表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/50

第35話 川口君らの謝罪と季節は冬へ

挿絵(By みてみん)


 この物語は、足立未来高等学校に通う、栗原(くりはら)五反野(ごたんの)(がけ)の三人が繰り広げる、ほのぼの日常系・学園モノ小説である。(栗原シホ)


 牛田(うしだ)関屋(せきや)のダイエットを手伝っているぜ。(五反野アキ子)


 季節はもう冬。

私はいつものように五反野さんと垳さんと一緒にいた。

後ろから突然谷中(やなか)君がやって来た。

「やぁ、元気にやっているか?」

と谷中君。

「またからかいに来たのか!」

と五反野さん。

「そろそろそう決めつけるのはやめようよ」

と谷中君。

「まだまだ谷中君は信じられません」

と垳さん。

「オイオイ、みんなしてやめてくれよ」

と谷中君。

「私達に何回絡めば気が済むんですか?」

と私。

「何回でも!」

と谷中君。

「駄目だこいつ…早く何とかしないと…」

と五反野さん。

「さぁ、早く向うに行って」

と垳さん。

「何で毎回こうなんだ?」

と谷中君。

「速やかに立ち去りなさい」

と私。

「もぉー!」

と谷中君はその場を去る。

「いつまでたってもこりないですね」

と垳さん。

「まったくだぜ」

と五反野さん。

「でも面白いよね」

と私。


 …しばらくして。

川口(かわぐち)君、安行(あんぎょう)君、鳩ヶ谷(はとがや)さんが来た。

「この前はすまなかった」

と川口君。

「幸い、進級に影響が出なかったです」

と安行君。

「反省しています」

と鳩ヶ谷さん。

「そうか、そうか。謝りに来たのか」

と五反野さん。

「なぜ今頃?」

と垳さん。

「良いじゃない。アレ以来は大事起こしてないし」


挿絵(By みてみん)


と私。

「ありがとうございます」

と川口君。

そして3人はその場を離れた。

「一人、関係無い事言っていなかったか?」

と五反野さん。

「さぁ?」

と垳さん。

「気のせいじゃない?」

と私。

「だと良いけど」

と五反野さん。


 …放課後。

「今頃牛田さん達は何やっているかな?」

と私。

「さっき教室を出てったから、これからまたダイエットライフかな?」

と垳さん。

「牛田も大変だよな」

と五反野さん。

「まぁ本人が希望した事なので」

と垳さん。

「まぁ、見ると少しづつ痩せてきたような気がする」

と私。

「そうかぁ?あんまり変わっていない気がするぜ」

と五反野さん。

「見たカンジは最初に会った頃まで戻っていたけど?」

と垳さん。


 翌日。

私はいつものように五反野さんと垳さんと一緒にいた。

後ろから突然粕壁(かすかべ)さんと越谷(こしがや)さんと草加(そうか)さんがやって来た。

「おはよう」

と粕壁さん。

「おはよう」

と五反野さん。

「おはようございます」

と私と垳さん。

「最近はこの3人だね」

と越谷さん。

「まぁ、関屋さんはダイエット中ですし」

と垳さん。

「牛田さんはそのお手伝い」

と私。

「3人は手伝わないの?」

と草加さん。

「いや、牛田1人でやるって」

と五反野さん。

「そうなのか」

と粕壁さん。

「まぁ、今の所は順調かな?」


挿絵(By みてみん)


と五反野さん。

「良かった。じゃあ心配いらないね」

と粕壁さん。

「まぁ、同じ仲良しグループつくっているんだからお互い頑張りましょう」

と越谷さん。

「それじゃあね」

と草加さん。

そして3人はその場を去る。


 …お昼休み。

「関屋の弁当も栄養バランスが良くなっているぜ」

と五反野さん。

「じゃあ問題ないですね」

と垳さん。

「私はあんまり気にしてないけどね!」

と私。

「少しは気にしろよ」

と五反野さん。

「まぁ、昔からそうじゃない」

と垳さん。

「まぁ、そうだけど」

と五反野さん。

「じゃあ今まで私が太った事ある」

と私。

「いいや」

「いいえ」

と五反野さんと垳さん。

「でしょ。むしろよく食べたほうが私的には良いのよ」

と私。

「そうかぁ?」

と五反野さん。

「ちょっと心配かも」

と垳さん。

「もぉー!二人とも!」

と私。


 …放課後。

「そういえばもうすぐ12月ですね」

と垳さん。

「雪降るかな?積もるかな?」

と私。

「東京都心部じゃ難しいって!」

と五反野さん。

「そーう?」

と私。

「あ、もう北千住駅だよ」

と垳さん。

「あ、本当だ。じゃあここで」

と私は改札を通る。

こうして季節は冬へ向かって行くのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ