし?」

「そうそう」

「坂上もなんであんな女と仲良しなんだろねー」


 突然、自分の名前が出てきてびくっとする。どうやら私が近くにいることにはまるで気付いていならしい。ちなみに、中野、というのは水月の名字だ。私以外で水月と呼ぶ人は確かに聞いたことがなかったけれど、まさか呼び捨てにされているなんて。

 いやいや、そんなことより水月のことを悪く言われたことに無性に腹が立った。

 水月が可愛くなかったたお前らなんてもっとやばいと言いたいくらいだった。


「どうする? 中野が一色に告白したら」

「そりゃもうシメるよね。顔を重点的に殴る」

「キチクー」

「今からもうけん制しとく?」

「いいかも! 中野見つけに行こう。てか普段からあのぶりっ子むかつくからシメよ」

「そうだね、坂上いないときに呼び出そう」


 恐ろしい会話過ぎて、私は開いた口が塞がらなくなった。もちろん、こんな三人ほどの相手なら出来るが、彼女たちはきっと水月に仕返しするだろう。

 どっちにしろ、どう転んでも水月が危ない。

 彼女たちが通り過ぎるのを、息を殺して待ってから、急いで水月がいると思われる食堂に向かった。


 今思えば、これが間違いだったのだ。


「水月!」

「あ、麻帆ちゃん! 聞いてあのね、一色く」

「水月、告白やめたほうがいい」

「え?」


 意味が分からないという顔で水月が私を見てきた。


「どうしてそんなこと言うの?」

「それは……」

「もしかして、一色君のこと何か知ってるの?」


 いや、一色に事じゃない。一色のことを好きな女子についてだ。

 でも、言えない。


「止めたって駄目だよ、麻帆ちゃん。私は告白する」

「なんで」

「だって思いは言わないと伝わらないじゃない。それに私、振られたって別にそれはそれでいいと思ってる」


 こんなかわいい子を、振るわけないじゃない。


「水月さ、勘違い……してるよね……」

「え?」

「一色も言ってたよ。水月のこと、まとわりついててうっとおしいって」


 信じられないという顔をする水月を見て、心がとても痛んだ。


「い、いつ?」

「さっき。トイレ行くときすれ違ったんだよね」

「そんな……」


 今にも泣きそうな顔をする水月。ここまでくると私も意地だった。


「あーいた! おい中野!」

「!?」


 突然、後ろから声を掛けられてびくっとする。振り向くと先ほどの女子三人組が意地悪そうに笑いながらこちらを見ていた。


「あんたさー、一色のこと好きなの?」

「え?」

「好きじゃなきゃあーんな、グループ作るの妨害しないよねぇ?」


 妨害だなんて人聞きが悪い。水月はまだ状況が呑み込めずにいる。

 このままでは素直な水月のことだ、きっと素直に好きだと白状してしまう。

 そうなればこの三人にシメられる。


「はあ? 水月が一色を好き? そんなわけないでしょー」


 出来るだけ、大きな声で。そう、ちょうど食堂に入ってきた一色に聞こえるように私はそういった。


「ちょっと麻帆ちゃん!?」

「一色みたいな無愛想な奴どこがいいのっていつも言ってるし!」


 ちらっと一色のほうを見る。恐ろしいほどにこちらを睨んでる。


「てことで水月は違うから! じゃ!」


 もはやこんな状況の中、のうのうと晩御飯を食べる度胸なんてなかった。

 その後、水月は告白も出来ず、そしてそれ以来、一度も水月と会話することもなかった。

 何度か水月が話しかけようとしてくれたのもすべて無視した。水月は三人組にいじめられることはなかったが、結局一色と付き合うこともなかった。



「麻帆、電話。水月ちゃんから」

「は!?」


 水月から電話があったのは、母がアイドル論を繰り広げた翌日のことだった。


「なんで水月が……いないっていって」

「だめよー。いるって言っちゃったもん」

「お母さん!」

「いいじゃない。アイドルと会話できるんだもの」

「そういうことじゃないでしょ!」


 母は半ば強引に私に受話器を握らせる。さっさと終わらせようと考えながら耳に受話器を当てた。


「もしもし」

「久しぶりだね、麻帆ちゃん」

「何か用?」

「今日、八時から生放送があるから見てほしいなって」

「なんで私が?」

「麻帆ちゃんが見てくれないと、意味がないから」

「見ないよ絶対」

「お願い、見てほしい。あ、マネージャーだ。じゃ」


 急いで電話を切られてしまう。横で盗み聞きしていた母が早速新聞を持ってきて番組をチェックしだす。


「あら、これね。アイドル水月テレビで初恋エピソードを告白!」

「やだ見ないからね!」

「なんでよ、麻帆にも関係あるからわざわざ言ってくれたんじゃないの?」

「ないよ! あるわけない!」


 ついに恐れていた事態が起きてしまった。水月は、あの時の話をするつもりだ。

 見ている人が見たら、告白の邪魔をしたのが私だと分かってしまう。

 今の時代SNSだの何だのと言ってすぐに広まるだろう。

 怖い…怖すぎる。


 結局、部屋にこもっていたところを母に引きずられてリビングのソファに座って、水月が出る番組を見ることになってしまった。


「水月ちゃん、中学時代の初恋って?」

「えっと、今まで話したことなかったんですけどー」


 観覧席からは悲痛な声がちらほら聞こえてくる。

 水月のファンだろう。


「叶わなかったんですけど、でも良かったって思えたんです」

「何で何で?」


 バラエティタレントが食いついてくる。


「この失恋がきっかけで、私はアイドルになろうと思ったんです。そして実際こうしてアイドルになって、いろんな人に応援してもらえて幸せです」


 相変わらず百点満点のコメントをする水月。気付けば母は若干口が開いたままテレビにくぎ付けになっていた。


「でも、ずっと心に残っていることがあって……。失恋以降、大好きな親友と気まずくなっちゃって。告白しようとしたとき、親友に邪魔されたんですよね。それで失敗しちゃって。当時は親友に裏切られた気がして本当に悲しかったです。直前まで応援してくれたのに何で!? って」


 間違いなく私のことだった。過去の記憶が蘇り、私の心の中には罪悪感が広がっていく。ごめんなさい、そう謝っても許されない罪。水月を、私は傷つけた。


「そこから卒業まで一言も話さなかったんですよ、親友と。私も意地張ってるし、あっちも気まずそうだし。でも、高校に上がってから真実を知ったんです」

「え……」


 相変わらず水月は笑顔のままだった。

そういえば、テレビに出ている水月はいつも笑顔だったと思う。

私は、次に水月が何を言うのか、全く予想が出来なかった。


「親友は、邪魔したわけじゃなかったんですよ。初恋の人っていうのがすごいモテる人で。

 ライバルもたくさんいたんです。その中には結構過激な人もいて……私を目の敵にしていた人ももちろんいたんですよね。それを親友は察知して、私がいじめられないようにとわざと邪魔してたみたいです」


 水月の言葉に、私は驚きすぎて開いた口が塞がらなかった。

 邪魔した私の過ちを暴露しだすと思っていた。いつか水月からあの時の仕返しをされると思って怖くてたまらなかった。

 なのに。


「親友はちょっと不器用な子でした。でも誰よりも優しかった。それを、私が一番分かっていたはずなのに……ごめんなさい」


 いつも笑顔で頑張っている水月が、顔をくしゃくしゃにして泣いている。それも、私のことで、泣いている。


「テレビを利用するなんて最低だってわかってます。でも、どうしても伝えたいんです。

 麻帆ちゃん、私はもう一度、あの頃みたいにあなたと仲良くしたい。一緒に楽しいこともつらいことも共有できる、そんな親友に戻りたい!」


 水月は叫ぶようにそう言うと、顔を覆い隠してしまった。気まずい雰囲気がスタジオに流れているのがテレビ越しにも伝わってくる。


「い、一旦CMです」


 取り繕うような司会の一言で、テレビはCMに切り替わった。


「ま、麻帆ってあんたまさか……」


 母が驚いたようにこちらを向いているのが分かった。

ただし、その姿は私の目に溢れている涙ではっきりとは見えなかったけれど。

水月は、私のことを最初こそ恨んでいたものの、今でも親友だと思ってくれていた。アイドルという立場を利用するような形になってしまうのを承知でその気持ちを、私に伝えてくれた。


「み、水月……っ、ごめん、ごめんなさい……」


 もはや母親が隣にいるなんて関係なかった。水月に申し訳なくて、それでいて嬉しすぎて、ぼろぼろとこぼれる涙を止めることは出来ない。何度手で涙を拭いても、次々と溢れ出していた。



 あの生放送の結果からいうと、水月が初めて涙を見せたという事で評価は上々らしかった。いつものキメ顔とは程遠い泣き顔ではあったが、水月が感情をむき出しにしているのを見て、従来のファンはもちろん、さほど興味がなかったような人たちまで心をつかまされたらしい。


「麻帆ちゃん」

「水月、おまたせ」

「遅いよー! 時間は守らないとアイドルにはなれないよ?」

「いや、なる気なんてないよ」

「えー? 楽しいよ、アイドル!」


 生放送の翌日、私は水月の家に電話をしてあの時のこと、そして生放送を見たこと、私も水月と親友でい続けたいこと、すべてを話した。仕事で疲れているはずの水月は、そんな長ったらしく、そして泣きじゃくって上手く言えてない私の言葉を一生懸命聞いてくれた。


「次に私が好きな人できたら、協力してくれる?」

「もちろん!」

「ライバルがたくさんいても?」

「もちろん。でも今の水月は最強だからきっといじめられないよ」

「そうかなぁ? あ、麻帆ちゃんも好きな人が出来たら教えてね」

「うん」


 相変わらずテレビで見る水月は完ぺきなアイドルだ。

 でも、それだけ売れても、水月の中身は中学時代から変わっていない。

 優しくて、それでいて芯が強い水月のままだ。

 私は、水月の親友でいられて本当に幸せだと思う。

 これからもずっと、水月と親友でい続けたい。

 


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