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臆病者  作者: るか
1/1

*君と出逢った午後03;30



 ドンっ!!

 思いっきりぶつかった。固い固いなにかに。

「どこ見てほっつき歩いてんだよ!!いってぇな」

 えぇええー!!ぶつかったのよりによってこんな怖い人!?

「す、すすすすみません!!!」

 全力の土下座。これで許しておくんなまし~!!!

「おま…何してんだよ!何もそこまでしろとはいってねぇよ!」

「で、でも今完璧殺るぞって顔…」

「してねぇよ!ってかお前見たことない顔だな。転校生か?」

 私のこと聞いてどーするんですかぁあぁ!?

 絞殺!?生き埋め!?薬殺?!

「て…転校生です…」

「やっぱり?ってか何おびえてんだよ!?もう気にしてないから気にすんなって」

 この男、頭なでてるけど…??

「これはなんという儀式ですか??」

「っぷ!!おまっ儀式って…お前ほんとに疎いな!!」

「はい。私そのような儀式とか疎いもので」

 おなかを押さえているこの男。何か悪いものでも食べたのかな。

「ふっ…お前気に入った!!名前は?」

「神埼ちはる…です」

「よし、俺様が職員室まで連れてってやる。感謝しろ」

 様って…この人王様かなにかなんだ!

 それにしては品のないしゃべり方…

「貴族か何かですか??あなたはいったいどこの国の王子様ですか??」

「…しゃべるな、ちはる。腹筋が崩壊する。」

「あ、はい…??」

 わけがわからない。きっと宇宙人の王子様なのね

「ちはる、ここが職員室。校長に会ってこい。」

「おっと、これはビックリだ!!学校のプリンスが職員室になにか用かい?」

 だれ??この人。なんか宇宙人に似てる気がする…??

 宇宙人とは違ってきちんとしてる感じ。

「兄さん、その呼び方やめろって言ってるだろ。転校生が困ってたから連れてきてやっただけだよ」

 あ、やっぱり兄弟か。って宇宙人の兄弟ってろくな人じゃないはず!!

「ああ、神崎さん。はじめまして。今日から担任の相沢準です。よろしくね。」

「よろしくです」

 あ、なんかふつうみたい。




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