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プロローグ
少女は地球に降り立ったことで、自らの記憶を失っていた
もはや生きる意味さえも分からなくなってしまった彼女
自分は誰にも見てもらえない――
果たして彼女は誰かに見てもらえる日は来るのだろうか・・・
轟く雷鳴とともに一人の少女が「地球」に降り立った
彼女は何も覚えていないのだろうか
周りを見渡し、まるで何かに絶望したかのように頭を抱えてしゃがんでしまった
「私はどうして・・・ここに・・いるの?」
そうつぶやいて、突然立ち上がり、叫んだ
「誰も私を見てくれない!そんな世界なんてなくなればいいんだ!」
と。まるで彼女を憐れむかのように、一層雨は強く降り、雷鳴も激しくなった
雨とともに彼女の涙が流れ出した
泣いて、泣いて。泣き疲れて。いつしか眠りに落ちていった
-翌朝―
昨日の雨がまるで嘘のように雲一つない、晴天
それはまるで昨日と違う世界
彼女はただ、呆然と立ち尽くしていた
初めまして。作者の春音です。
この作品は初投稿です。
至らない点など、ご指摘があればお願いします。
まずは一つの作品に集中していきたいと思います。
何卒、よろしくお願いします。