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こちら現在、返答は過去

作者: ニュージェネレーション・ウルティマ

気にする事は無かったんだぜ?お前は胸を張って堂々と進めば良い。


 そう言って、上着を脱いだ彼は背を向けて歩き始めた。


待って。まだ、まだ行かないで。

無理な話だ。何せ、お迎えがこんなにいるんだから。


 彼の背には、百を優に超える『時代がいた』


いつか、お前も俺達と並ぶときが来る。それは、お前が過去になるときだ。だから、それまでは今を作ってくれ。俺達が築いたこの国の、今をさ。


 彼は、親指を立てて言い残した。


またな。令和。

さようなら、平成

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