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6.モンスターより強い……?!

今日も早めに投稿出来ました!!

明日で一章終わります!!


2日目────


俺が目を覚ますと、既に3人とも起きていた。

「おはよう」

「おはよう!リョータはお寝坊さんなのね」

そう言ってルリは微笑んだ。

「お…おはよう……ごさいます……」

ルルは人見知りをするタイプだと、昨日ルリに言われていたが、どうやら本当らしい。

(人見知りなだけに声は小さいし、猫背か…前髪で顔も隠れてて見えないな……だけど、あの胸は……)


ゴクリ……


リョータは唾を飲み込んだ。

それに反応してルリが話しかけてきた。

「どうしたの?お腹減った?朝食ならもうすぐよ」

「そうか!お腹減ってたからな!ありがとう!」

リョータはテンパって、不自然に声を張ってしまった。

「そんなに、お腹すいてたのね!リョータって何だか子供みたいね」

「そんなことないぞ」

子供みたいと言われてしまったものの、ルルの胸を見ていたことはバレなかったので、リョータは安堵した。

(いや〜マジ焦った……ついつい審査をしてしまったな)

ミヅキが今のやり取りを見過ごすはずがなく囁いてきた。

《おいリョータ!今審査してたろ?っで、どっちがタイプだ?俺は断然ルリちゃんだな》

《なんでだ?》

《あんなに美人なんだぞ?それに、少し天然が入ってるところも可愛い》

《そ、そうか……俺はルルかな?人見知りで巨乳、それに何気しっかりしてるっぽいしな。しかも、料理まで出来てるしな》

そこまで話すと、会話をやめた。

ルリとルルが不思議そうにリョータ達を見ていたからだ。

「ごめんごめん、今日の予定を話してたんだよ」

「今日はどうするの?朝食とったらすぐ出発?」

「いや、少しモンスターを倒してこようと思ってるよ?まだ、戦闘に慣れてないからね」

「そうだな……出発はお昼前になると思う」

「分かったわ」

「は、はい」

「それじゃ、朝食にしようか」

「「「そうだな(はい)」」」


朝食は、ルルが作ってくれた

ダイア・ウルフの肉と野菜の炒め物 と

小魚のだしの味噌汁 だった。

小魚は、川でミヅキがとったらしい……

(こいつ、なにやってんだ?)

そう思ったリョータだったが、あまりにも美味しかったので口に出さないでおいた。

「ルルありがとう!すごく美味しかったよ」

「俺もだ。ごちそうさま」

ルルは小声で「いいえ」と言ったのだが、顔が赤くなったところを見ると、どうやら照れているらしい。

(やば、なんか可愛すぎるんですけど……)


朝食を食べ終えると、ルリとルルが「食器洗いに行く」というので、俺とミヅキはモンスターを狩りに行くことを伝え、茂みへと入って行った。




1時間後────



戦闘の成果は

スライム 10体 ゴブリン 12体

ダイア・ウルフ 3体とゴールドスライム 1体

だった。

ゴールドスライムは滅多に出現することがないため、素材は銅貨3枚となかなか高く売れる。

なかなかに、運が良かった。


川辺に帰ってくるとルリとルルはいなかった。

「おいミヅキ!ルリとルルがいない!」

「モンスターに攫われてたら大変だな…探すぞ」

「俺はこの先に進むから、リョータは来た道に沿って探してくれ!見つからなくても10分後にここに集合な!」

「了解」

リョータとミヅキは、それぞれ反対方向に走り出した。


──────────────────────


俺はミヅキと別れてから程なくしてルリとルルを見つけた。

しかし、見つけたのは攫われているところではなく、水浴びをしている2人だった。

ルルは美人だか胸はBくらいでスレンダーだ。それとは対照的にルルはDカップくらいだった。

(2人とも白い肌と水の滴る黒髪がなんとも言えないコンボを生み出していて可愛いな……それに、ルルはクール系美人の顔をしてたのか……)

俺が見とれていると、ルリとルルはこちらに気がついた。

目が合ってしまった。

「あ、やばっ」

すぐに近くの岩に隠れるが、時既に遅し……

「キャー!!!!リョータの変態!!!」

「ご、ごめん!誤解なんだぁ〜!!!」


しばらくすると、服を着たルリとルルが俺のところまで来た。

「っで?なんで覗きに来たのかしら?」

「ご、誤解だってば!!」

「何が誤解よ」


パァァン────


「いった!」

ルリの平手打ちが俺の頬にクリティカルヒットした。

(モンスターの攻撃ですら回避できるのに……)

「っで?理由は?」

「せめて、理由を聞いてから叩けよ……」

「見た事実は変わらないわ!!裸を見たことに対して平手打ち1発なだけまだましよ!」

「は、はい。すいません」

「っで?」

「川辺に戻ったら2人が居ないから、モンスターに攫われたと思って探しに来ました」

「なるほどね。確かに伝えてなかったのはこっちの責任ね。それで、立ち尽くしてたのは?」

「すいません。あまりにも綺麗なので見とれてました。」

有罪(ギルティー)


パァァン────


俺は、2発目の平手打ちをくらった。


──────────────────────


リョータ達が遅かったので追いかけてきたらしく、ミヅキが合流した。

「お、おい……その頬どうしたんだ?」

「モンスターよりも強い存在の攻撃を受けた……」

「なっ!アンタが覗いたのが悪いんでしょ?!」

「お、おいリョータ……男にしか興味がなかったんじゃ……」

「え?そこ?ってか、男好きと公言したことは1度もない!俺は、女の子が好きだ」

「へぇ〜?そうなの?女の子が好きか〜?ふ〜ん」

(あ、やばい……)

「おいミヅキ!ハメやがったな!!」

「おつかれ……リョータ…………」


パァァン────


本日三回目の平手がリョータに命中するのだった。

(全然1発なんかじゃなかった……)




覗きの件が一段落すると、セントラルに向けてリョータ達は向かった。



結局、その日は40km進んだ。

途中モンスターとの遭遇は5回しかなかった。

セントラルまではあと50km程なので、明日の5時には着く予定だ。


夕食は、いつものダイア・ウルフの肉だった。

「さすがに飽きてきたな。早くセントラルに行きたいな」

そう呟きながら見張りをするリョータだった。


文字数が2600越えた!!

やっと、なんとか読めるレベルになりました!


今後ともよろしくお願いします!

(〃・д・) -д-))ペコリン

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