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虚ろな夕暮れ  作者: 白石平八郎
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舘山 9

ー舘山基地周辺に第一師団を載せた「阿蘇」以下数隻が現れたのは「雲仙」が舘山基地に強襲をかけてから30分後であった。


32特務中隊の掃討もあり、およそ半径5キロ圏内は安全な状態にもかかわらず、先発で機体を降ろす手筈の「阿蘇」は空中で周回を続けている。


「『阿蘇』より光信号通信来ました」


「読め」


「はっ、『ワレ、ワイヤー故障ニツキ発艦不能 ワレ、ワイヤー故障ニツキ発艦不能』との事です」


「ここまできて降下システムの不調とは・・・」


芹沢が柄になく苛立つ。


想定では既に舘山基地には第一師団の1/3程度は降下し順次進撃する手はずだったが、「阿蘇」が降下できないとなると着陸して展開する必要がある。


「『阿蘇』以外の諸艦は基地周辺でも構わん、ワイヤー降下で展開を急げ。『阿蘇』は周囲索敵に専念。諸艦からの展開が完了後に着陸し、展開せよ」


第一航宙艦隊及びそれに属する第一師団の司令を兼任する長瀬中将が指示を下す。


「雲仙」の姉妹館である第一艦隊所属の「由布」及び「背振」そして今回臨時編成された「桜島」からワイヤーが下ろされ、第一師団用に各自チューンされた「21型乙・改」が降下していく。


21型乙という現行機種のリミッターを解除した上に出力向上のチューンを施されている為、およそ一般部隊のリミッター付きの21型複数機を相手取ってなお優勢を保てる精鋭にふさわしい機体だ。


篠田達に供給されている22型もハイエンド機の立ち位置にあったのだが、そもそもが特務仕様という事もあって調達価格が非常に高価であり、師団規模での定数を満たす場合、2.3個師団相当の21型を製造するコストと期間がかかる。


結局、21型乙の主機の出力制限を解除、各駆動パーツ部分を22型相当品に換装し、ハードポイントを増設する事で個々の特性に合わせてカスタマイズを可能とする改修案に落ち着く。


系譜としては21型と22型の折衷案のような半端な物であったが、元々21型は幅を持たせた設計であり、各員の個性に合わせたカスタムを施す事が可能。


これによって搭乗員の力量を最大限伸ばすことが出来るのでスペック上に見えてこない部分では22型改と同等かそれ以上のポテンシャルを有する事となった。


その21型改で構成された第一師団は次々と降下していき、即座に編隊を組み、準備を整える。


第一師団総機数は96機。


下関奪還以降活躍の場を逸していた彼らの士気は高く、その長い期間で相当数の訓練を積んできており、機体のアップデートも行われた事で統合軍における最高戦力に恥じない威容であった。


ー3隻からの空中降下が終わり始めた頃、上空警戒していた「阿蘇」がようやく降下を開始しようとしたところ、「阿蘇」の索敵手は首都方面からの発光を見逃さなかった。


「首都方面より発光複数有、恐らく重砲」


着陸直前でVTOL形態に移行していた「阿蘇」クルーに緊張が走る。


「弾着予測を算出し、すぐに全部隊に連携データを送信しろ」


索敵手が頷き、想定発射地点と発光の強度のデータを撃ちこむ。


「ー弾着は、舘山基地全域。全機にデータを送る。急ぎ舘山基地から可能な限り離れろ」


情報は既に降下をしていた各機と32特務中隊に伝達される。


「ずいぶん盛大なことで」


地図に現れた弾着地点とその加害半径の円の数は優に40を超えており、思わず篠田は呟く。


舘山基地程度の面積であれば通常20-25発もあれば全域をカバーできるにも関わらずにここまでの飽和攻撃をしてきたのは開戦当初以来であろうか。


「来るとは思っていたが想定よりも見切り(・・・)と初動が早い、流石に本丸前だけあるか」


芹沢は「雲仙」に回避機動をさせつつ、既に艦隊に対して向けられた第二射が来ている事を確認し、敵の対応の早さが尋常ではない事に気づく。


既に無力化され、統合軍のLZとなった舘山基地に出し惜しみが無い。


彼らのそれは基地の生存者がいる想定ではない攻撃だ。


「第二射着弾。荷下ろししていた分の補給物資も全て喪失しました」


「降下中の『阿蘇』、緊急浮上で難を逃れましたが部隊の降下不可能の打電有」


「まったくしてやられたというべきか、こちらの準備不足というべきか・・・」


先鋒の肝心要である「阿蘇」艦載機部隊が降下できず、下の部隊も散り散り。


おまけに補給物資も半数以上吹き飛ばされた状態でこのまま首都へ向かって進撃する必要がある。


「横須賀にて陽動中の海兵隊より緊急打電、『御殿場の兵俑機部隊に動きあり、関東方面へ急行中』との事」


考えられる限り最悪の展開だろう。


今回の肝は東海と御殿場で睨み合っている両軍の最大戦力の拮抗を用いた精鋭による速攻である。


早期に基地機能を沈黙させて状況確認を遅滞させた上で急襲をかける算段が外れた以上、残すのは被害覚悟の強引な行軍かこの時点での撤退だ。


ただ、このまま進軍したとして砲撃部隊に足止めをされた上でその間に関東平野まで進出してきた兵俑機部隊に正面先頭を強いられた上で正面会戦となれば、政府機能の奪還はおろか、最悪の場合は補給不足で当方が消耗したところを磨り潰されて壊滅ないし戦力の無意味な消耗をしたまま撤退せざるを得ない。


ただ撤退するにしても降下部隊の回収も困難を極め、追撃部隊として空軍を差し向けられれば艦隊の半数以上が九州帰投はほぼ不可能。


加えて次回の攻撃を要警戒されるためにもう同じ手は使えないとなると、そのまま米軍の介入によって望まぬシナリオへと進んでいく。


そうはさせたくない以上、犠牲を払ってでも進撃して成果を出す他ない。


芹沢はある種の覚悟を決める。


関西奪還の時のように「今回のような最悪のケースにこそ、特殊戦略作戦室は突破口をこじ開ける為にあるのだ」と自分に言い聞かせながら伝達を行おうと無線の電話機を手にかけた時ー。


長瀬中将から参加部隊に対して通信が発された。


「体制の立て直しをする時間はない。降下完了した部隊のみで陸路進撃を開始せよ。その間に『阿蘇』はそのまま目標である千代田区に向かい、空挺降下にて急襲を試みる」


その場に参加していた「阿蘇」上院以外の誰もが絶句した。


「中将、それではまるで死にに行くようなものです。無茶だ」


通信を開き、芹沢が声を荒げる。


「そうだな、生還の見込みは低いだろう。とは言え君とてそれ(・・)をやろうとしていた」


落ち着いた中将の声色に内心ギクリとする。


「ー第一師団の中核であるあなた方をむざむざ死地に行かせるわけには。その役目は『雲仙』と32中隊が引き受けます」


ただ、そうは言ってもあの時のように天候の利や兵器の差はない。


恐らく32中隊の半数は戻らないし、そもそも「雲仙」がそこまで届かず、撃沈されるリスクすら孕んでいる。


それでもやらねばならないと思っていた。


降ろす事さえできれば兵俑機を都心部に釘付けにできるのであれば戦機兵部隊は市街戦で存分に機動力を発揮し優位に立ち回れる。


それまでに増援を足止めしつつ漸減をできるのであれば勝利の可能性は高い。


そしてその攪乱を最も得意とするのが自身の部隊である事をよく認識していた。


「いや、諸君らの部隊は既に降下済みだ。いちいち戻す時間が勿体ない。前言通り『阿蘇』単艦で首都圏に突入する。その代わりー」


長瀬中将はニヤリと口角を上げる。


下関では目覚ましい戦果を挙げて以降、第一師団を預かりながらも活躍の機会を逸していた第一師団の長はこの大一番で撤退は許容できない。


無論、意地もあるだろうがそれ以上にこの機会を逃せば次回攻撃は皆無い(・・)と、芹沢と同じように正しく認識できていた。


「我々が首都圏で御殿場の増援を足止めしている間、『雲仙』及び第32特務中隊は降下完了した第一師団の為に血路を開け。そして陸路の戦いの指揮は芹沢君、君に任せる」


「ー了解、現時刻を以て強襲部隊指揮官の任を拝命します」


要は「この作戦の成否は芹沢が握れ」という長瀬の真意を汲み取った。


「結構、諸君らの奮闘に期待する。ーそれでは後は頼む」


画面上で敬礼をする長瀬に芹沢は口を真一文字に結び、返礼する。


「阿蘇」は上昇を開始すると、4発の主機を最大出力で回し首都圏に機首を向けた。


残った各員は敬礼する間もなく、砲撃をかいくぐりながら陣形を再編しだす。


「ただいまより臨時指揮を執る芹沢だ。諸君らはこれより首都圏に向けて陸路の最短ルートを進撃する。

先鋒は32特務中隊、後ろに各艦の部隊毎に楔形陣でもって進撃開始せよ。『阿蘇』が稼ぐ時間を無駄にするな」


今までかつてないほどの精鋭部隊の力強く、覚悟に満ちた返答が返ってくる。


士気は旺盛、初手の攻撃にこそしてやられたがそう簡単に折れるタマ(・・)ではない。


後は敵の展開と再配備がどれだけ早いか、時間との勝負であった。


ー旧練馬基地は現在、解放軍における首都圏防衛を担う兵俑機部隊の待機基地となっていた。


その兵舎では各地から兵俑機の適性がある事によって召集され、新型機の受領と過酷な訓練を受けた隊員たちが各々の趣味や暇つぶしに没頭しながら待機していた。


ただ、その隊員たちの表情は生気を喪っており、一様に体のいたるところに包帯などを巻いていた。


ある者は壁に頭をしきりに打ち付け、ある者は壁に向かって体育座りをしてブツブツと聞き取れないほどか細い声で何かを呟き続け、またある者は誰と話している訳でもなく天井に向かってしきりに笑い続けていた。


異様な雰囲気の中、兵舎のスピーカーからサイレンがけたたましく鳴る。


「緊急、舘山方面に統合軍戦機兵部隊及び航宙艦隊による奇襲攻撃有。繰り返す、舘山方面に統合軍戦機兵部隊及び航宙艦隊による奇襲攻撃有。直ちに出撃準備せよ」


彼らは一様にビクリとした上で、そろそろと立ち上がる。


「ー遂にその日が来た」


隊員の一人が顔面蒼白になりながら呟くが、周りの者はだれ一人反応しなかった。


サイレンが鳴る中で1人、また1人と立ち上がり、おぼつかない足取りで格納庫に向かう。


その中で壁に向かったまま体育座りして何かをブツブツ言っている女性隊員は虚ろな目で壁を見続けたまま未だに立ち上がりすらしなかった。


比較的理性を保っていた40代になる副隊長が見かねて肩を揺する。


「出撃ですよ」


乱暴に揺すられた肩の手を無言で払いのけられる。


「だから、出撃ですってー」


「黙れ、黙れ黙れ黙れ」


女は突如言葉を遮りながら激昂し、立ち上がる。


「なんで私が死にに行かなきゃならないんだ、お前らみたいな劣等種と一緒にするな。死ぬならお前らだけ死ね」


ーまた、いつものだ。


同僚は辟易しながらもこの癇癪に対して何も返す事は無い。


こうなったら小一時間はこの調子のままだ。


どうしようもないのでそのまま強引に腕を引き、格納庫に向かって引き摺る。


いつものように格納庫にいる医師に処置(・・)してもらう方が早い。


引き摺られながらも女は泣きじゃくり、喚き暴れる事を止めない。


腕をかきむしられ、剝がれた包帯からは爛れた真皮が顔をのぞかせるが、彼は気にも留めないでいる。


この腕は最近の負傷ではなく、少し前にこう(・・)なってしまっていた。


再生が阻害されている為に治る見込みもなく、出来ることと言えばそういう薬(・・・・・)で痛覚を遮断する他ない。


彼とて自分たちは対戦機兵用の切り札として温存され、出撃は最初で最後(・・・・・)である事ぐらい承知している。


それ故に何の因果か年若くしてこの決死前提の部隊に放り込まれ、隊長(・・)として祭り上げられた事に対して不憫に思う気持ちが無いわけではないが、それはそれとして毎度の搭乗前にこの調子ならたまったものではない。


それよりも薬を数時間切らしていたせいで頭痛の方が酷い。


痛みも相まって苛立ちながらひと月前よりも細くなった腕でより細い女の腕を掴みなおし、格納庫までたどり着く。


中では防護服を着た作業員たちが機体の最終チェックを行っており、パイロットが来たことに気付くと一様に振り向き、最敬礼する。


女を掴みながらも返礼した副隊長は駆け寄ってきた医療マークの付いた防護服の数名に女を預ける。


「出撃前にこれじゃあ敵わない、急ぎ投薬を」


医師たちは頷き、彼女の血管の浮き出た首筋に注射を行う。


注射された即効性の高い薬品は瞬く間に彼女の脳に作用し、急激な覚醒効果と鎮痛効果を与えた。


その間、パイロットたちは各々の機体に向かい、最終チェックの確認と武装の選定を行っていた。


投与から数分、椅子で項垂れた女は常人のように立ち上がり、辺りを見回す。


「隊長、お目覚め(・・・・)で?」


「ーええ、おかげさまで。最悪の気分だけどね」


先程の顔をぐしゃぐしゃにして泣き喚いていた目を腫らしたまま、気だるげに答える。


「相手と作戦目標は」


「敵空中艦隊及び戦機兵1個師団です。恐らく温存されていた第一師団かと」


「そう。それで、算段はあるのかしら」


女は自分で考える事をしない。


それは生来からの性格であるのだが、幹部からはむしろ投薬を前提とするなら好都合として隊長職を与えられた。


とにかく隊の士気をあげる為の偶像でいい、他に求めるものはない。


「既に急行している首都圏近辺の兵俑機部隊は既に房総半島内部に抑え込むように差し向けています。

我々は彼らが交戦している所に横やりを入れ、潰滅させればいい」


「要は有象無象を囮として私たちで戦機兵部隊を叩けばいいと」


「・・・そうですな、そうなります」


副隊長は自身の上官であるこの女の不遜な言動と態度を役割としてその立ち回りは間違っていないと分かっていても、いちいち癇に障る。


強いて良いところがあるとすれば抱いた(・・・)時によく啼いていた(・・・・・)ぐらいのものだ。


どうせもう今生(・・)で会う事は無い、この瞬間だけ我慢すればいいだけだ。


「隊長、出撃前の訓示を」


ぞろぞろと幽鬼のような足取りで集まってきていた隊員たちを横目に副隊長が女に耳打ちする。


「あー・・・、各位、死んでも敵を倒すように、以上」


頭をかきむしりながらのあまりにも乱暴な訓示だったが、出撃前の投薬によって感情の起伏が薄い隊員たちは特に反応せず、各々の機体に戻る。


副隊長もとやかく言う気もない。


仲間意識が希薄な連中になにか思うところが無いからだ。


首から静脈注射によって投薬を受けると、先ほどまでの頭痛が少しずつ緩和してきた。


安易に自衛隊を裏切り、解放軍に組したのだが、来るところまで来てしまったところがある。


後悔という感情はあった(・・・)


ただ、もう遥か彼方に昔の話のように感じる。


興奮剤が回ってきたせいか、鈍い思考が少しずつ加速を始めた。


そこに感情はない。


敵を倒す為の算段だけが、彼を含めた黒虎部隊の面々の思考を支配していた。


・レーザー核融合炉を損傷した機体の扱い

炉の損傷が一定に至った機体については放射能汚染のリスクがある為、緊急脱出時にも用いられる強制冷却材を炉に直接注入する方法で「無力化」と「無毒化」を実施する。


当然炉は急激な冷却によって核融合を停止させることが出来るが、炉そのものが収斂反応を起こして脆弱化する為、再利用は不可能であり、そのまま機体は破棄、あるいは戦場であれば爆砕処分する。


この為、敵に鹵獲された場合でも心臓部になる炉心は破砕された状態で発見される為、リバースエンジニアリングは非常に困難になる。


・52型について

次期主力と目される52型は21型の直系新型機として開発中の機体であり、全長は21型と同じ10mだが、随所にアップグレードが施された次世代機である。


祖である11型の開発時点ではトラフダイト合金を用い、レーザー核融合炉を搭載する上で機動性と防御性能を両立する為には最低でも15mという容量(・・)が必要であった。


だが、開戦してから得られたフィードバックによって、21型系統で核融合炉のアップデートに伴い、10mまでの小型化に成功。


その後も現在までの戦闘データを集計したところ、最もバランスのいい機体サイズであり、特段の不満はない優秀な機体として評価されている。


ただ、技研としては不満が噴出していた。


21型は第二世代という過渡期の機体であるにも関わらず、基礎設計の時点でほとんど完成形に等しいほどの出来栄えであるのだが、技研はレーザー核融合炉の出力は過剰である為に内燃機関をダウンサイジングし、より長期的な拡張性を持たせるべく腐心していた。


というのも、主機がレーザー核融合炉である為に一度火を入れてしまえば数週間は日に数時間の最大機動をしつつも搭乗者の快適性を担保できる出力を有していたが、統合軍通常部隊に関して言えば、数週にもわたる戦機兵部隊単体での作戦遂行などといったハードな運用は求められていない上、出力リミッターもかけられている関係で正直なところ核融合炉の性能を持て余しているのが現状だ。


それでいて炉のメンテナンスはトラフダイト合金と言えど戦闘中の被弾や損傷も考えれば毎回必須で行う作業であり、その度に放射能対策を施した作業員が防護服を着たまま作業を行う必要が出てくる手間が発生する。


技研側もその点については危険性も承知した上で事故が無いようにマニュアル作成と徹底遵守には特に腐心していた為、幸いにも現状で大きな事故は発生していない。


とは言え、運用には不必要なまでの過剰な性能と核融合炉の整備性の手間とコストを考えた際に、第一師団や特殊戦略作戦室付き、海兵隊などの精鋭や特殊性の高いハードな任務をこなす部隊は21型の続投でいいと判断する一方、一般部隊には21型のデチューンモデルを出して易量産性と整備性を有した機体を製造する方がコスト的にも定数調達の為にも理に適っていると判断。


一般部隊仕様の適度にデチューンされた量産機の為にそもそも核融合炉を降ろし、全固体電池でもって主機の代替しようとしていた。


ただ、電池容量の確保と安全性の両立するとい特性に起因した課題をクリアできずにいた。


当然、機体のモックアップも肝心な主機のサイズが分からない以上は作ったところで見直しすることが目に見えていた為に停滞。


そんな中に関西奪還作戦という大規模作戦の立案が為される。


前述の通り、第2.第3師団を前面にぶつけ、第一師団にて敵関西方面本拠地を速やかに叩くという作戦であったが、定数的には21型をすべてかき集めてもなおあと数個師団クラスは欲しい想定だった。


開発が間に合ったのであれば52型の先行量産型で埋め合わせを行い、やがては一般機は全て52型に転換する想定ではあったのだが、結局間に合わずに九州の防衛線力であった旧自衛隊装備もほとんど供出して臨んだのは前述の通り。


結局、この首都強襲作戦の時点で尚開発中であり、計画は相当な遅れを見せている。

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