序章
日本でいじめに会い、対策施設に住んでいた主人公。
両親が話し合った結果ゲートを使って異世界に行くことを決める。
異世界では‘’ヤメ‘’と名乗る。同じ体を分け合うパートナーのラオと、一緒に喫茶店に住みこみ経営をするルー。
詳細に設定された世界の情報がほぼ不必要な、異世界日常系。
序章
木造のカウンターに突っ伏す、緑髪の女性。
【そろそろ、起きなよ。】
響くように声が聞こえてきた。
「ん。おはよう、ラオ。」
【やあ、おはよう、ヤメ。良い朝だね。】
スキル 虫の知らせ(フォアボーディング) 発動
〔一日 末吉〕
【うーん、今日はあまり良くないっぽい。】
顔を洗って、テーブルを拭いて、服装とお朝ごはんもう出来てて。
「いっただきまーす!」
モグモグ、モグモグ、ゴクン。
「んー!んふふっ。」
【食いながら笑うなよ、可愛いからいいけど。そうやって美味しく食べてくれるお陰で俺は今日も頑張れるよ。】
「ごちそうさま!よし!それじゃあ、今日も頑張ろ!」
店員?二人だよ。店が小さいけど、人手は欲しい。ラオは違うよ。ラオは、ラオと私で‘’一人‘’なんだもん。
外へ出ると、「カフェ must」と大きく書かれた看板が見える。看板に向かって笑いかけ、ドアにかけてある板を「CLOSED」から「OPEN」に変える。
「おはよう、ヤメにラオ。」
目の前にいるギターを持った黒髪の男こそが、もう1人の店員だ。
「おはよう、ルー」
ルーと呼ばれた青年は、まるでヤメの頭に向かって挨拶をしたように見えるのだが、それは…
「それは、このアクセサリーこそがラオだからだよ。」
「…戻らないのか?」
「はーい!戻りまーす!」
そう言って、ヤメは店に戻った。
初めて小説を書きます。Rikulです(そのままリクルと読みます)。
ハッキリ言って書き始めた理由は、好きな小説があって自分も書きたいと思ったから。まだ、学生なので勉強の足しになれば。友達がなんか小説書くとか言ってたから。で、強い理由が先に来てます。
次の小説がいつ投稿されるかとか、いつ書くのを飽きるかとか分かんないですけど、ヤメを好きでいる間(ちょっと授業中にネタを考える事が続く間)は小説を続けると思います。
よろしくお願いします。
忘れてたけど、読んでくれて有難うございます(ツンデレではないです)。