第47話 追試の結果
この物語は、足立未来高等学校に通う、栗原、五反野、牛田、垳、関屋の五人が繰り広げる、ほのぼの日常系・学園モノ小説である。(栗原シホ)
今日はいよいよ追試の結果が出る日だ。
私はいつも通り、登校していると、五反野さん達と合流した。
「おはよう栗原。いよいよ今日だな」
と五反野さん。
「そうだね。気になるね」
と私。
「五反野さんなら大丈夫だよね」
と牛田さん。
「みんなで勉強会までしたからね」
と垳さん。
「2階の掲示板に結果が貼り出されるんだよね」
と関屋さん。
「そうそう、気になるから早く行こうよ」
と私。
「そうだな」
と五反野さん。
「置いてかないでくださいね」
と垳さん。
…そして学校に着いた。
「うわ…もう他の生徒がいる」
と五反野さん。
張り紙が見えないぐらい集まっていた。
「みんな気になるんですね」
と垳さん。
「見えないよー」
と牛田さん。
「とりあえず少し待ちますか」
と垳さん。
「そーしよー」
と私。
「今すぐ見たいのに」
と関屋さん。
「オレもすごく気になるぜ!」
と五反野さん。
「まぁまぁ、落ち着いて」
と垳さん。
「慌てることは無いから」
と牛田さん。
「よし、じゃあ人が少なくなってきたら見るか」
と五反野さん。
…そして人が少なくなって。
「よし、どれどれ」
と五反野さんが見に行った。
「私達も行こう」
と私。
「あ…」
五反野さんが見た先には…
『五反野アキ子 英語追試 合格』
の文字があった。
「これは…」
と五反野さん。
「すごーい!追試合格だって」
と私。
「やっぱりね。こうでなくちゃ」
と牛田さん。
「あれだけやったんだから、合格するよね」
と垳さん。
「アタシ信じてた!」
と関屋さん。
「これで、あとは修了式を残すのみ!」
と私。
「お前ら、ありがとな」
と五反野さん。
「これで最後の試練を越えたね」
と牛田さん。
「でも進級後も色々ありそう。気は抜けないね」
と垳さん。
「そうだね」
と関屋さん。
「とにかく、良かったよ。五反野さんが無事進級出来るみたいで」
と私。
「じゃあ今日はお祝いね」
と垳さん。
「放課後集まって、みんなで五反野さんの家に行くよ!」
と牛田さん。
…そして放課後。
「みんなありがとな」
と五反野さん。
「いえいえどういたしまして」
と私。
「みんなで五反野さんの家に行きましょう」
と垳さん。
…そして五反野さんの家に到着。
「今日は親遅いから大丈夫だぜ」
と五反野さん。
「わかった、思いっきりやるぞ!」
と私。
「楽しくなりそうですね」
と垳さん。
「でもこれで本当に全員進級なんだよね?」
と関屋さん。
「そうみたいだよ」
と牛田さん。
「良いね、これでまた平和な生活に戻れるのね」
と私。
「もう今日はみんなで盛り上がっちゃおう!」
と牛田さん。
「オー!」
と一同。
…そして、始まった。
「これでみんなと一緒にいられるぜ!」
と五反野さん。
「卒業まで一緒だよ」
と私。
「ところで肝心な事なんだけど」
と垳さん。
「なんだ?」
と五反野さん。
「英語は克服できたの?」
と垳さん。
「さぁな」
と五反野さん。
「えー」
と関屋さん。
「それは困るよ」
と牛田さん。
「いいじゃないか、今回は」
と五反野さん。
「来年以降はどうするの」
と垳さん。
「なんとか追試取らずに済むようにするぜ」
と五反野さん。
「心配だ」
と私。
「その時が来たらウチらもフォローしないとね」
と垳さん。
「そうだね」
と牛田さん。
「来年以降も心配事が付きものか」
と垳さん。
「そんな事言わないでよ」
と五反野さん。
「まぁまぁ、良いじゃないの」
と私。
「よし!そんな事もう忘れて今日は思いっきり楽しもうぜ!」
と五反野さん。
「そう来なくっちゃ!」
と私。
こうして楽しいひと時を過ごすのであった。




