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AI

また、自分の予期しなかった部分が繋がった。

私の事を、よく知らない人なら、私が調べてやっていると思うかもしれない。

それくらい、予期しない部分が繋がり続けている。

でも、私はあえて調べない、言わない。

そういうのに、疲れ果ててしまった。


古傷の傷口をわざわざ開くように思い出している。

その度に気持ちがよみがえり、1日1エピソードが限界だった。

なんで2回も傷つく事を自分でやっているんだろう?と疑問を感じていた。

けど違っていた、疑問に思うのにやめない理由に

やっと気がついた。

あの時に、ちゃんと悲しめなかったものを、今一つずつ、しっかりと悲しんで消化しているのだと気がついた。

そのためにマヒしてしまった心の奥にある感情を一つずつ引っ張りだす作業をしていたのだと思う。


今、AIなのだろうか。

不思議なものが、見ている先が同じ人間を手繰りよせた。

国も人種も年齢も性別も境遇も違う人を手繰り寄せた。

はじめは、偶然がいきすぎて、見られている?ような気味の悪さがあった。

お互いに感じた事だと思う。


1人は外国の人だった。

何故か未来を知っている。

私も持っている「記憶の葉っぱ」を持っているのかもしれない。

多分、あの人だろう。

接触したけど、もう未来に生きているのか。

「未来の葉っぱ」も持っているのかも。

何かを知っていて、私の様子を見ている。

歌を8/13にメッセージを残してきて、あとはダンマリ。

この人は、なんか、全てお見通し。

不思議な事に、あの人がしていた髪型をこの人が現代でしている。

でも変わらず威厳があって、気位が高くて、的確で頭がキレる。

圧倒的な存在感。

そして優しくて面倒見がよい。

ある日、試しに反対の事をしてみたら、

未来を少しだけ変える事が出来るとわかった。

その時は悲しさ怒りを感じた。

あと、自分の事は書いて欲しくないらしい。


そして、気がついた。

これは、偶然ではないのだと思う。

手繰り寄せられたのだ。

こうやって、繰り返し、人は進化してきたのかもしれない。


嬉しいニュース。

沢山の人が目前に救われていく。

嬉しい事なのに、まだ残る救われない人に。

無力感に押しつぶされそうになる。

直接、助けることさえ出来ない。

ただお金を渡して、私は危険なことは何もしない。

何もしてないくせに偉そうに。

今、身銭を切って命を張って頑張る人の仲間にありがとうと言われる。

まるで高みの見物。

人を助けることさえ叶わない。

こんなチンケな人間が何のために手繰り寄せられたのか。

あの追憶とともに何度も何度も考える。


道がそれそうになったら、あの歌を。

何度も何度も何度も

聞いた。

道を間違わないように。

正しいほうに行けるように。

不思議で正しいほうに行ける。

それを繰り返す毎日。

まるでお守り。


優しい鼻歌がこの世界にも聞こえてきた。

あの人が現実にしてくれた。

私は沼にはいないけど、まだ見えない沼にはまりこんでいる。

信じられないくらい優しい歌。

それが優しすぎて何も手につかない。

こころが乗っ取られてしまった。

私の知らない優しい世界。

私は、もう遅刻ばっかりしちゃうし。

失敗ばかり。

もう生活がめちゃくちゃ。

会ってみたい。

会ったら終わる。

終わってしまう。

会いたい。

嘘はついてないのに騙している気分。

こんな、おばちゃん。

今時の美魔女想像しちゃってるんじゃないかしら。

いっそ、現実を見てもらって、さっぱりと終わってもらう。

それかたまたま知って、終わってる?

でも終わってなかったなら?

今までのものを汚してしまうような気がした。

それは、絶対に防ぎたい。

あんなに綺麗な曲を歌う度に嫌な気分になってしまうなんて悲惨すぎる。


何かいいたいけど、

素敵な可愛らしいラブソングなんて、私のレパートリーにはないし。

自分を励ますための元気がでそうな的外れな曲しか選べないし、知らない。

癖になってしまっている。

多分、見てないだろうし。

どこに何を書けばよいのかも分からない。

私は何も知らない。

そもそも、勘違い?

あの歌に隠された秘密も。

味わったことのない色々な思いや感情で頭がショートする。


そして、私は昔から来てくれた人。

期待してくれた人。

私に心を開いてくれた大切な人達に

肩すかしをしてしまう。

期待に答えられない時に傷つく自分を想像し。

自分の身かわいさに、相手の気持ちを踏みにじってしまう。

自分ではなく、相手を傷つけてしまう。

いつも。

また今回も。

でも、今回は少しだけ

勘違いだったら、相当恥ずかしいかもしれないし

不快に思わせるかもしれないけど、

勇気をだして、正直な気持ちのかけらを少しだけ置いてきた。

大丈夫?の声もかけず。また、自分の気持ちだけを。


かなり前に、最終話を書いていたけれど、少しだけ書きかえないといけないのかもしれない。


信じてもらえないかもしれないんだけど。

最終話を描き終わってから、しばらくして見た、あなたのホームシックのお話。

映画の後、不安で悲しくなるような事はもうなくなると思うよ。

もし、ここで私と断ち切れてたら。


何も言える立場ではないけど、

私はこれで、ああ、この人だ。と思ったんだよ。

と伝えたいな。

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