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雪梛の一閃  作者: 雪梛
原初編
12/145

作者なんか強くないか?

「いよいよわたしたちだけとなったわね」


「まあ元よりそうなると思っていたでしょ」



特に何も感じていないかのように二人は話している。



「みんな案外ええ動きしとるなぁ。それで香澄かな次は」


「ええ、その通りよ。あなたの無双伝説もここで終わらせてあげるわ」



香澄はいつも通りにセットしながら臨戦態勢と入った。



「なんやその変な伝説は。まあこの世界最強格ばっか倒しているからあながち間違いちゃうかもね」


「御託はいいからはやくしなさい。どうせわたしも亜空間行きだろうけど」


「やけに消極的やないか。そこはあなたを亜空間に飛ばしてあげるわぐらい言ってくれないとなぁ」



少々気配が薄くなったてんちょうが立っていた。



「何かしらその人格は。それに喋り方が変わってないわよ」


「いやこの人格でええんや。この人格はコンセントレムっていってな、まあ集中力とレム睡眠状態による無意識下の行動の最適化を混ぜている人格や」


「他人格じゃなくていいのかしら?混ぜるよりも単推しのほうがいいと思うんだけれど」  


「まあやってみれば分かるよ」



てんちょうは刀を抜刀して中段構えで準備万端のようだ。



「まあいいわ。じゃあ最初から…飛ばさせてもらうわよ」



香澄は銃をフルに切り替え演算を完了させて発砲し始めた。





『ブレイクショット』





「演算がばりはよーなっとるな。もしかして覚醒中?」


「知ったこっちゃないわよ」



てんちょうは会話しつつキーを瞬時に見つけて弾き落とした。



「甘いなって言ってもまだまだ序の口やろ?さあどんどんきーや」


「あらいいのかしら。じゃあ遠慮なく」



香澄はセミに切り替えた銃で接近しながら撃っていき銃をホルスターにしまって反射で殴りかかった。



「ええ動きや。今までの対戦相手とは比べものにならんほどな。でもちょっと足りんな」



てんちょうは最小限の最効率的な動きで避けて反射の殴りを逆方向反射で相殺して片足を軸にして回転して背後から切り掛かった。


香澄は背後からくる刀に焦らず更に前に反射を使って強引に避けた。



「背は向けん方がええよー」



呑気にそんなことを言いながらてんちょうは速撃を使用して一気に切り掛かった。


超速で迫る刀を香澄は手刀で受け流しを使用して最小限ダメージに抑えて攻撃後の隙をつくかのように一発お見舞いした。



「やるやん」



てんちょうは流された勢いのままうまい具合に調整して弾を斬った。



「あらいい動きするじゃない。正直今の解放率であなたの本気が見れないのが心底残念だわ」


「最後の人格を言っとるんかな?でも正直に言おう。期待以上だ。現状でここまでこれていればいいだろうと言ったところだ。こんなことを言っているがわたしも案外余裕とちゃうんよ」



てんちょうは肩をすくめながらいった。



「どこまでが本当なのかしらね」



香澄は銃を取り出しフルに切り替え演算を始めた。



「面白そうな事しよーとしとんな。ええよこいよ」



少々危ないネタを言いながらてんちょうは刀を構え直した。



「いくわ」



そう呟いて香澄はてんちょうに接近しながら演算された軌道に弾を撃ち始めた。



「ムーブコースターよあなたに見切れるかしら」



香澄は自身が動きながら銃弾の包囲網を組むことによって更に緻密な計算を相手に要求させつつ途中からの弾も追加して計算のリセットもかけて相手にも撃つことによる妨害を完成させたのだ。



「これは素晴らしいな。これほど精密な技は見たことがないよ。しかしこればっかりは残念だったな。相手が悪かった」



香澄はてんちょうに弾同士が干渉しないように2、3発撃っている。



シャ



「!?」



香澄は驚きのあまり止まってしまった。


ここまで演算された包囲網を最も容易くキーを見つけ出しサブキーすらも全部切られてしまったのだ。



「どう言うカラクリよ」


「それは雪梛に聞いてくれや。もう完全に分析も終わっとるんやろ」



てんちょうの言葉で香澄は雪梛の方を見た。



「立体的視認だね。視界内の動的物の進行予測方向を線のようなもので立体的に視認可能にしてその線から逃れられるように行動を取るっていうのがこの技のせこいとこだね。だからどんなに緻密な計算を組んだとしてもこいつの前じゃ無意味に近いってことだね」



雪梛はさも当たり前のことのようにスラスラと説明した。



「雪梛、あなたは一体なんなのかしら?」


「人のまま人外を超越した極限向上の雪梛だよ」



香澄は呆れて銃をホルスターにしまった。



「もういいわ。わたしはこの試合を放棄するわ。でもあなたと雪梛の試合をみしてちょうだい」



てんちょうは少し考えてから答えた。



「どうしてもここじゃなきゃダメなんか?もしそうなら香澄の音信号を受け取る機関を一旦無効にしないといけないんやが」


「それで構わないわ」



当たり前かのように香澄は即答だった。



「じゃあここからは音聞こえへんからな」



てんちょうがそう言うと香澄から聴力が失われた。



「なんでいったん音を聞こえなくさせたの?」


「そりゃ秘密話ってことよ」



てんちょうは冗談めかしていった。



「まあ聞きたいことはわかるよ。なんでわたしがこんなに色んなことを知っているかでしょ?」


「ああそうや。そもそも開示していない情報を知っているってだけでもおかしいのに考察不可部分まで入り込んどる理由や。なぜそこまで知っとるんや?」



雪梛は少し疑問を覚えたが一旦は無視して話を進めるようだ。



「簡単な話だよ。基本的には観察からの考察で当たりを引いているってのとあとはブラフだね。つまりてんちょうのボロ待ちってこと。まあ知っていることだけしか知らないってことだよ」


「なるほどな。つまりまんまと引っかかったってわけやな。まあそこはええ。いずれバレる内容やしな。さてと本題はここからや。なあ雪梛よ。この物語を継ぐ気はないか?もし継いでくれるってんなら喜んでこいつを譲ってやるぞ」


「いいよ」



流石の即答にてんちょうはこけた。



「そんな即答でええんか?まあ引き受けてくれるんならそれに越したこっちゃないんやけど」


「まあ引き受けるデメが少ないからね。引き受ける代わりにサポートはしてもらうけどね」



なるほどとてんちょうは納得したように頷いた。



「そりゃもちろんサポートぐらいはしたるで。じゃあわたしの話はおしまいや。早速試合と行こうじゃないか」


「無論最強で来るんだよね?」


「ああもちろんや…我とやろうじゃないか」



てんちょうの雰囲気が圧倒的に変わって今までが本当にお遊びのように感じられるぐらいだった。



「名前をおしえて」


「我は、いやこいつだと似合わないな。私の名はビターだ。」


「じゃあわたしはケチャップだね」



冗談の言い合いを終えて二人は臨戦態勢へと入った。



「やっぱりナイフなんだね。原作再現?」


「いや?取り回しが非常にいいからってのと非常に手に馴染むからだ。ではこちらから行くぞ」


「どうぞお好きにー」



ビターは速撃を使用して雪梛との間合いをつめて一気に切り掛かった。



「いいね。ここ最近での初めての死合だ」



雪梛は見切りを使いビターの無駄のなく洗練された斬撃を避けていた。



「刹那モードにはならないのか?」


「最初は自力の限界を知りたいからね」



そう言うと雪梛はビターのナイフを受け流し始めた。



「これはまだお遊びという訳か。面白い。お前の限界点にわたしも興味が出てきたぞ」


「そっちも全然本気じゃないでしょ?まあ最初から本気とか面白みに欠けるからね」



2人はしゃべりながら気楽に戦っているようだ。


ビターは雪梛を真っ二つにする勢いで脳天目掛けてナイフを振り下ろした。


雪梛は両手を思いっきり振り上げて白刃どりをして逆ベクトルの力と予想外な行動による気の遅れを利用してビターからナイフをぶんどり距離をとった瞬間に鋭く投げた。


ビターは持ち手の部分を綺麗にキャッチして笑っていた。



「すごいな。あんな芸当私でもできるかわからないぞ」


「遊び程度にやっただけだよ。実戦中だと油断がないからできない代物だけどね」


「やけに謙遜するなぁ。実はまだ一回も本気で戦ったことがないんじゃないか?あの時の香澄戦でさえもね」



痛いところを突かれたはずだが雪梛は表情ひとつ変えないようだ。



「まあそうだね。声が聞こえてないから言っちゃうけどあの時は40%に満たない程度だったね。まあこの前の新人トーナメントのほうは30%程度だけどね」


「なんで本気度が下がっているんだ?普通なら成長につれて上がってくるはずだろ」


「愚問だね。そこまで頭悪くないでしょ。単純にわたしの獲得速度が速すぎただけだよ」



ビターは雪梛の二つ名を思い出してにやりと笑った。



「流石だな。極限向上の雪梛よ。まだまだ高みに上り詰めるというのか?」



雪梛は溜息をつきながら返答した。



「こんなんじゃまだまだだよ。どんなにやる気なくても本気のビターを一撃で仕留められるようにならないと」



ビターはこれを聞いて大笑いした。



「まだまだだって?あほいえ、もうすぐそこまで来ているぞ。実際香澄に本気の状態で挑んだら5秒ともたないだろ?私だってふざけていたとはいえ武器を簡単に取られたんだ。というか勝つだけならもうできるんだろ?でもこれだけは言っておこう。己は時期に敗北を味わうことになろうぞ」



それを聞いて雪梛は嬉しそうに笑った。



「一つだけいいかな?まあ答えてもらうけど。わたしに敗北をくれるのはどこにいるの」


「亜空間だ。そこにお前にとって一番待ち望んでいた者がいるぞ」


「じゃあさっさと終わらせないとね」



雪梛はいきなり刹那モードになってほぼノータイムに近いマイゾーンを放った。



ビシュ



「ちっ」



ビターは立体的視認を発動させて予測線を瞬時に出した途端に直感を無意識に使わせて逆ベクトルの防御型速撃の防撃を使ったにも関わらず浅い傷をもらった。



「さあ第二ラウンドといこうではないか」



戦闘の合図のようにビターはハンドガンを取り出して3発雪梛に撃ち込み速撃で自身も特攻を仕掛けた。


全て見た雪梛は飛んでくる弾の最初の一発をビターに投げ返して後の弾を避けた後にビターの次の行動を読んでそこに一太刀を入れた。


ビターは投げ返された弾をナイフで切り落としてから嫌な予感がするので一度距離を取りなおそうと切ったときに発生した運動エネルギーを使うためにその向きに移動した。


しかしそこに雪梛の刀が待っていたのだ。


あまりの不可解な動きにビターは切り換えそうとしたが間に合わないので刀の刃の部分にしたから銃弾を撃ち込んで更にナイフで押し切り距離を取ることに成功した。



「これは驚いたよ。まさか切れないなんてね」



さほど気にしていないように雪梛は言った。



「どんな読みの良さしているんだ本当に。そのカラクリを解かないと勝てそうにないな」


「じゃあ教えてあげるよ。その方が面白いでしょ?」



ビターは雪梛の性格を逆手に取ったがそれが吉と出た。



「簡単な話だよ。わたしも立体的視認と似たようなことをしているだけだよ。ビターが動き出した瞬間に行動可能範囲を割り出してそこを阻害した瞬間にどこが行動可能か演算しなおしてってのを繰り返しているだけだよ。まあこんなのは慣れちゃえば簡単なことなんだけどね」



つまり雪梛は相手の行動可能範囲の演算を常に続けているような状態になっている。



(最効率はしているだろうけど脳が焼き切れないのはなぜなんだ?)



ビターは沼りそうな思考を停止させて集中力を高めて存在感を少し薄くし正真正銘の本気モードとなった。



「わざわざ解説をありがとう。おかげで攻略困難が極まったがな。まあそこはいい。ここからが…本気モードだ」


「なるほどね。コンセントレムを使ってくると来たか。さらにはミュージックのハイテンションに三人称の最強時代を持ってきたって訳だね。まあこれは完全にてんちょうのデバイスにハッキングをかけてアクセスした内容だけどね」



ビターはナイフをしまって速撃を自分に撃って衝撃保留をして速撃の構えをとった。



「フルブレイクだ。こいつを受けれるかな」


「問題ないよ。無に返してあげる」



先ほどのほむのセリフをパクりながら雪梛はいつもの脱力の構えをとったと思ったが今回は重心を重視していた。


ビターは冷や汗をかきながらも自分の勘違いを信じて保留していたパワーを足から地面に流した瞬間に爆発的速度で速撃を放ちながら雪梛に向かった。



ドカーン



「うそだ…ろ…」



攻撃したビターは超速で骨を折られながら吹っ飛ばされた。



「まあこういう結果は予測済みなんじゃないの?実際冷や汗も出ていたしさ」



雪梛はフルブレイクの拳が左半身に触れる瞬間に同速回転で力を吸収してビターに爆速の蹴りを入れて蹴りの反動を衝撃透過で無効化したのだ。



「あーいったん回復させてもらうで」



ビターはコンセントレムを解除してその人格に骨折というダメージを持って行かせた。



「どうするんだ?このままじゃ雪梛の圧勝でおしまいってなっちゃって亜空間編がなくなってしまうぞ」


「でもわたしには関係ないんだけどね。まあ今回はいいよ。ここまでやったのは久しぶりだからね」



雪梛は案外すんなり引いてくれるようだ。



「そういえば今回はてんちょうとの再戦じゃなくてトーナメントにするんでしょ?もうそんなの面倒だからわたしが全員斬り殺しててんちょうに復活させればいいじゃん」


「血も涙もないんやな。まああんまり感情的に動けるような人やないもんな。わたしも含めてな」



ビターはいつの間にかてんちょうに戻っていた。



「じゃあそろそろ亜空間編に突入させてええか?いい加減行かないとまだこの物語は4分の3ギリギリなんやからな」


「いいよ。香澄、亜空間に行くよ」


「急に声が聞こえるわね。それにしても何かしらあの動きは」



香澄が問いかけたところで丁度2人は亜空間に飛ばされた。



「最強に強かったな」


てんちょうは何やら呟きながらスマホに文字を打ち込み始めた。

どうもてんちょうです。

ようやっと戦い終わりましたよ。

まあ後書きから読みはる人がおるかもしれんから結果は書かんけどな。

まあ、かなり終盤に近ずいて来ました。

という訳でまた次回また会いましょー!

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