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Q4. あなたが社会人として働いていくうえで大切にしたいことは何ですか?

■ ざっくりのまとめ ■

・上位トップ4は【社会人としてのルール・マナーを身に着けること】【仕事に必要なスキルや知識を身に着けること】【周囲(現場・顧客)との良好な関係を築くこと】【任された仕事を確実に進めること】。

・次いで【失敗を恐れずにどんどん挑戦すること】【元気にいきいきと働き続けること】が続く。

・【会社の文化・風土を尊重すること】は1.5~3.8%と、通年にわたって低迷。

Q4. あなたが社会人として働いていくうえで大切にしたいことは何ですか?

 (3つまで回答可能)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

 ※2021年、2015年はデータが確認できなかったためスキップ


 20代が働く上で大切にしたいこと。

 【社会人としてのルール・マナーを身に着けること】

 【仕事に必要なスキルや知識を身に着けること】

 【周囲(現場・顧客)との良好な関係を築くこと】

 【任された仕事を確実に進めること】


 順位を入れ替えながらもこの4つが、通年で30~50%の支持を集め上位を占めていました。

 「仕事に必要なスキルや知識を身に着けること」は、Q2での【成長】と、「周囲(現場・顧客)との良好な関係を築くこと」は、Q1での協調を重視する路線と合致しており、矛盾はしていません。


 次いで、30%前後で、

 【失敗を恐れずにどんどん挑戦すること】

 【元気にいきいきと働き続けること】

 の2つが続きます。

 Z世代というとおとなしい草食系の印象があるかもしれませんが、アクティブな面も並み以上に備えているようです。


 ここからは、どちらかというと優先順位が低い4つ。

 【仕事で高い成果を出すこと】

 【何事も率先して真剣に取り組むこと】

 【何があってもあきらめずにやりきること】

 【新しい発想や行動で、職場に刺激を与えること】

 がどれも10%台と低迷。


 そして、20代で優先順位が高いと考えているのが少ないのが、

 【会社の文化・風土を尊重すること】

 で、1.5%(2022年)~3.8%(2024年)にとどまっていました。



■ なぜ文化・社風は人気がないのか ■

 最上位に【社会人としてのルール・マナーを身に着けること】があり、最下位に【会社の文化・風土を尊重すること】が位置する。

 どちらも規範を守るという行為なだけに、なぜ対照的な結果になったのでしょうか?


 これは私の予測ですが――社会全体に通用する価値観かどうかが、かかわっている気がします。

 「社会人としてのルールやマナー」は1度学べば将来にわたって通用する。転職しても全国どこでも活用できます。

 しかし、「会社の文化や社風」は、別の企業に転職すれば無用となります。

 定年まで同じ会社に勤めるなんて、過去の話ですし。いつまで通用するかわからない一種のローカルルール(社風のこと)を学ぶことに、あまり重きをおけないのかもしれません。


 また、「Q1. あなたはどのような特徴をもつ職場で働きたいですか?」で【ルール・決め事が明確】が低迷した理由もおそらく同じ理由で、その企業内でしか使われないようなローカルルールに煩わせられることにさほど好意的にはなれないのではないでしょうか。


 「社是」や「企業理念」が会社にとって最重要だと捉えている経営者にとっては、ショッキングな結果かもしれません。

 「社是」や「企業理念」はたまた「就業規則(ルール)」が無用とは私も思いません。

 しかし、今の20代の大多数にとってこれらのローカルルールや思想の強要は望んでいることではない。負担やストレスになるかもしれない。ということは心得たほうがよいでしょう。

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