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雪梛の一閃  作者: 雪梛
魔王討伐編
61/145

多次元の詳細

疲れていた世無離を部屋に投げ込んでから雪梛と香澄は自宅へ帰った。



「そういえば初雪はどうかしら?インフレの進んでいるこの世界に復帰できればいいのだけれども」



全く鍛錬の様子を描写されない初雪の心配をしているようだ。



「大丈夫でしょ。忘れているけど結構加護持っているし。まあ世無離戦も悪くなさそうだったしね」



実際結構いい動きをしていたようだ。



「それはそうとさっきのあの技はなんなのかしら?急に物体が消え去って意味わからなかったのだけれども」


「それは確かにそうだね。ちょっと分析して解析でもしようかな」



どうやら雪梛にも原理はわかっていないらしい。


香澄はストレッチをしながら体の調子を調整しているようだ。



「あのダンジョンは楽しかったね。久しぶりの連携もできたし」


「そうね。あの荒れていた時代以来ね。いつかあんな感じの世界にも行ってみたいわね」



犠牲となった朝月はもうすでにこの世界からはいなくなっていた。



「ここからはどうしようかしら。初雪が帰ってくるまで私たちはあまり進展させられないわよ」


「確かにそうだね。主人公がいないのに進んでいったら主人公がいらなくなっちゃうからね。とはいえここから世無離と戦い続けたら一生差が縮まらないから難しいところだよね。刀でも打つ?」



急な提案に香澄は一考を挟んだが頷いてくれた。



「確かにいいわね。今後繋がるし何より刀について詳しくしてるいい機会じゃない。早速やりましょう」



雪梛は香澄がそういうとわかっていたので亜空間を開いた。


中に入ると極限向上がいた。



「あら、分析はどこかしら?」


(ずっとみてないね。もしかしたらもっと後で会えるのかもね)



極限向上は椅子に座っていた。



(そういえば何をしにきたの?戦い目的だったらこの世界に香澄は入ってこれないはずなんだけど)


「ちょっと刀を打ちたいと思ってきたんだよ。できそう?」



極限向上は考え始めた。



「うーんそうだね。無理」


「やっぱりそうだよね。まあいいや。そしたらちょっと考察に付き合ってよ」



当初の予定であった刀の作製は不可であったが先程の考察について助力を求めるようだ。



(話の状況から察するのさっきの多次元シリーズかな?)



どうやら知っていたようだ。



「そうそれよ。なんかこの子がやった瞬間に世無離の闇が消えちゃったのよ」



極限向上は考え始めた。



(そしたら詳しいところはまだ私もわからないけど考察だけだったらいいよ)



どうやら本当に謎な現象のようだ。



「それでもいいよ。そしたらお願いね」


(わかったよ。そしたらまずは多次元シリーズのライトムーンについての解説が必要だからそっちからするね。まずライトムーンには使用条件があってそれが桜吹雪を待っていて夜のように暗い空間であることだね。別に暗くなくてもやろうと思えばできちゃうんだけど暗闇の中で自分の桜吹雪が光っていたら最高にかっこいいじゃん。まあそんな理由。次は性質だね。まあ多次元シリーズの性質というか威力の出し方は同じなんだけど対となる性質のものに当てることだね。今回は暗闇で黒光りするから闇と仮定して光を置いてみたんだよね。いつもだったらライトミクスアイスの氷と炎になっているでしょ。対となったものをぶつけ合うことで普段では得られない威力を出せるというわけだね。問題はここからだよね。本来であれば高エネルギー爆発が発生してそのままほとんどを破壊するというお馴染みのやつが見られるわけだが今回は違った。違ったということはなんらかの差異があったということがまずは考えられるね。まあ一番わかりやすいのが同系統の世無離の闇だね。ここでこの闇が原因だと考えると起こりうる事象はまあ簡単だね。雪梛の光に先にぶつかって出力違いによる不発だね。でもこの考察はほぼ絶対と言ってもいいほどにあり得ない事象だね。なぜなら潜在能力を解放している私があんな単純な計算をミスったということになるからね。そうすると別の原因があるはずだね。今回のイレギュラーはまあ単純に光と闇。そうすると氷と炎で起こっていたようなエネルギー爆発が必ずしも起きるとはいえない。これが私の考察の最有力候補なんだけど光と闇が同程度の出力で合わさったに付近の粒子の統合を乱すのではないかというものだね。こう考えると上手く繋がるんだよ。なぜこの現象が起こるのかは一旦置いておいて。あの多次元シリーズで犠牲となったのは世無離の闇でその他大地や人物にはなんの影響もなかった。つまり人工的に作られた粒子の組みが甘くなってしまう氷、炎、雷、風、闇、光などは影響を確実に受けるということだね。そして人工的ではなく自然的に作られたものならば組みが強く影響は受けないというふうに捉えられる。まあこのぐらいが今の私の考察だよ。雪梛ならもう少し考えてみれば答えがでるでしょ?)



かなり有力な情報が得られたようだ。



「ありがとね。あとはこっちで考察をやりきっとくね」



雪梛と香澄は亜空間を開いて帰っていった。



「結構面白かったわね。貴方はもうわかったのかしら?」


「だいたいね。一応理解できるぐらいの範囲で結論がでたよ」



雪梛はそういうと近くにあった椅子に座った。



「ほとんど極限向上が解説してくれたけど光と闇でなぜ粒子のの統合性が乱れるのかが謎だったよね。ここで性質について仮定を立てるとしようか。光は粒子の生成、そして闇は粒子の消滅だね。より細かくいうなら波長を個別にしていくのが光で一つにしているのが闇だね。この二つが同程度の出力でぶつかった時に起こる事象は光の性質が闇によって誤作動を起こすだね。なぜこのようなことが起きるのかというと毎時別の波長を出し続けている光が闇によって同じ波長を一時的に出さざるを得なくなる。その瞬間に周囲の物に同一波長を与えてしまい統合性が乱されるというわけだね。そしてこの波長の同一化現象はあまり深刻な物ではない。その理由は人体や自然的に作られた物質に対しては効果がないから。まあこのぐらいだね。今回で光と闇の性質が把握できたからこれらを使えば多分面白いことができるよ。何かわかるかな?」



雪梛に聞かれた香澄は少し考えているようだ。



「そうね…光が波長をだしていてそれが大元となって作られているのであればシンプルに体力消費を抑えた魔法や呪文が使用可能になるわね。組み合わせ次第で面白そうだわ」



予想通りの回答を聞けて雪梛は満足したようだ。



「あともう一つ聞きたいわ。貴方のマイゾーンシリーズは結構色々な名前がついているのだけれども具体的な違いとかってあるのかしら?」


「明確にこれっていうのがあるわけじゃないんだけど一閃が一番伸びる技で冷撃、月光はまあ特殊技みたいな感じかな。あとは汎用性の高いショートマイゾーンとかまあその場の雰囲気とまでは言わないけど威力、特性が変わってきたり使用用途が変わったら名前を分けるみたいな感じだよ」



どうやらその辺はあまり細かにしないらしい。


雪梛は立ち上がってお湯を沸かしにいった。


香澄は粉末ココアを取ってから雪梛の方へと向かっていった。



「ここから結構暇になりそうね。あと何個かの技解説でも挟んで初雪を待とうかしら?」


「まあ確かにそれぐらいしかないからね。あとは光を使った実験かな」



すでにカップに準備してあったので雪梛は二人分の熱々のお湯を注ぎ込んだ。


出来上がったものを部屋まで持っていって二人はとりあえず座った。



「そういえば貴方の自転車をここ最近見ていないわね。亜空間にでもしまっているのかしら?」


「そうだよ。何者も近づけないように特殊な亜空間にしまってあるしまれに整備をちゃんとしているよ」



どうやらいまだに自転車趣味は続いているらしい。



「いいわよね。結構運動になるし。まあこんな世界じゃ危なっかしくて乗りたくないのだけれども」



もし雪梛が自分のチャリを破損させられたらここら一帯がさらちになりかねない。


なので乗れないこの状況はある意味世界にとっては幸運なのだろうか。


そんな感じの雑談をしてとりあえずこの日は終わったようだ。






アイシクルブレードで簡易呪文を受けつつも戦況を確認した。


現状はダメージがそれなりで精霊はまだいけそうな感じだ。


一方の相手の方はかなりの勢いで簡易呪文を使っているにも関わらずさらに脳内詠唱をする余裕すらあるようだ。



「一度簡易を破壊して仕掛けますよ。ここで大型を使われては負けてしまいます」



精霊に言われて初雪は全簡易呪文の位置と特性を把握して一気に相殺をした瞬間に精霊に冷気を送り込みつつ自身も詠唱して攻撃をした。



「凍れ。アイシクル」



初雪が詠唱をするとかなりの広範囲の冷気の塊が幼姫に放たれた。


そしてその冷気の中から精霊が出てきて不意打ち的に狙っていった。



(やっぱりね)



幼姫は精霊からの奇襲を高密度の薄い氷で防ぎつつ炎の呪文で冷気を緩和させて無効化させた。



(悪くはないと思うよ。攻撃をしながらも奇襲をしてくるという発想は。でも他が少し残念かな。さっきの簡易呪文相殺時とかはギリギリダメージを受けない程度にしてあげればもっと早くそして効率的に脱出ができたし精霊に遠距離のそれなりの呪文をうたせた瞬間にさっきの奇襲をしていればもっとうまい具合にいけたと思うしね)



初雪は幼姫からのアドバイスをしっかりと聞き取っていた。



「一ついいかな?」



初雪は気になったのできくことにした。



(なんでも聞いていいよ)


「そしたら30分でこんなにも差が出るものなの?こっちは精霊まで手伝ってもらっているのに」



シンプルに鍛錬の加護とはいえなぜここまでの差が出るのか気になったようだ。



(それなら答えは簡単だよ。実際に身体能力的にはそこまで差はないはずだよ。そしたらどこで差がつくのか。一つ一つの効率だね。さっき言ったような無駄とされる部分が多いか少ないか。それだけの話だよ)



それを聞いて初雪は納得したようだ。



「そしたらその効率的な動きについて教えてもらえるかな?」



(ようやく言ってくれたね。じゃあ実戦で見せるから適当な呪文をうってきて。あとはそれのうちあい)



初雪は試しに氷の簡易呪文を幼姫に放った。


幼姫はかなり出力の低い炎を使って勢いや大きさを小さくした後に体術回避をした。


要は呪文を使うと体力が持っていかれるからそれを少なくして回避をするようだ。


二人は交互にうちあって鍛錬を開始した。

こんにちは雪梛です。

自分でも考え無しに書いていた物を文面ができて勝手ながら満足をしております。

まだ魔王討伐編は続く気がするので楽しみにしててくださいね。

ではまた次回お会いしましょう!

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