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かつて善人だった少女は復讐の道だけを突き進む  作者: リィズ・ブランディシュカ
5/10

04 常闇の中で



 利用される日々の繰り返しに絶望した聖女は、自らの未来に見切りをつけて自殺を図った。

 けれど、見張りに見つかってしまい聖女は死ぬ事ができなかった。


 それでも深い怪我を負った聖女は、三日三晩は生死の境を彷徨う事になった。


 三日後。敵国の治療のかいあって、聖女は目覚めた。


 だが、少女は聖女としての力をうしなっていた。


 解放されるかと思ったが、そうはいかなかった。

 まだ、地獄は終わらない。

 

 利用価値が亡くなったとみるや、少女はゴミの様に扱われ、暗く冷たい部屋に放り投げられた。


 暗闇の中でただ放置され、飢え、凍える日々が待っていた。


 少女は、自分は今度こそ死んでしまうと思ったのだが。


 同じようにその部屋に放り込まれた、同じ境遇だっただろう骸の姿をみて、やり残した事を思い出していた。


 自分や愛する人達を非道な目にあわせた者達に復讐を。


 少女は決意した。



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