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【プロットタイプ】動かざること山の如し

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

そういう人が好きなんですよ。

私の事で一喜一憂しない人。

不安になられると此方も不安になるからね。

丁寧さや繊細さに欠けた性格をしているので、面倒事やまどろっこしい事が嫌いである。言いたいことも、して欲しい事も、全て口に出して欲しい。察して欲しいがそもそも嫌いなのだ。

だからこそこそ、瑠衣を選んだ事もある意味必然である。


人に比べてストライクゾーンが広い。だから気が多い事は自覚している。瑠衣と街に繰り出した際にも、道行く人に目移りして、『綺麗だった』、『可愛かった』、『格好良かった』等々、口に出す事も多い。それでも瑠衣は対して気にした様子もなく、何時もの涼し気な瞳で合図をするか、適当に相槌を打つだけだった。

今も擦れ違った美男美女のカップルを目で追い、其れを見ていた瑠衣から淡々と指摘を受けた。

「お前は気が多いな」

「やだ〜嫉妬した〜?」

「いや別に。脳内処理が疲れそうだと思っただけだ」

顔を見ていれば分かる。『興味が無い』、擦れ違っただけでは人間性を理解出来ず、それ故に自分のお眼鏡に適うかも分からない。だから認識するに値しないと思っている。

そこに『嫉妬』などという巨大で激しい感情はなく、ただ無機物を見るような冷たさがあった。

「私は確かに人の数倍は気が多いけど、付き合うならって好みも勿論あるよ」

性格は非常にズボラである。諭羅の様に感情の機敏を素早く読み取る為には、ある程度相手の人格を頭に入れて計算をしないといけないし、デリカシーのない言葉を吐くことも多い。

だからこそ。

「私の事で一喜一憂しない人が好き」

しっとりとした低めの声が出た。其れは今まで興味を失っていた巨大猫の興味を惹くには十分過ぎた様だった。

事、思いの他、自分の中では真面目に聞いて欲しい話であったらしい。

「連絡が遅れたぐらいで不安になったり、諭羅と二人きりで遊びに行っても浮気を疑わなかったり、私の動向をSNSで監視しようとしないところ」

相手がブチ切れて、その理由を推測する事は出来ても、本当の意味で理解する事は出来ない。長文で回りくどい言い方をされても分からない。『怒ってない』と言われたら其れを真に受けるし、『何もしなくて良い』と言われたら何もしない。

「私の言動一つで一喜一憂も、怒りもしない人が好き。相手のその感情をコピって、精神的に不安になりたくない。ああいうの嫌い」

精神的に疲れるだけだ。だから瑠衣の前では言いたいことは全て言うし、したいようにする。それで許してくれると思っている。

「監視だけは度を越してないか?」

「瑠衣たぁん、そこは諭羅と二人きりで出掛けるところから、警戒をするところだよ」

「諭羅と浮気だけは百ない。まだ信憑性のある方に目を向けるのは当然だろう」

瑠衣のこういうところが好き。怒っても声を荒あげないところ。私が耐えられる程の、身体的罰であるところ。ズボラでも許してくれる。

私が何をしても、何を言っても、不動な人が好きで。

あんまり自分の事で一喜一憂しないで欲しいんですよ。

此方も不安になるし、疲れるから。

『信用されてないんだな。まぁ自覚はあるし、私も貴方のこと信用してないけど』

と真顔で言い放ってしまうから。


だから悪気なく言ったことにブチ切れて、『怒ってないから!!』と察して欲しいと言われる事は勿論嫌。

なんで此方ばかり気を遣わなきゃいけないんだ。


行動全てを監視されるのも嫌。嫉妬されるの面倒臭い。

ゴリゴリの成人向けをシラフで読むので、スマホ見て欲しくない。


だから自分の事で一喜一憂しない人が好き。

そこまで私に激しい興味を持って欲しくない。

メンタル粉砕していても、『はいはい。辛いのね』と何時も通りの声で言ってくれる人が良い。


※恋愛が圧倒的に向いてない人間の物言いだな。

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