第33話 栗原宅でお泊り会
この物語は、足立未来高等学校に通う、栗原、五反野、垳の三人が繰り広げる、ほのぼの日常系・学園モノ小説である。(栗原シホ)
牛田は関屋のダイエットを手伝っているぜ。(五反野アキ子)
今日は私の家に五反野さんと垳さんが泊に来る日です。
私が家の中で待っていると、チャイムが鳴った。
「はーい」
と私が言うと…
「栗原、オレと垳だぜ!」
と外から五反野さんの声がした。
私はドアを開ける。
「いらっしゃい五反野さんと垳さん」
と私。
「おじゃまします」
と垳さん。
「おじゃまするぜ」
と五反野さん。
「まだお父さんとお母さんはいないよ」
と私。
「そりゃそうだな!朝の10時だもんな」
と五反野さん。
「親は仕事?」
と垳さん。
「いいや、用事でいない」
と私。
「そうなのか。ところで荷物はどこに置くんだ?」
と五反野さん。
「私の部屋の隅に置いて」
と私。
「ここだね」
と垳さん。
「置くか」
と五反野さん。
二人とも荷物を置いた。
「さて、まず何やろうか?」
と五反野さん。
「そうだね、この無料ゲームとかどう?」
と垳さん。
「面白そう!私もやる!」
と私。
「PCゲームだから交代でな」
と五反野さん。
「わかっているよ!」
と私。
…3人で交代しながらやっていたらもう12時になる所だった。
「お昼どうする?」
と垳さん。
「用意してあるから一緒に食べよう」
と私。
「準備が良いじゃないか」
と五反野さん。
今日のお昼はおにぎりと唐揚げ。
おにぎりの中身はおかか。
「この唐揚げはお母さんが揚げたんだよ」
と私。
「なるほど、だからおいしいのね」
と垳さん。
「おかかおにぎりだね。エビマヨも食べたかったぜ」
と五反野さん。
「エビマヨって海老マヨネーズって事?」
と私。
「そうだぜ」
と五反野さん。
「ウチはマヨネーズはあまり使わないけどね」
と垳さん。
「そうだったなぁ。垳は昔からそうだったなぁ」
と五反野さん。
「あまり体に良くないから」
と垳さん。
「確かにね」
と私。
「オイオイ良いじゃないか」
と五反野さん。
その後…
今度はRPGをやる事になった。
モチロン交代で。
「ここはどう進めば良いの?」
と私。
「じゃあオレと交代!こう進むんだよ」
と五反野さん。
「なるほど」
と私。
「パズル系のイベントならウチにまかせて」
と垳さん。
RPGも飽きた頃。
おやつにした。
「おやつはドーナッツだよ」
と私。
「ちゃんと人数分あるんですね」
と垳さん。
「さすが栗原!準備が速い」
と五反野さん。
「いやぁ、それほどでも」
と私。
「やっぱり普通のドーナッツが一番だぜ」
と五反野さん。
夜、親も帰ってきた。
私達は親と5人で夕食を済ませると、3人でお風呂に入った。
「なんか久しぶりだな、こういうの」
と五反野さん。
「いいよねみんなでお風呂も」
と私。
「ちょっとはしゃぎすぎでは」
と垳さん。
「良いじゃん良いじゃん!」
と五反野さん。
「小学生じゃないんだから」
と垳さん。
「良いじゃない、こういう機会あんまりないから」
と私。
「もう、栗原さんはこういう所は昔から変わらないんだから」
と垳さん。
「まぁまぁ良いじゃないか」
と五反野さん。
「牛田さんにとってはパラダイス状態だよ」
と私。
「レズだからね」
と垳さん。
「そろそろ出るか?」
と五反野さん。
「もうちょっと五反野さんと密着させて」
と私。
「オイオイ困るぜ」
と五反野さん。
「たまには良いじゃないですか。五反野さん」
と垳さん。
…5分後にお風呂を後にした。
今日は布団を五反野さんと垳さんに挟まれた形にした。
「明日の午前中に帰るからな」
と五反野さん。
「関屋さんのダイエット成功したら今度は5人で泊まろうよ」
と垳さん。
「もちろんそのつもりだよ」
と私。
そして消灯…
…翌朝。
朝ご飯を食べた後。
「楽しかったぜ」
と五反野さん。
「じゃあまた月曜日ね」
と垳さん。
「うん!五反野さんと垳さん」
と私。
そして二人は私の家を後にしたのであった。




