第38話 関屋さんのダイエットの結果
この物語は、足立未来高等学校に通う、栗原、五反野、垳の三人が繰り広げる、ほのぼの日常系・学園モノ小説である。(栗原シホ)
牛田は関屋のダイエットを手伝っているぜ。(五反野アキ子)
私が最近思った事…。
「牛田さん達、大丈夫かな?」
と私は垳さんに聞いた。
「そうだね、最近まで話す機会少なかったし…」
と垳さん。
「おーい2人とも聞いてくれ。牛田と関屋が明日、関屋の家に集まってほしいってさ」
と五反野さん。
「それは本当?」
と私。
「本当さ」
と五反野さん。
「痩せたのかな?」
と垳さん。
「でもまだお腹出ているような…」
と私が関屋さんを見て言った。
「ダイエットの事かもしれないな」
と五反野さん。
「今度はみんなで関屋さんを応援するってカンジ?」
と垳さん。
「多分な。やっぱ2人だけよりも5人のほうが良いのかな?」
と五反野さん。
「とりあえず明日だね」
と私。
…翌日。
私が関屋さんの家に着くと、五反野さんと垳さんが待っていた。
「おはよう」
と私。
「おはよう栗原」
と五反野さん。
「おはようございます」
と垳さん。
「あとは牛田さんね」
と私。
少しして牛田さんも来た。
「お待たせ、じゃあ入るよ」
と牛田さん。
『ピンポーン』
とチャイムを鳴らす。
「はい」
と関屋さんが出てきた。
「関屋さん、久しぶりに私達の輪に入ったね」
と私。
「実は3人に見てもらいたいものがあるんです」
と牛田さん。
「何々?」
と私と五反野さんと垳さん。
「実はアタシ、ダイエットに成功したの!」
と関屋さんが服の中に入れてたクッションを外に出した。
「え!?成功していたの!」
と私。
「そうか、良かったじゃないか」
と五反野さん。
「脂肪が全部胸に移ったみたいだね」
と垳さん。
「五反野さん泣かせの体系になっちゃったね」
と牛田さん。
「オ…オレは気にしていないぜ」
と五反野さん。
「みんな心配かけてごめんね。でももう大丈夫だよ」
と関屋さん。
「良かった良かった」
と私。
「関屋さん、リバウンドには気をつけてね」
と垳さん。
「大丈夫よ、みんながいるから」
と関屋さん。
「ダイエット成功もわかったし、いよいよ年が越せるな」
と五反野さん。
「脂肪を胸に移すのとダイエット。なんとか成功したみたいで良かったよ」
と牛田さん。
「もうすぐクリスマスだし、お祝いにクリスマスパーティーしよ」
と私。
「じゃあ栗原の家でやろうな」
と五反野さん。
「じゃあ明日の夕方に来てね」
と私。
…翌日。
そして夕方。
みんな来てくれたようだ。
「みんな今日は来てくれてありがとう。お母さんと一緒に準備したから今からクリスマスパーティー始められるよ」
と私。
「おう」
と五反野さん。
「良かった」
と牛田さん。
「さすが準備が速い」
と垳さん。
「食べ過ぎに注意しないと」
と関屋さん。
「じゃあこっち来て」
と私はみんなを案内する。
ぞしてクリスマスケーキやチキンなどを用意してある部屋に入った。
「それじゃあクリスマスパーティーを始めましょう」
と私。
「カンパーイ!」
と他の4人。
そして、私達がある程度食べ終わった後…。
「関屋さんのダイエットも成功して良かったよ」
と私。
「おかげでもうまわりの目線を気にしないで生活出来るようになったよ」
と関屋さん。
「良かったな。それにしても牛田も牛田で凄いと思うぜ」
と五反野さん。
「3か月以上はかかってもおかしくないハズなのによく約2か月で成功したね」
と垳さん。
「アタイはダイエットに関するサイトを見つけて実践しただけだよ」
と牛田さん。
「脂肪を燃焼すると同時に脂肪を胸に移すっていうのもやったんだよね」
と関屋さん。
「オレには無縁だな」
と五反野さん。
「まぁまぁ、関屋さんだから出来た事だよ」
と私。
「確かにそれはわかる」
と垳さん。
「とにかくこれで仲良し5人グループ復活ね」
と私。
「良かったよ、クリスマス前に成功して」
と関屋さん。
「もう冬休みに入るからね」
と牛田さん。
「クリスマスは毎年楽しい事があるけれど、今年はもっと楽しい事になったね」
と関屋さん。
「そうだね、牛田さんと関屋さんが通常通りに戻ったからね」
と垳さん。
「これを機にさらにオレ達の絆はより深いものになったな」
と五反野さん。
「そうだね、これで一連の騒動は終息した」
と私。
「今は改心してクラスメイトと仲良くしているみたいよ」
と垳さん。
「そろそろ時間だし、これでパーティーは終わりしていいかな?」
と牛田さん。
「うん。じゃあね4人共!」
と私。
「じゃあまたね栗原さん」
と垳さんと牛田さんと関屋さん。
「じゃあまたな栗原」
と五反野さん。
次はいよいよクリスマス。
私の頭の中は楽しい事でいっぱいだったのであった。




