11.色欲
リア=メアリーは同一人物ですのでよろしくお願いします
シエラとメアリーはシャワー室に来ていた。
「血まみれ何だからしっかり洗いなさいよ!! それと言ってなかったけど悪徳の力には代償みたいなものが存在していると私は考えているわ!!」
「強力な力を急に持ち始めて使えるなんて普通はおかしいわ! 死ぬことが条件だとしても何かしらの代償が伴うはずだわ!!」
「代償? 確かにこの力は強力だし凄いけど一度死なないと手に入れることができないなら死ぬことでその代償を満たしてるんじゃないの?」
「それもあるかもしれないけど、この屋敷にいたやつらをためらいや動揺もなく皆殺しにすることがあなたの意志だったの? 馬車の中で話していたときとまるで別人のように感じるわ!!」
「確かに言われてみればそうだけど・・ 私が秘めていた本性が力と共に表に現れたのかな? あのとき裏切られてむしゃくしゃしてたのもあるよ・・」
「本性が現れたか!! 確かにそうね! 私も人をはじめて殺しても動揺もしなったし母親を自分の快楽のために凌辱までしたし・・」
「リアも結構すごいことしてるよね・・ それでもこの力のおかげで自分の欲望や快楽を満たせているんだから代償のことは後で考えよう!!」
「それもそうね! このあとはどうするの? 私と一緒に来るわよね?」
「もちろんだよ!! リアに助けて貰わなかったら復讐も出来なかったし一緒に着いていくよ!! 残りの幹部殺してさっさと大罪教乗っ取ろう!!」
2人はシャワーを浴びてからそこらへんにある服に着替えて地下へ向かった。
「この屋敷にこんな地下があったなんて・・ リアはここに閉じ込められてたんだね!! なんでまた地下に来たの?」
「アリスとかいう幹部がいるからよ!! 役立ちそうなら連れて行こうって決めててたまだ殺してないの!!」
「まだ幹部が残ってるの?! 危険だよ!! 反撃してくるかもしれないし!!」
「問題ないわよ!! 私に逆らうことなんてできないし!!」
「逆らうことできない? 確かにリアは強いけど・・」
シエラは不安な表情を見せる。
「それにシエラもいるから問題ないわ!!」
「そう言ってくれるとうれしい!! 私も頑張るね!!」
シエラは駆け足で先にアリスのいる地下に向かっていった。
「リアーーー!! この修道服の女が幹部のアリスって人? まだ気失ってるけどどうするの?」
「ったく! 勝手に私より先に行くな!! アリスをどうするか? まず起こしましょう!!」
メアリーはアリスに近づき、近くにあった梁型を股とお尻に入れた。
何回か上下に動かしているとアリスの息遣いが荒くなっていく。
「この変態は気絶してても感じてるわ!! 犯されてる夢でも見てるのかしら?! ほんとに変態だわ!!」
メアリーそんなことをいいつつもアリスを使って楽しんでいるように見えた。
その様子を見ていたシエラは、
「リアってもしかしてそういう趣味があるの? どんな趣味持っててもいいけどとりあえずそのひと起こさない? 他の幹部のこと私より知ってそうだし・・」
シエラはドン引きしながらメアリーに言う。
「確かに否定はしないわ!! 私女の子好きだもの!! 色んなことしたいわ!! シエラにもいつか相手してもらうからね!!」
「わ、わかったよ!! 命助けてもらったし・・ そのときは優しくしてね・・」
シエラは頬を赤くしながら答える。
「アリス! 本当は起きてるんでしょ?! さっさと目を開けなさい!! そうしないと梁型抜くわよ!!」
メアリーがそういうとアリスが目を開け、しゃべり始めた。
「そんなあ~!! もっと梁型でいじめてください!! リア様~~!!
それに梁型入れられるまで気絶してたんですよ~~~!」
アリスは開口一番に媚びるような甘ったるい声で返事をした。
「もうそれはどっちでもいいわ!! アリスあなた私に従いなさい!! 他の幹部の情報教えなさい!!」
「え~~ どうしよっかなあ~~ 定期的に私と遊んでくれるならいいですよ~~!!」
「あんたがなんで条件だしてるのよ?! ふざけるのも大概にしなさい!!」
シエラは身体強化してアリスの首を絞め始める。
「シエラやめなさい!! そいつ変態だから首絞めても快感になってるだけだからそれと提案については別にいいわよ!! 私も楽しいし!!」
メアリーがアリスの提案を受け入れたことでシエラはアリスの首を絞めるのをやめた。
「私に従うんだから1度死んでもらうわ!! アリス、最初は痛いかもしれないけど頑張ってね!! シエラ首絞めてアリス殺してみて!!」
「わかったリア!! また後で会おうね!!」
シエラは再びアリスの首を持ち力いっぱいに潰した。
アリスのうめき声が聞こえる間もなく息絶えた。
「首絞めは血が出なくて後の事考えなくていいけど人が死ぬ瞬間を近くで見るのは何度見ても慣れないわ・・ 生き返らせるか!!」
メアリーはアリスのそばで虚栄と呟いた。
シエラが圧迫したアリスの首は見る見る内に潰れる前の状態に戻っていき心臓の動く音と呼吸の音が聞こえる。
「生き返ったみたいだわ!! この力やっぱり凄いわ!! 早く起きなさい変態!!」
メアリーはシエラを起こしたときと同じように頬を何度もビンタしてアリスを起こした。
「首絞められて死んだはずなのに・・・ 生きてる?・・ どうゆうこと?」
アリスは潰れたはずの首を何度も触り、驚いた表情でこちらを見つめてくる。
「驚いてなくてさっさと美徳の確認しなさい!! 悪徳になってるはずだから!!」
メアリーはアリスに対して美徳が悪徳に反転していることを確認させようとしたがアリスは今の状況が呑み込めずこちらを見てめているだけだった。
「支配下にあるはずなのにおかしいわ? もしかして死んだら支配が無効になっている? 新しい発見だわ!! アリス早くステータス確認しなさい!!」
再度メアリーに言われ状況が理解できないアリスは自分の美徳を確認した。
アリス:ステータス
悪徳:色欲
「なにこれ?!・・ 悪徳に変わってる?!!!」
「アリスも反転して悪徳になったのね!! それで悪徳とスキルを教えなさい!!」
「色欲でバインドって書いてあるわ!! 悪徳ってあの悪徳?! ありえない!! もしかしてあなた様は神の使徒様なのですか?」
「急にかしこまって気持ち悪いわね!! 神の使徒とか知らないわよ!! 色欲でバインドね! とりあえずシエラに向かってバインドって言ってみなさい!」
メアリーに言われてアリスはシエラに向かってバインドと呟いた。
アリスが呟いた途端シエラの動きが止まった。
「バインドがちゃんと効いているわね!! これからはこの力を使いながら私のために働きなさい!!」
「リア様のためにこの命捧げます!! 何でもおっしゃってください!!」
アリスの態度が急に変わり困惑するメアリー。
「これも悪徳の代償? それにしても性格変わりすぎでしょ・・」
「まあ、いいわ!! 2人で残りの幹部情報集めて、いけるなら始末してきて!!私は一度ママのところに帰るから!! それとアリス、帰る前にあなたとの約束果たすから上に行くわよ!! いい部屋のある場所まで案内して!」
「案内します・・・・」
アリスは顔が赤らみながら何も言わずに上へ向かっていった。
「私の拘束解くの忘れてるよーーー!!」
シエラの拘束が解けたのは朝日が昇ってからだった。
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