少年は祠に悪意と憎悪を見つけました
うーん…猫は確かもう絶滅仕掛けていて金持ち位しか持ってないし、野生の個体なんてまだいたんだ…
少年は猫をなでながら少し冷静になっていた
そもそもここはどこだろう…少し木を登ってみよう
猫をしぶしぶ地面において(足に頭をこすってる…は、鼻血が)木のてっぺんまでのぼり驚愕した
「なっ!?」
そこには見渡す限り森が広がっていた
森林伐採が進んでここまでの規模の森など数えるほどしかないというのに、そして何より目の前に十メートルは軽く越えるような巨大な 鳥 が飛んでいた。
すぐに木から飛び降りると猫を拾い必死に走った
「せっかく助かったのに死んでたまるかっ!」
しかし巨大な鳥はこっちをエサとしてロックオンしたらしくしつこく追いかけてくる
「うっ!」
木の根に足をかけて体制を崩してしまったやられる…っそう思ったとたん目の前に迫る巨大な鳥以上の威圧感を手の中から感じ鳥は急に旋回し去っていった
「はぁ…はぁ」
「にゃーぅ」
手の中には何故か得意気に鳴く猫しかいなかった
「まさか…ね」
いま肩に移動した猫に巨大な鳥を追い払うような力は感じなかった
なんだかね…もうこのままここにいたんじゃさっき見たような怪物にまた会うかもしれないそう思いこの森を早く抜けることにした
……結果五時間は歩いたはずなのに森からは抜けられなかった磁石も使えない…そしてこの森には見たことがない動植物がいたうねうね踊るように動く二メートルくらいの花や岩のような皮がついた木、一メートルほどの巨大な昆虫、角が剣のように鋭い鹿などたくさん見つけた
「どうしよう…」
このままでは夜になってもこの森を抜けられないそう思っていると今まで肩にのっていた猫が急に地面に降りてまるでこっちについてこいと言っているようににゃーと鳴いた
けしておそくない速度で歩き出した猫に数十分ついていくといかにも怪しげな祠の入り口についた。
「にゃーぁ」
「ついていけばいいの?」
「にゃ!」
そんな会話(会話?)を交わし祠に入ると見たこともないような字と絵がが壁に彫り込まれていた
「なんだろうこれ……黒い髪の人達?剣を持ってる人に追われてる?…あっ猫だ…森にはいって?光の壁?…剣を持ってる人が入れなくなってる…」
なんだろうこれ…字の意味がわからないのに引き寄せられそうだ…
バチィッ!!「っ!?」
無意識に壁画にさわった瞬間手に電流が流れたように弾かれ頭の中にはすごい量の情報が流れてきた
「あっ!!ひっぁ…あっあぁぁぁぁぁ!?」
頭が情報に耐えきれず喘ぎなから地面に膝をつかせた
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きさ…らは…あくま…ぞくだ……まはころ…てしまえ!!
そん…わた…たちはな…もして…ない!!
そんな悪魔とおな…髪をしてなに…いっている!!
ちが…私達は悪魔な…ゃない!!
『うるさい!!悪魔の一族め!!皆殺してやる!!行け殺せ!!』
「うわぁぁぁぁぁぁあぁあああ!!」
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「っ!?あぁっ!!」
なんて憎悪と悪意なんだ…怖い…人種が違うだけであそこまでなんで恨めるんだ…まるで狂気じゃないか…
「はぁはぁ…」
ここは?…たしか僕は祠にはいって?…気を失ったはず…
気づいたらけしてやわらかくないベッドの上にいた
「最近こんなことばかりだよ…」
「にゃっ…」
全くだという感じで猫が返事をした…ってまだいたの!?やった!!
「ふひひ…」
あっ変な声でた、次から気を付けよう
すると部屋のドアが開いた
「あっ目が覚めたんだね、良かった~血だらけでご先祖様の祠に倒れてるときはびっくりしたよ!君見たことがないけどほかの…しゅう…ら………く」
そこにはセミロングの猫と同じ艶やかな黒髪の美少女がいた
「なっなっ!?なんで瞳が黒いのぉぉぉ!?」
彼女の瞳はまるで血のように真っ赤に染まっていた
新技能追加
大陸言語 習得