夢から覚める 現実
小学生と大の大人が取っ組み合い。
とにかく、話がわからない。
パニックを起こすと手がつけられない。
だから、本当に将来法に触れそうだったり、人として問題ない限りは注意はしない。
ある日
「だから、何でも言えばいいって訳じゃないんだよ。」
「なんで、決めつけルンデスカ?それって決めつけですよね?」
いくら言ってもわからない。
ひろゆき小学生か。
終わった。
はじまった!いつものだ。
とりあえずパパと弟から離さないと。
1階に引っ張っていく。
ケンカ終了。
手がアザと引っ掻き傷だらけなんですけど。
注射跡か点滴だこだか、引っ掻き傷なんだか見分けつかない。
猫ちゃんかお前は。
ギュウとしたら落ちついた娘。
娘が悪いんじゃない変なんじゃない。
私が変なんだ。
この子は正しい。
こんなになるまで我慢させて
しょうもない。
よく、お母さんのせいじゃないから攻めないでとかいうけど。
私のせいだわ。
キレイ事は好きじゃない。
弱っちいな。
次の日、息子の施設での面談。
今までで一番よく気付いてくれる先生だった。
「お母さん、手の傷どうしたんですか?」
「いやあ娘に引っかかられて。ねこかいな?ですよね」
まさかバレると思わなかった。
ヘラヘラした。
「えええ!大丈夫ですかお母さん!」
深刻な感じにしないでくれた。
ちょっと話してみようかな。
「それより、パパがパニくらないようにするのが大変で。
娘に対して包丁チラつかすわ、酷いこと言っちゃうわで、両方止めたりフォローするのがなんか大変で。もう。
私も体調悪いから、いつも、そうならないように長い間、先周りしてきたんだけど、最近2人をコントロールできなくて。子供が2人!」
「娘さんの診察予約とか最近してますか?」
「してなくて、また薬出されて終わりかなと。最悪ですよね。」
「最近お母さん体調崩してますよね」
自分のお母さんの話をしてくれた。
「ソーシャルワーカーに私から話させてもらっていいですか?」
「お願いします」
電話がなる。
娘がいたり、パパがいたり、外だったり
出られない。
こんな話ひとがいるとこで、できない。
家で話たら隣の噂大好きおばあちゃんの餌食になるし。
電話出れないじゃん!
直接いくしかないな。
最短でとれた3か月後の診察の後。
さらに1か月後の検査。
風邪で延期。
さらに2か月後の検査。
翌週の検査2,
さらに2週間後の検査3
半年ごえ
施設の人。
一生懸命最短にしてくれたんだな。
これが、今の日本の実状だな。
しかも、かなりいいほう。
私はついている。
こんなに頑張ってる先生達がかわいそう。
なんでだろう。
うまくいかないな。
結果発表前の診察の日
ちょっと話してみた。
先生の顔が曇った。
「心理的虐待にあたります。」
「マルトリートメントですよね」
先生が驚く。
「こちらでは対応ができないので、相談所にいく必要があります。連絡を先にすることができますが、自身でやられますか?」
「はい」
「あなたの助けになると思います。」
「はい」
なんではいって言っちゃたんだろう。
アホだな。自分。
電話なんかできないよ。
2か月後の診察で頼んでみようかな。
また、相談内容も変わっちゃってるんだよな。
なんかただ事実を話しただけなんだけど、
パパが悪者みたいになってしまった。
こんな人にしてしまったのは私のせいなんじゃないんだろうか?
裏切りをしてしまったような、うしろめたさを感じた。