飼い慣らされた犯罪
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:(仮)飼い慣らされた犯罪
▼登場人物
●音無英子:女性。27歳。美人。独身OL。
●飛田ヒカル:男性。27歳。英子の友達。イケメン。実は英子が片想いしていた。
●小栗俊介:男性。29歳。警察官。ヒカルの先輩。
●鮫沼紘一:男性。31歳。ストーカーや窃盗の常習犯で前科者。以前に小栗に検挙され、その後は小栗に飼い慣らされていた(報酬金を与えられる形で)。
▼場所設定
●英子の自宅:都内の一般的なアパートのイメージで。
●街中:公園横の道や工場横の道など一般的なイメージでOKです。
●廃屋工場:文字通りの廃屋工場のイメージでお願いします。
NAは音無英子でよろしくお願い致します。
(イントロ+メインシナリオ+解説:ト書き・記号含む=3384字)
イントロ〜
皆さんこんにちは。
ところで皆さんは事件に遭遇した事がありますか?
まぁ事件と言ってもいろいろありますが、
少しミステリアスで複雑な事件…となれば
そうは出くわす事もないでしょうか。
しかしもしそんな事件に見舞われてしまったら?
今回はある事件が発端となり、
そこから更に迷宮入りになりかけた
奇妙な意味怖エピソードをお届けしましょう。
メインシナリオ〜
私の名前は音無英子。
今年27歳になる独身OL。
この歳になってこんな事を言うのもなんだが、
私は結構モテる女のようだった。
でもモテるというのは期待した実りだけでなく
雑草も生えてきて、
それに対応しなければならない事もある。
ト書き〈夜道を逃げる〉
英子「ハァハァ、もう何なのよアイツ!」
私は仕事帰りのある夜に、いつも通っていた
公園横の道でいきなり男に追いかけられて、
そのまま自宅へ逃げ帰った事がある。
こういう事が雑草なのだ。
ちょっとでも可愛い・綺麗なんて言われる女性の誰もが、
1度や2度、こんな経験をした事があるのだろう。
(アパートの窓から覗く)
英子「ま、まだいる…」
ニット帽をかぶってサングラスをかけ、
黒いコートに身を包んでいたから
男がどこの誰なのかはもちろん分からず、
その素顔を見る事さえ出来なかった。
ト書き〈翌日〉
そして翌日。
ヒカル「えぇ、マジかそれ?!」
英子「そうなのよ!もうほんと恐怖でしかないわ!」
私は早速、男友達のヒカル君に電話をかけ、
昨日あった事をそのまま伝えた。
とにかく早く問題解決したい。
あの変質者を撃退してほしい。
そんな思い1つにあったのもあり、
警察にもちゃんと言っておこうという事になった。
ヒカル「分かった!あ、お前も知ってると思うけどさ、ほらオレ警察に知り合い居るからその人にも言っとくよ」
英子「お願い!」
私は直接、面識はなかったが、
確かにヒカル君には警察官の友達がいた。
(別日)
小栗「初めまして、小栗と言います」
英子「あ、どうもお願いします」
彼の名前は小栗さんと言い、
ヒカル君の高校の時の2年先輩だったらしい。
小栗さんは若いながらかなり手柄を立てており、
これまでにもストーカー犯罪や窃盗犯などを
軒並み検挙して、その腕は周りの警察の人達からも
かなり認められていた。
ヒカル「小栗君が味方に付いてくれてりゃ心配ないよ!絶対犯人捕まえてくれると思うし!ね?小栗君♪」
小栗「いやぁハハ、まぁ全力で犯人を追ってみるよ」
英子「お、お願いします♪」
とっても親切で朗らかな人。
ヒカル君と小栗さんが私を守ってくれる事になったので、
私は少し安心していた。
何かあればすぐ2人に連絡しよう…
そう思いつつ、また新たな気分で生活していく。
ト書き〈また事件〉
それから数日後。
鮫沼「待ぁてぇ〜!」
英子「きゃああ!」
また私は会社帰り、闇の中から急に現れた男に追いかけられ、
必死に逃げていた。
でも暫くすると男は急にどこかへ行った。
少し不思議に思いつつもやっぱり私は怖かったので、
ちょっと遅い時間だったがヒカル君に電話した。
ヒカル「ふぁい…?なんだ英子か。どうした?」
私は今起きた事を全部伝え、
1人でアパートに戻るのも怖かったから
「少しの間だけでもヒカル君のアパートに行って良い?」
と聞いてしまった。
ヒカル「えぇ?!今から?…オレもう寝てんだけど」
英子「お願いよ!ちょっと気分が落ち着くまで」
仕方がないと言った感じでヒカル君はOKしてくれた。
ト書き〈ヒカルのアパート〉
ヒカル「ふぁ〜眠て…。はい、コーヒー」
英子「ありがと。ごめんね、こんな遅い時間。あ、これオレンジコーヒー?」
オレンジコーヒーは私の大好物だった。
そのコーヒーを飲んだのもあり、
私は幾分か気分も落ち着いた。
そして暫くしてから私は自分のアパートへ戻った。
ト書き〈第3の事件〉
そして悲劇はやってきた。
私は会社を出る時、ヒカル君と電話していた。
帰り道に2度も襲われたのもあり、
少し怖かったから気分を紛らわそうとも思って。
で、いつもの道を通って帰ろうとした時…
ヒカル「道、変えたほうが良いぜ?」
とヒカル君が言ってくれたので、
この辺の道にちょっと詳しいヒカル君に従う形で、
別の道を通って帰る事にした。
英子「なるほど。これならそんなに遠回りしないで済むし、道も広いからちょっと安心かも♪」
そう思い、電話を切った私は歩いて行った。
でもちょっと気になったのは、
周りに工場や店なんかはあるのだが、
工場は廃屋ばかりで、店もやってない所がほとんど。
英子「これじゃあの道とあんまり変わらないかも…」
そう思っていた直後…
英子「キャア!!」
鮫沼「つーかまえた♪」
物陰から出てきた男はナイフを持っており、
それで脅して私を工場の廃屋まで連れ込んだ。
英子「や…やめて…」
本当に殺される…その恐怖が私の心の中を渦巻いて、
もう生きた心地がしない。
でも間違いない。
これまでに2度、私を襲ってきたあの男だ。
その雰囲気や気配から私は直感でそう感じた。
男は軍手をはめて、しっかりナイフを握っている。
そして私を床に座らせ、
自分はそこにあった椅子に座った時…
バァン!バァン!
銃声がして、目の前に居たその男は
椅子から崩れ落ちるようにして床に横たえた。
英子「…!」
私はもう無言。
何が起きているのかよく分からなかった。
でも段々冷静になっていった時、
目の前で死んだその男を見て…
英子「な、何も殺さなくても…」
そう思った。
そこへやって来てくれたのはヒカル君と小栗さん。
「私を助けに来てくれたんだ…!」
パニックだったから、一瞬そう思った。
でも不可解。
不可解ながらに見ていると、
2人は私の目の前で事故処理をし始めた。
そのあと私はもうボロボロ。
そしてヒカル君は軍手をはめ、
さっきまで男が持っていたナイフを握りしめた。
ト書き〈後日に分かった真相〉
私を襲った男の名前は鮫沼と言ったらしい。
鮫沼の銀行口座には、
日を少し分けて50万円ずつ振り込まれていた。
解説〜
ストーカーに狙われていた英子は、
友達のヒカルとその先輩の警察官・小栗に助けを求めました。
ですが、助けようとする目立った行為はなく、
その後も英子はストーカーに襲われていました。
そう、実は3人はグルだったのです。
小栗は警察官ながら、検挙した鮫沼を手懐けていました。
そして小栗は自分の権力を生かす上、
犯罪に身を染めながら良い思いをさせるのをエサに
ヒカルもその犯罪の片棒を担ぐよう仕向けていたのです。
つまり主犯は小栗。
日頃から鮫沼に英子を襲わせ、
ある程度恐怖を植え付けた後、
まずヒカルに頼らせようとしました。
まぁこの点は普段から英子は、ヒカルとそれなりに仲が良く、
何か悩み事があればすぐ相談する仲にあったのでしょう。
その信頼を利用した上での計画。
あの夜、ヒカルのアパートへ行った時、
急な来訪にも関わらず英子の好物だった
オレンジコーヒーを用意していたのも
「きっと自分の所に来るだろう」
そう予測した上での事。
そしてわざわざ英子に違う道を教えて
帰らせたのにも関わらず、そこに待ってましたかのように
鮫沼が現れるというのも不可解な話。
つまりその道を通るのを知っていたから
鮫沼はそこで待っていた訳です。
もちろんそれを教えたのはヒカル。
そしてそうしろと後ろで糸を引いていたのが小栗。
廃屋工場を選んだ理由は、
実際そこで英子が鮫沼に襲われ、
それを阻止する形で自分達が飛び込んできた…
という状況を作り出す為。
「事後処理」というのは2人で英子を襲う事。
だからその後の英子はボロボロの姿に。
ヒカルが軍手をはめてナイフを持った理由は、
英子を襲って殺害したその罪を、全て鮫沼に押し付ける為。
その軍手もナイフも鮫沼が持っていた物です。
2人の計画通りなら、英子はもう生きていませんよね。
鮫沼の銀行口座に振り込まれていたお金、合わせて100万円は、
小栗とヒカルが鮫沼に渡した報酬金。
つまり英子を襲ったその1回ごとに
礼金としてお金が振り込まれていた訳です。
いわゆる完全犯罪を狙った2人の計画ですが、
やはり杜撰な所はちらほらあります。
鮫沼と英子の死亡時刻のズレ。
襲った後の英子の体に残されたDNA鑑定。
たったこの2つを検証すれば、
2人の計画犯罪は脆くも崩れ去る事でしょう。
そう、もう1つの意味怖のポイントは、
欲望に目がくらんだ人間の行動です。
少なくともヒカルが英子の本心に気づき、
その気持ちを大事にしていれば、
まず今回の事件は起きなかったかもしれません。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬




