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赤ばかりの日

作者: 濁冷 呑
掲載日:2026/10/06

今日は朝から目覚ましが鳴らなくて。

慌ててベッドから降りた。

小指をぶつけて涙が出る。

急いで家を出ると、信号は進んでも進んでも赤で。

無意識に信号を睨みつける。

信号は淡々と自分の仕事をこなすだけ。

道ゆく人も避けてはくれないし、

仕事に間に合っても当たり前で。


意地悪な指摘をされて。


お昼も、なんだか味がしなかった。

午後からはよく覚えていない。


帰りがけ、ぼんやりと信号待ちしていると、

右側に違和感。


赤ん坊が、こちらをみて笑ってた。


こっち、見ないで。

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