PMS
PMS(月経前症候群)
月経前に生活に支障をきたすような症状が出る病気。
月経困難症
月経期間中に月経にともなっておこる病的な状態
排卵痛
排卵時に痛みなどが起こる。
今更。
治療のためピルを飲む事になった。
なんとか避けようとする私にドクターは、
「これは、病気です。」
と言った。
わたしは、陣痛と同じ痛さの酷い生理痛だけではなく、排卵痛と言って、月一回卵巣が体内に卵を吐き出す日が痛いという全体の10%しかないものまで持っていた。
それが、痛くて不快で辛く生活に支障がでていた。
痛み止めをのみやり過ごしてきた。
月の最低1/3以上が痛み止めなしでは生活できない。
薬を飲んでも半分以下のパワーでしか生活できない。
常に痛み止めを持っていないと不安なくらいだった。
スノーボートをする時ですら必ずポケットに薬が入っていた。
私の身の回りには常に鎮痛剤が散りばめられていた。
年齢的にあと少しの辛抱だと思っていた。
でも、この事は、私の体には大きな負担になっていたらしい。
たしかに。
痛み止めを飲んでいるのに、吐き気、腹部で何かおこっている、その圧力からくる酷い吐き気。
子宮が腫れて膨らむような、卵巣がぐーと膨らんでいるような感覚。
腹部の皮膚に感じる圧迫感。
痛みはないのにしっかりと感じる痛み以外の不快感。
薬を飲み始め3か月。
これが消えた。
薬で排卵が止まっている。
はっきり分かった。
私は、自分に嘘をついた。
建前、紙の上だけの約束事。
事実と異なる。
紙での現状。
私が匂わせる死に、無意識に自分のホホが上がるのをあわてて手で隠す人との契約。
事実と紙を合わせるのには1年はかかりそうだった。
安物でも、自分が買った所有物をそう易々とは手放さないだろう。
事実はどうあれ、純粋なあの人を困らせる出来事が起こる事は明らかだった。
大切な人が踏みとどまらせてくれた。
いつもは出てこないのに、ばっと出てきて肝心な時に助けてくれる。
とても、とても、賢い人。
よく見ている。
私だけじゃない。
空気がおかしくなると、ふっと一言。
燻る火を消してから、顔も見せずに静かにいなくなる。
こういうのを火消しというのだろうか?
見守られている安心感。
一緒にいたら大丈夫。
という安心感がある。
自分の弱い体を考慮せずに、やりすぎる傾向がある私には、こういう人が必要だという事は、ずっと前から分かっていた。
だから正解の夢を見ようとした。
私は、精一杯の嘘をついた。
時間がきっと、どうにかしてくれる。
あの人も、会ったら
ああ、間違いだった。
と気が付くはず。
過去に縛られる理由はないと気がつくはず。
でも、気が付いた時を見たくない。
私はまた、きっと深く深く傷つく。
でも、早く気が付かせてあげないといけない。
書き終わるまでは、今年だけは。
これが本当だったらよかったのに。
そのジレンマ。
それが生み出した結果だった。
一晩あけると、私の目は片方だけが、
ボヤけてしまった。
瞳孔が開いたままだった。
はじめは、脳や他の病気かと思ったけど、
そうではなかった。
原因不明。
表情認知の心理学では、人の左側に本音が現れるというのは広く知られている。
私の左目の瞳孔は、夜中暗い場所にいる時の目のまま固まってしまった。
夜から夜明けまでのまま。
そして、ないはずの排卵痛がおこる。
また痛み止めをのむ。
体の中のDNAみたいな何かが現実も見ずに、あの人を手放したくない。
と必死に私に訴えかけてくる。
不思議な偶然がたたみかけてくる。
私は自分を助けるために苦しんでいる人達にまた頼る。
そうしないと、何も生み出せないから。
なんて最低なんだろう。
同じ気持ちになってもらえる事で悲しみが癒える人。
励ましや、伴走してもらう事で癒える人。
ありがとうで癒える人。
多分、ありがとうで癒える人がyoutubeにいた。
落ち込む事があった。
と悲しい歌を美しく歌っていた。
絶対に利己的に弱音を吐くタイプではないと思う。
目的のために徹底的に自分を抑えられるタイプ。
仲間にすら、抑えた事を抑えてないよ。とポーカーフェイスに笑いながら言うのではないだろうか?
自分が辛い時。
その気持ちすら同じような人のためになると思って歌ったのだと思う。
賢い人は、人のために頭を使う。
私も、ありがとうで癒える人。
コメント欄に今さら日頃の分も、ありがとうを書いた。
youtubeは不思議な場所。
そうではない物も沢山あるけど、
純粋な良心が沢山ある。
社会や物質の中では、ないがしろにされてきた良心がここでは輝いている。
そうではない作り物の中にも、フィルターなしの人間の小さな良心が見え隠れする。
良心の下剋上。
どうか、この場所が守られますように。