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【タイトル】 堕ちる!!  これってヤバイけど、有り得るよね…ってストーリィです。


第1章 アタシって、M??



ずっと自分はSなんだと思っていた…。


そのアタシが男に縄で縛られ、快感責めにされる姿を撮影されるなんて…。

元々アタシはMじゃないんだから、そんな事されてもキモイだけ。

…のはずだったんだけど、どうしちゃったんだろう…アタシ。

肌を這って行く縄の感触、次第に自由を奪われていく身体…。

もうそれだけでアソコはビショビショだし、こみ上げてくる快感に抗しきれず、喘ぎ始めてしまっている。

違う…アタシはMなんかじゃないのに…アタシはSなのに…。


アタシは舞。ごく普通の商社に勤める、ごく普通のOL。

遊ぶときはちょっと派手な格好で、ちょっと派手に遊ぶから、友達や知り合いもちょっと派手目の仲間が多いけれど、本当にヤバイ事はしてこなかった。

今までは…だけどね。

ずっとそれでうまくいってたんだよ…それで。

会社では真面目な事務員。

遊ぶときは大勢の遊び仲間や知り合いに囲まれて、お酒と出逢いを楽しむ遊び人。

そりゃ女だから、遊んでる時はちょっとは男たちから視線を浴びるし、ちょっとはモテる。

でも、極端に「普通」の枠をはみ出すこともなく、どこにでもいる遊んでる女。

男たちから見れば当たりでもなく、外れでもない女。

…だったはずなのに、それがどこからか狂い始めて、そしてどうにも止まらなくなってしまったようだった。


いったいどうなってるんだよ…これって。


あれは高校生の頃だったろうか…性格がSかMかの話になると、周囲の人たちもみんな異口同音に私をSだと言った。

それに何よりも、マッチングアプリがアタシに相性ピッタリと紹介してくるのはMっぽい男ばかり。

まぁ、相手がMの方が気を遣ってくれるし、暴力的になることもなかったから安心できたけど。


それに性格判断や占いでも、やってみるとたいがいは「S寄り」と出る。

どの性格判断でも、占いでも、定番の質問事項に答えていくといつもそんな結果が出るから、

自分でも疑ったことはなかった。

そして「何事にもムキになる性格」「目立ちたがり」「スタイル自慢」…。

これって性格判断でもよく言われるし、友達からも必ずと言っていいほど指摘される、アタシの三大キャラ。

占いなんて信じるほどお人好しじゃないけど、でもこれは当たってる。

自分でもそう思ってたんだな。


身長は170にちょっと足りない167cmだけど、顔が小さいから8頭身に近い。

胸はEカップ。

巨乳と言うほどじゃないけれど、乳輪が小さくて、カタチも悪くない。

SEXの時に感じてくると、乳首がツンと上を向いて突き立って男をそそるらしい。

自分でも美乳の部類には入ると思っている。

そして何よりも、ウエストが締まっているので相対的にバストが突き出て見えて、目立つ。

勝手に自惚れてるだけじゃないか…って言われそうだけど、いつも男の視線を胸に感じるんだから、目立っていることは確かだと思う。

街を歩いていても、会社でお客様にお茶を出すときも、電車の中でも…。

だから痴漢に合うのは日常茶飯事。

中学生の頃は痴漢されるのが嫌で嫌で仕方なくて、悔しくて泣いてしまうこともあった。

でも大学生になった頃には慣れてしまって、自分にそれだけ色気があるのだから痴漢されるのも当たり前…と思って放っておくことにした。

それよりこのバストのお陰で、パブなんかで女友達と立ち飲みをしているとたいがい男性陣はアタシに声をかけてくる。

いろいろな男性と知り合えるメリットがあるのだから、多少のデメリットには目をつぶらなきゃ…。


また脚が長いのも自慢。

身長の割に小さめのヒップ。

小さめの腰骨からキュッと締まったヒップにつながっていて、その小さな膨らみから真っ直ぐにスラリと伸びた脚…なんて言うとバストと同じで、やっぱりただ自惚れてるだけの自己満女と思われちゃうんだろうなぁ。

でも、学生時代にモデルのバイトしてて、その時に出逢ったプロのカメラマンたちもみんな異句同音に褒めてくれた。

だから目立ちたい時はなるべく脚を目立たせるタイトなミニスカを選んだり、ヒップにピッタリとフィットしたスリム・ショートパンツやレギンスを履くことにしている。

ナンパされる時も、ナンパして欲しそうに男たちに媚びを売るよりは、向こうから寄ってきて褒められたり煽てられたりして纏わり付かれるパターンの方が多いんだから、脚とバストを目立たせるって、戦略としては成功してるんだと思うけどな。


元々顔はたいして可愛くもないし、もちろんキレイ系でもない。

ドブスだとは思わないけど、こんな顔、どこにでもいるごくごく普通の顔…。

だからヘアスタイルとメイクで誤魔化すのは巧くなった。

でも厚化粧に見えたくはないから、一重の瞼や平面的な額、鼻筋、口元などの欠点をカバーする程度が関の山。

けれど、プロポーションはみんなが褒めてくれるんだから、アピールポイントにしたっていいじゃない。

もっとも男性陣が褒めるのは、たぶん下心があって…なんだろうけど。

身長が170cmには届いてないから、ファッション・モデルとしてステージに昇る事は諦めた。

でも小顔だから他のモデルと並ばなければ175cm超には見えたし、8頭身まではいかなくても7.5頭身ぐらいはあるから、その気になって大股で歩くとモデルっぽく見せることはできた。

脚も長いだけじゃなくて、全体が直線的で凹凸が少なくて、しかも膝下が長いタイプ。

だから学生時代のモデルのバイトでも、ウエアにミニスカや水着を指定されることが多かった。

もっともプールサイドやディスコの背景ではしゃいでいるエキストラ程度だったから、あんまり自慢できる訳でもないんだけどね。

でもカメラマンや編集者から指名されていたことは事実だし、同世代の女子でそんな経験ができたコなんて、ほんの一握りだけのはず。

だからスタイルはアタシのいちばんの自慢…。

中学、高校と器械体操部に入って平均台と床運動の選手になったのも、この脚とボディラインを見せびらかしたかったから。

だから身体の線がハッキリ見えるレオタード姿が自慢で、突き出したバスト、そして長い脚が強調されるハイレグ、そんな格好が好きだった。

Vネックから見えるバストの谷間、大きく開脚した時に割れ目までシルエットで浮き出てしまいそうな股間や、キュっと引き締まったヒップのラインに注目が集まるのが快感だったんだ。

体育館で練習しているときは、フロアの反対側で練習しているバスケ部やバレー部の男子がこちらを盗み見ているのが解って、気持ちよかった。

観客が入る試合で出場できたのは高体連大会の地区予選までだったけど、目立つためにスポーツ・ブラを忘れたフリをして、わざと寄せて上げるセクシー・ブラで胸の谷間を強調して臨んだこともあった。

倒立やバク転、伸身宙返りした時に、ふくらみが強調されたバストに集まる注目。

そして側方倒立回転や開脚側転で大胆に脚を開いた時の、アタシの股間を追う男たちの視線。

想像するだけでもぞくぞくしてきて、アソコが潤んできたものだった。

その頃から…だったかも知れない。

アタシの中で、「見られちゃう」から「見せてあげる」に変わっていったのは。

大学生になって街中でモデル・クラブにスカウトされたのも、器械体操で身体を鍛え、引き締めていたお陰だったろう。

プロとして社会人になっても続けていけるほどの実績は積めなかったけど…。

でも、それでもそんなスタイルが自慢で、自分の身体に注目が集まるのがうれしかった。

だから好んでボディ・ラインを強調するファッションを着ていたせいもあって、よくスカウトに声をかけられたものだった。

もっともそのほとんどはクラブ・ホステスやAV系のスカウトだったけど…。



第2章 Mな彼氏が実は…。



もともと小学生の時にやっていたスポーツはスケート。

フィギュアスケートのコスチュームも脚の長さを強調してくれたけど、でも分厚いタイツを履いてしまうのが潔く思えなかった。

だから中学生になってクラブを選ぶ時、どうせ身体の線を強調したコスチュームを着て、観客の前で開脚して股間を見せるなら…と、器械体操部を選んだ。


そんな自慢のプロポーションを、レオタード姿で撮影したい…と言ってる人がいる。

ある日、彼氏の雄二にそう言われた。

雄二のよく行くパブの常連客仲間らしい。

アタシも雄二と一緒に幾度か行ったことのある店だ。

その店で飲んでいる時、アタシも何回か話したことのある人なのだと言う。

「ホラ…舞だって三上さんに幾度もビールやワインを奢ってもらったことがあるだろ」

そう言われてみれば、朧気だけど覚えているような気もする。

雄二の方はアタシと一緒じゃない時もよくその店に通っているみたいで、店でその三上氏と顔を合わせると一緒に飲むようになったのだそう。

…で、飲んでいてアタシの話になった時、高校時代に器械体操の地方大会に出た時のレオタード姿の写真を見せたら、ぜひ撮影させて欲しいと頼まれてしまった…との事。

雄二はアタシのその写真を携帯の待ち受け画面にしているから、ありそうな話なんだけど。

でも、雄二がこの話をし始めた時、ちょっと口籠りながら言い方を選んで話していたのが引っかかった。

何か怪しい…アタシは直感的にそう思えた。

「ところで雄二、その話ってまだ続きがあるんじゃないの?」

「エヘー、いや…別に…そう言う訳じゃないんだけど…」

これだ…コイツが躊躇いながら話す時って絶対に裏がある。

そう確信して、さらに突っ込んでみる。

「その撮影って、どんな撮影?? その人はなんて言ってたの??」

「いや…だからぁ…舞のレオタード姿なんだけどね」

「なんだけどね…のその先は??」

ここでちょっと間があったのは、アタシが聞いたら怒ることだから。

「いや、その緊縛写真と言うか、レオタード姿の装飾としてちょっとだけ縄で縛りたいんだそうで…」

これだ…どうしてコイツが持ってくる話はいつも裏があって、しかもそれはアタシを怒らせることばかりなんだろう。

「舞のスタイルがあまりに魅力的だから、それを強調するために…なんだよ」

違うだろ!!…そりゃアンタ達の言い訳で、緊縛のエロ写真が撮りたいだけだろ!!

「アタシ、嫌だからね。絶対にカメラの前で脱いだりなんかしないよ」

「違うんだ、舞はレオタード以上は脱ぐ必要はなくて、その上から縄で縛るだけなんだけどさぁ…」

コイツ…まだ何か隠してやがるなぁ…何だ??

まさか金が絡んでるんじゃないだろうな。

「オイ!!…雄二!!、お前…まさかその人に金、貰ってるんじゃないだろうね」

「いやいや…舞も知ってるだろ、三上さんって金持ちでさぁ…オレたちが金欠の時にあのパブのカウンターで逢うと、よくみんなに奢ってくれてさぁ…」

「だから何だって言いたいのよ!!」

「ほんで実はオレ、先月の完全に金欠だった時に、貸してくれるって言うから5万円ほど借りちゃったんだ。だけど今月も金回りが良くなくってさぁ…」

「アンタ、返せる当てもないのに人から金借りちゃったわけ??」

「でも三上さんがね、それをこの舞の撮影でチャラにしてくれるって言うんだ」

「なんでアタシがお前の借金のために写真を撮られなきゃならないんだよ!!」

「ただモデルになってあげるだけじゃないか。それもヌードになれとかいう話じゃないんだしさぁ。ただレオタード着て、そのカッコいいスタイルを見せびらかせばいいだけなんだよ」

これだよ…これが雄二のウマイところ。

そうヨイショされると悪い気じゃなくなってくる。

出逢った当初から、どうせ周り中の女をそうやって口説いてるんだろ…と解っていながら、いいタイミングにうまくホメ言葉を混ぜてくるから、ついコイツと付き合うようになっちまったんだ…。

結局、このスタイルを披露するだけなら…と思えてきてしまった。

「それにね、三上さんは舞が恥ずかしがるようなら、全頭マスクを用意して絶対に顔バレしないようにする…って」

「全頭マスク…??、何それ」

「ホラ、プロレスなんかでよく覆面レスラーが被ってるヤツ。漫画のタイガーマスクとか、読んだことない?」

なんとなく解るような、解らないような…。

想像できなくて首を傾げていると、雄二がスマホで検索して画像を出してくれた。

それがまたSMの画像なのだから、つい笑ってしまう。

スマホの画面で見せられたのは、顔と頭全体をスッポリ覆ってしまうマスクを被った女性。

そしてその下着姿の上半身は縄でキレイに縛られていた。

そう、「キレイに」…そうとしか言いようがなかった。

それはともかく、全頭マスク…とやらを被った女性は目と口元を残して顔が完全に覆われていて、表情はまったく見えない。

だからSMの緊縛写真なのに、エロさを感じないのかも…。

少なくともアタシには、SM写真特有のエグさは感じられなかったのだ。

加えて彼らが「絶対に顔バレしない」と保証している意味も、よく解った。

写真や動画を撮影して、後から顔が解らないようにデータ加工する訳ではないのだ。

撮影時にあらかじめ隠しておけるのだから、「絶対に顔バレしない」と言うのも納得できた。

「ねっ、こんな感じの写真だと、舞のその身体の線も一段と映えると思うよ」

雄二と付き合ってもう2年。だからアタシの押し所をよく心得ている。

「何よりもそのスタイル…隠してばっかりじゃもったいないじゃん。いい機会だから、見せびらかしてやろうぜ。」

なに言ってやがる…お前の借金を帳消しにするためじゃないか。

そう思いながらも、顔バレしない…という事実に背中を押されて、つい頷いてしまった。

顔バレしない…って、それほど大きな要素なんだと、自分でも妙に納得しながら…。


どうせモデルとして撮影の被写体になるなら、モデル代で2~30万円ぐらいぼったくってやればよかった。

ちょっと後になってそう思ったのは、結構いい勘だったのかもしれない。

本当のことは、撮影の時になって解るのだけれど…。




大学を卒業して2年。

仕事にも慣れてきた時期。

単なる事務職だったから日常の変化は少なく、むしろ退屈し始めていた。

けれど就職する際、学生時代の彼氏やボーイフレンドは新しい環境に馴染むのに足手まといになるような気がして、整理してしまっていた。

だから今度はOLになった自分に合う彼氏を…と思って再びマッチングアプリを使ってみた。

そこでアプリが引き合わせたのがいまの彼氏、雄二。

知り合って2週間でアタシのアパートに転がり込んできちゃったけど、アタシも嫌じゃなかったから一緒に住んでる。


そうして付き合い始めてちょうど1年が経った。

彼は、いままでの彼氏の内でもいちばんMっぽかった。

デートもSEXもご奉仕タイプで、求めれば何でもやってくれる。

やさしい??…ウ~ン、その当時はアタシもそう思ってた。

アタシにとっても付き合ってて心地いいし、都合がよかったから。

今振り返ってみると、それって単純に誘われると断れない性格…って事なんだけどね。


ただその反面、金にだらしないのが欠点だった。

だから雄二に借金がある事は、薄々とは感付いていた。

たかが行きつけの飲み屋のツケや、仲間内のちょっとした寸借ぐらいでも、積もれば結構な金額になる。

サラリーマンで月々の定収入があっても、借りては返す自転車操業に陥るのは簡単だ。


雄二が金を借りた三上という男が何者なのか、確かな事は解らない。

けれどパブに集まる若い連中によくビールを奢って、仲間に引き込んでいるようだったから、雄二が三上から金を借りてしまった状況も容易に想像がつく。

5万円…金額から言ったら、風俗の出張マッサージあたりの相場じゃないか。

そう考えると馬鹿にされてるようで腹が立ったけれど、でも逆に顔バレしないでレオタード姿を撮らせるだけなら、そんなものなのかも知れない。


そうして何だかんだとやり取りしていく内に、「イヤだ…断る」と言う機会を失ってしまった。

翌日には、撮影のために三上が写真スタジオをリザーブした…と聞かされると、もはや後戻りできない…と思えてくる。

そして指定された土曜日の夕方、アタシはレオタード姿になって、三上のカメラの前で縛られることになってしまった。


レオタード姿は学生時代に器械体操選手権会場のステージやホールなどで、散々披露してきた。

男達の視線を浴びることは、むしろワクワクしたし心地よかった。

けれどもその恰好で身体を縛られ、緊縛写真を撮られる…というのはまったく次元の違う話。

成り行きで仕方なく…であっても、他人の男にそんな写真を撮られるのが恥ずかしくなくなる訳じゃない。

当日は嫌々ながら、渋々雄二の後についてそのスタジオに入った。



第3章 でも撮られるのは嫌いじゃない。



「オウ、来てくれたか…本日のモデルさん」

「こちらが撮影を依頼した三上さん…」

雄二が男を紹介する。

「ウンウン、さすが抜群のスタイルだな。素材がいいから映えるカットが撮れるよ」

たかがエロおやじ…そうは思っていても、つい愛想笑いで応えてしまうのは、社会人になって身に着けてしまったマナーとか言うヤツ。

「あの、本当に顔バレしないんですか??」

「アハ、不安かい?…もちろんコイツ、全頭マスクを用意してあるから大丈夫だよ」

その男、三上は笑いながら持っていたマスクをアタシに手渡した。

実物を見るのは初めて…。

それは革製らしく、頭全体にスッポリと被って後頭部の編み上げ紐を締めてしまえば、髪も顔もほとんど頭部全体を完全に隠してしまう覆面のようなものだった。

「そしてこれが今日着てもらうレオタードとスポーツファンデーション。たぶんサイズは合ってると思うよ」

なんだ、レオタード用のショーツとスポーツブラも用意してくれたんだ…。そう思ってアタシは少し安心した。

もしかしたらファンデーションなしで直にレオタードを着用させて、乳首やアソコの透け狙いの写真を撮りたがるか…と想っていたから、自分のスポーツファンデーションも持ってきていたのだが…。

「早速だけど、あっちの部屋で着替えておいでよ」


着替える時に、同時に全頭マスクを被らせてもらって顔を隠せたのは救いだった。

最初から完全に顔を隠した事で、むしろ大胆になれてしまった。

三上が用意していたレオタードも、ハイレグのV角度がちょっと深いタイプだったけれど、その分脚が長く見えるか…と想っていい事にしてしまった。



正面に大型モニター。その背後に三脚を立てているらしく、モニターの上からカメラのレンズが覗いている。

モニターには三上のカメラが捉えている映像が映し出されるらしい。

その他にも左右に1台ずつ三脚が立てられ、カメラが乗せられている。

そしてその前に椅子が一脚。

左右に肘掛け、そして足を置く台が付いた、リラックス・チェアのような形の椅子がポツンと置かれているだけだった。


「オ~…レオタードになると、またスタイルの良さが際立つね」

大袈裟な感心したような声が白々しいと思いながら、やはり愛想笑いをしてしまう。

もっともこの愛想笑いは覆面で見えないか…。

「さあ、この椅子に座ってみて…」

座ると、三上はおもむろに肘掛けの位置を調整して言った。

「ここに腕を乗せてごらん」

左右の肘掛けに腕を乗せると、いきなり縄を取り出して肘掛けに腕を縛り付け始める。

あっと言う間に両腕を左右の肘掛けに縛り付けられてしまった。

そして両脚も足乗せ台に足首、左右のアームに両脹脛、そして太腿を縛り付けられてしまう。

どうやらこの椅子に、縛り付けて撮影するつもりのようだった。

緊縛写真…と言うから、もっとバストの上下や股間に縄を回して、全身をがんじがらめに縛り付けるのかと思っていたのだけど…。

胸の上下に縄をかけられるだろうと思っていたのでスポーツブラを着けていたけれど、それ以上はボディに縄をかける様子はない。

だったら寄せて上げるブラを持ってきて着ければよかった…。

絶対に顔バレしないとなると、そんな余裕もできてくるようだった。


三上は淡々とアタシの両手脚を椅子に縛り付けると、椅子に仕込まれたモーターか何かのスイッチを操作し始めた。

まず最初に脚を縛り付けたアームがいきなりせり上がり、膝を抱えた格好になった。

そしてゆっくりと左右にアームが開いていく。

結局、大きく左右の脚を開いた格好にさせられてしまった。

AVやアダルト・コミックに出てくるM字開脚というヤツだ。

正面のカメラでその姿を撮影しているらしく、大型のディスプレイに開脚させられた股間、その脚の間に覆面を付けた頭部が映っている。

こんな趣味の悪い映像、いつもの私なら絶対に拒否している。

寒気がするほど嫌だった。

でも顔は映っていない。

だから自分の映像じゃない…と思うことにした。

「顔バレ」しない…って、とっても不思議な心理をもたらすらしい。

ヤダ…アタシって…なに考えてるんだろう。

でもホントにアタシって解らなければ、AV出演だってできちゃうかも。

余裕があった…というのだろうか。

その時はまだ、そんな事を冗談みたいに考えて、覆面の下で密かにニヤついていた。



第4章 契約



「さて、舞ちゃん…だったよね」

そう言いながらアタシを見る三上の視線は、まるでアタシの身体を撫で回すようだった。

「どうだい、拘束椅子の座り心地は…」

格好だけで言ったら、産婦人科の分娩台に縛り付けられているようなもの。

座り心地もへったくれもあるか…と言いたかったけれど、黙っておくことにした。

こんな格好をさせる椅子もキモかったし、その姿を撮影しようとしている三上もキモくて、口をきくのも嫌だった。

黙って顔を背けているのを見て、嫌悪しているのが少しは伝わったのかも知れない。

三上はアタシの覆面を掴み、強引に顔をカメラへ向けさせた。

相手からは目と口元だけしか見えないけれど、睨みつけているのが解ったろうか。

「そうか、仕方ないな。では、電マ責めを体験してもらおう」

電マ責め…別に知ってるわけじゃないけど、AVなんかで見たことはある。

「感じてくれば、少しは機嫌もよくなるだろうよ」

左右に置かれたカメラのアングルを調整しながら、そう言って、ニンマリ笑った。

その言い方がキモくて、やっぱり嫌悪感が湧いてくる。

けれど覆面をしているからアタシの表情が解る訳じゃない。

三上はアタシの反応などお構いなしに、淡々と続ける。

「おい雄二、そこにある電マを取ってくれ」

雄二がスタジオの端に置いてあった電気マッサージ器を取りに行って、三上に手渡す。

かなりゴツくてデカいマッサージ器だ。

「オナニーする時に、使ったことがあるだろ」

フン、こちとらそんな道具を使わなきゃならないほど、飢えちゃいないんだよ。

そう言ってやりたかったけど、やめておいた。

ホントの事を言うと、いちど使ってみたかったのも事実だけど…。

電マをアタシの目の前に突き出して見せながら、三上はスイッチをONにした。

「ホラ、見てみろ…この振動」

ブルブルと音を立てながら震えるマッサージ器が、股間に近づいてくる。

その周囲の空気の振動を感じただけでも、強力さは解った。

だから必死で腰を引いて逃れようとするのだけれど、両足を大きく開いた状態で椅子に縛り付けられているのだから、どうにもならない。

三上はゆっくりと焦らすようにマッサージ器の先端を股間に近づけていく。

「コイツをな…こうしてクリに当てると…」


瞬間…アタシは全身を電流が走り抜けたような気がした。

両手足を椅子に縛り付けられていなかったら、飛び上がっていたろう。

アタシがこの頑丈で重い拘束椅子を揺らすぐらいビクンと反応したのを見て、三上と雄二は高らかに笑った。

「よしよし、こいつをクリに固定してやろう」

マッサージ器のアーム部分が椅子の座面の穴に差し込まれ、震える先端がクリの辺りに押し付けられる。

その強烈な振動がアソコ全体を震わせ、感じてしまうのをどうにもできない。

悶えるしかなかった。

微かに動かせる腰が勝手にシコシコと上下運動してしまう。

「おいおい、舞…卑猥な動きだな」

「まるでアソコが男のモノを咥えこんで、ピストン運動してる時みたいだぜ」

卑猥なのはお前らの涎を垂らしそうな面だよ。

そう言い返してやりたかったけれど、身体の方はそれどころの状態じゃなかった。

身体がビクンビクンと反応してしまうのを堪えようがなく、ほとんど悶絶状態。


「ヨーシ、いいだろう。振動を弱くしてやれ」

三上に言われて雄二が強度のスイッチを弱に切り替えたのだろう。

いきなり楽になった。

ゼイゼイと息切れが止まらない。

必死で堪えていたけれど、最後の方はイク寸前だったかも。

「ア~ァ、こんなに濡らしちゃって」

「あは、もうビショビショじゃないか」

たぶん染みができている。

アソコが溢れ出して、スポーツショーツでも留めようがなくて…。

絶対に男たちには知られたくなかったけれど、ホントはこの椅子に縛り付けられた時から、すでに潤み始めていたのだ。

悔しいけど仕方ない。


「ヨ~シ、その調子で今度はコイツを読み挙げてもらおうか」

三上がアタシの目の前の大型ディスプレイの画面を切り替えながら言った。

大型ディスプレイの画面にはアタシの映像が映し出されていて、それに重ねて性奴隷契約書…という文字が浮かんだ。

どうやら画面に表示されるスーパーの文字を、声に出して読め…ということらしい。

性奴隷契約書…それにしてもなんと趣味の悪い。

その下に続く幾つもの項目を読み上げていくアタシを、映像で撮りたいというのだ。

そんなことをさせて、こんな映像を観る男たちは興奮するものなんだろうか。

いや、三上や雄二たちの下半身は、すでに異様に膨らんでいる。

女を縛って拘束し、無理やり性の奴隷として契約させる…そんなシチュエーションが彼らをそそるのだろう。

そんな下劣な映像のために、このくだらない性奴隷契約書とやらを読み上げさせられるアタシは、いい迷惑なんだけど…。

もうこの時点で、いささかウンザリしてきていた。

全頭マスクで顔バレしないとはいえ、レオタード姿で椅子に縛り付けられている事にも、無神経に電マをクリに当てられることにも、そしてそんな自分を撮影されていること自体にも、もうウンザリだった。

早く終わらせてしまいたい…。

その一心で性奴隷契約書とやらのスーパーを読み上げることにしてしまった。


「はい、はい、じゃぁ読みますよっ」

「おい、もっと真面目に読めよ。そんなふてくされて読んだんじゃ…」

「いいじゃない、スーパー通りにちゃんと読み上げてるんだから」

雄二がアタシの態度に文句を付ける。

ところが三上は笑いながら言った。

「いいよいいよ、素材がいいから、そのフテた態度も面白い演出になるさ」

投げやりに読み上げるだけでもいいと言う。

だったら不服そうな雄二は無視して、とっとと読んでしまおう。


性奴隷契約書


私は、この性奴隷契約書に基づき、今後は以下の誓約の全てを遵守していくことを誓い、ここに契約を締結いたします。


1. 私はご主人様である「三上晴夫」様の性奴隷となることを契約し、ご主人様の性処理に従事することを誓います。


2. 今後、私はご主人様の所有物であり、精神的にも、肉体的にも、すべてご主人様のご命令に忠実に従うことを誓います。


3. ご主人様の命令は絶対。例えどんな苦痛を伴うことや恥ずかしいことであっても、ご主人様のご命令には絶対服従し、受け入れることを誓います。


4. 性奴隷の制服は全裸に首輪。これからはご主人様にこの身体をお使いいただくことを歓びとし、ご主人様のご要望とあればどんな状況においても変態で淫乱な雌となることを誓います。


5. 性奴隷の義務は、ご主人様の欲求の処理。私の性器、アナル、口腔、咽頭はご主人様の性処理の道具です。ご主人様のご命令次第でいつでも、どのようにでも使っていただくことを受け入れると誓います。


6. 緊縛、拘束、責め、スパンキング、鞭、蝋燭、その他ご主人様がされるあらゆる行為を感謝して受け留め、絶対に避けたり逃げたりしないことを誓います。


7.ご主人様の行為で身体に残された跡や痣などは、ご主人様の愛情の証として感謝して受け留め、深く刻まれるほどに深く感謝すると誓います。


8. スワップ、放置、貸出調教、肉体改造、その他、ご主人様が要望されるプレイであれば、すべて従うことを誓います。


9. ご主人様の歓びは奴隷の歓び。ご主人様にお歓びいただくために、いつでもどこでも御仕えし従うことを誓います。


10. ご主人様の許可なく自慰行為は行いません。またご主人様のご命令であればいつでも、どこでも自慰行為をご披露することを誓います。


11.ご主人様へのご挨拶は必ず全裸に首輪でご主人様の足元に土下座。その後、必要に応じて四つ這いか、M字開脚座りでご主人様の挿入を受け入れる準備をし、ご主人様の性処理の妨げにならない様に務めることを誓います。


12.もし上記の契約に反する事があれば、どの様な懲罰でも甘受することを誓います。


この契約は、奴隷である私の側から破棄して奴隷の身分から解放される事は出来ないものと致します。


以上、私のご主人様である「三上晴夫」様との主従関係を理解し、ご主人様に自分のすべてを委ねて従い、ご主人様に如何様にもお使いいただける変態性奴隷として生きることをここに契約いたします。


2024年1月28日



こんなものを映像の中で読み上げたところで、何の契約にも、誓約にもなりはしない。

それはアタシだって解る。

契約書とやらの末尾に本人を証明する署名や捺印がなければ正式な契約書とは言えず、成立しないはず。

本人が読み上げている姿は撮影されているが、覆面姿で顔を映されている訳じゃない。

もちろん住所氏名を言わされた訳でもないし、署名や捺印を要求されることもなかった。

これが三上の言う「面白い演出」??

しょせん彼らの創る映像なんて、こんなものなのかよ…。

アタシは呆れて笑ってしまった。

全頭マスクの下で、バレないように…だったけど。



第5章 アタシ…ハメられたのかも。



「さて、本日の撮影のクライマックスといこうか…」

三上の言葉に、溜息が出た。

「エ~ッ…まだやるの~??」

そう言いかけて、息を飲む。

こちらへ向かってくる三上の手に握られていたのは、大型の裁ちバサミ。

彼らが何をするのか、すぐに解った。

いきなり着ているレオタードの股間部が引っ張られて、ハサミで裁ち切られる。

脚も、腕も、拘束椅子に縛り付けられているから、逃れることも、拒むこともできない。

そのままスポーツショーツも断ち切られて、股間が剝き出しになる。

パイパンの股間も、クリも、アソコも、カメラの前で丸見えにされてしまった。

そしてハサミはそのままレオタードを上に向かって裂いていく。

ハサミの先端が間違って肌に触れて傷つけないか…。

怖くて声が出ない。

ハサミは一気にバストの谷間を切り裂いてレオタードを真っ二つにし、スポーツブラも切り裂かれてしまった。

M字開脚に縛られているから、乳輪や乳首も、股間の恥丘も、クリの包皮や襞の奥も、隠しようもない。

コイツらの狙いは、これだったのか…。

スタイルがいいからレオタード姿を撮りたい…??

コイツらが女を撮りたい…と言ったら、裸以外にあり得ないだろ。

コイツらのタチの悪さにもムカつくけど、いまさらやっと気づいた自分自身にも腹が立った。


だけど次の瞬間、アタシはそれを遥かに上廻るショックで凍り付いた。

次に三上が手をかけたのは、アタシの顔を覆う全頭マスク。

あまりの事に声が出ない。

悪どい奴らだとは解っていたけれど、こんな事は予想もできなかった。

頭部を締め上げて顔と頭にピッタリとフィットさせている革紐の網目を、三上のハサミがゆっくりと切断していく。

「ア~…やめて、やめてください。お願いだからそれだけは許して…」

言えたのはそれだけ…後は悲鳴にしかならなかった。

数分もたたないうちにスッポリと頭部を覆っていた全頭マスクを脱がされ、顔を大写しにされてしまう。

大型ディスプレイに、全裸で拘束椅子にM字開脚で縛られた自分が映っている。

三上が手持ちのカメラで下半身の秘部から胸、そして顔へと接写していく。

最後に茫然と呆けた表情の、自分の顔が大型ディスプレイいっぱいに映される。

人間、ここまで追い詰められてしまうと、泣き叫ぶこともできなくなるらしい。


でも、まだ終わりじゃなかった。

「おい、雄二…控室へ行って、例のモノを持ってこい」

雄二が持ってきたのは、アタシのバッグ。

中から奴らが取り出したのは、アタシの会社の社員証と運転免許証。

両方とも顔写真付きだ。

雄二がその2枚を細い棒の先にテープで貼り付け、アタシの顔の脇に差し出す。

三上がカメラを持って近づいてくる。

アタシの顔と一緒にそれを撮影するつもりなのだ。

もうどうにも抵抗できない。

「お願い…助けてください」

そう言うぐらいが精いっぱいで、本当にどうにもならなかった。

「本庄 舞、北川商事、国内営業2課、2000年11月3日生まれ…」

雄二が社員証と免許書を読み上げていく。

その状態で顔のアップを数分間、撮影されてしまった。


性奴隷誓約書を読み上げたのは、覆面してレオタード姿で椅子に縛り付けられ、股間に電マを当てられた女。

けれどそのまま映像は続いていて、レオタードを切り裂かれて全裸にされ、覆面を剥がれて顔出しさせられたアタシが映っている。

しかも住所と本名、勤務先を証明する身分証付きで…。

これがどれほど最悪の状態か、ちゃんと理解できるまで数日かかった。

いや、身に染みて解るまで…と言うべきか。


いずれにしても、顔出しで全裸緊縛の姿を撮られてしまったことは動かしようもない事実だった。

その映像を売られたり、SNSにアップされないためには、三上の言うなりになるしか道はなかった。

警察に行って訴えることも考えたが、それがニュースとなって流れたら、きっとネットではいつの間にか身バレしてしまい、アタシの人生は一巻の終わりとなるだろう。

何より雄二は、アタシの友人たちや同僚など周囲の人間関係を知っている。

警察に捕まっても、報復として後々友人や共通の知り合いにバラして、アタシに二度と消せないデジタル・タトゥーを刻み付けるぐらいのことをするのは訳がないのだ。

まさにいまのアタシは三上や雄二の性奴隷。

あのくだらなくて馬鹿馬鹿しく、愚の骨頂に思えた性奴隷契約書は立派に機能しているのだ。


後になって三上に言われた。

「しかしお前も可哀想なヤツだな。雄二ってアイツ、NTRの典型だぜ」

「NTR??」

「自分の女が他の男に寝取られることに興奮するヤツ…ってこと」

アタシもよく理解できた…いまさらだけど。

たぶん雄二としてはアタシを三上の罠にかけることで、興奮を得たかったのだろう。

三上はそれに乗って、アタシを手に入れた。



第6章 調教…序章



そう…その日、ショックでボロボロになって家に逃げ帰ったアタシは、翌日の日曜日も三上に呼び出された。

いきなりスマホに電話がかかってきて、有無を言わせずに…。

おそらく雄二はアタシのスマホの番号、SNS、現住所、実家の住所まで、何もかもを三上にバラしてる。

そしてたぶん雄二は逐一、今アタシがどうしているか…とかを三上に報告していたのだろう。

こうなると三上の手下に常に見張られているようなものだ。

案の定、三上との電話を切ると、アタシの様子を窺っていたように雄二が言ってきた。

「三上さんが家に来いって言ってるんだろ。舞は三上さんの家に行くの、初めてだよな。着替えて仕度ができたらオレが連れて行ってやるよ」

コイツらと手を切って、消えちまいたい。

けれど昨日、アタシはあんな事をされて、その姿の映像を撮られてしまっている。

現実的には雄二と別れ話をすることでさえ、躊躇せざるを得なかった。

「あっ、三上さんと会う時は、特に指定されなかった場合は持ってるスカートの中で一番短いミニを履いて、上はキャミソールな。寒かったら何か羽織ってもいいみたいだけど」

雄二のヤツ、アタシのワードローブを把握しているから、かなり際どいミニと背中が大きく開いたエロいキャミソールになると解って言ってるのかも。

あれって夜中に男を挑発したい時に着るコーディネーションだ。

日曜の真昼間に着るのは、さすがにアタシだって恥ずかしい。

仕方ないので上にレインコートを羽織る。

これで肩や背中、太腿が丸出しになる心許なさは、少しは紛れた。


本音を言えば、そのままバックレて逃げたかった。

雄二にもそれが解るのか、アタシが着替え終わるのを待ち構えていて、家を出る時も、電車に乗る時も、街を歩く時も、アタシの腕を掴んで離さなかった。

まるでアタシを三上の元へ連行するかのように…。


三上の家は、意外と普通のマンションだった。

流行りの高層でもなく、やたらと派手でゴージャスなエントランスでもない。

8階建ての最上階だから、かなり値は張るのだろうけど…。

それより驚いたのは、雄二が1階のオートロックドアの鍵を持っていたこと。

コイツ…小遣い銭欲しさに三上にアタシを売り飛ばしただけじゃなくて、自分まで身売りして飼われてるってこと…??


エレベータを降りて、雄二がフロアのいちばん奥の部屋のベルを押す。

「オウ、来たか」

インターホン越しに三上の声が聞こえて、ドアが開いた。

そして玄関に入ると、アタシは三上に引き渡された。

そう、雄二のヤツめ…アタシを置いて帰っちまった。

昨日のように男二人がかりで…と思うとゾッとするけど、ひとり取り残されてしまってもどうしていいのか解らない。

こんな時は、「お前のせいだ」…と恨む相手が必要なんだけど…。


「意外そうな顔をしてるな。キンキラキンの超高層のラブホみたいな部屋を想像してたか??」

三上はアタシの顔を覗き込んでそう言った。

「超高層はルームの極端な改造が禁止でね。ルームをひと部屋、こんな風に改造しちまうことはできないんだ」

そう言いながら三上はやたらと広いリビング・ダイニングを通り抜けた先の部屋にアタシを案内した。

その部屋もかなり広くて20畳ぐらいはあるように見える。

ほとんど家具が置かれていないから、殺風景でだだっ広く見えるのかも知れない。

リビングはベランダに面したガラス戸に囲まれて明るいのだが、この部屋には窓は一切なく、壁は模様も何もないビニールのような壁紙が張られている。

インテリアらしいものは革張りの重厚なチェアが一脚と簡素な戸棚だけ。

壁の一面が鏡張りになっていて、そして部屋の真ん中にテレビの通販でよく見かける「ぶら下がり健康器」のようなスチールのフレームがひとつ。

「どうだい…壁も床も完全防音で、ドアを閉めてしまえば叫ぼうと暴れようと、音は一切外へは漏れない。そして壁も床も防水加工済み」

そこまで説明されれば、アタシだって想像は付く。

ただ口に出して言いたくなかっただけ。

「舞、お前の調教部屋だ」

三上にダメ押しのように言われると、その悪趣味さが一層誇張されるようだった。

嘲笑いたかった。高らかに笑ってやりたかった。

ただアタシが笑えなかったのは、不覚にも自分のアソコが潤み始めていたから。

それを誤魔化すために、無表情でいただけ。


いったい、どうしちゃったんだろう…アタシ。

昨日の、椅子に縛り付けられて味わった電マの感触を想い出したからなのか…。

それとも身動きできない状態でレオタードを裂かれ、全裸にされて覆面を取られ、顔バレさせられた屈辱、恥辱を想い出したからなのか…。

あるいはこれから先、自分の身の上に起きる事を想像したせいなのか…。

いずれにしても、アソコはもう濡れて溢れかけている。

コレって何?? もしかしてアタシはMだった…ってこと??

頭の中が混乱している一方で、身体が反応してしまうのをどうにもできなかった。



第7章 性感開発



「さて、始めようか…」

三上が革張りのチェアに腰を下ろしながら言った。

どうやらその椅子がご主人様とやらの席らしい。

「まず鏡に向かって立って、一枚一枚着ているものを脱いでいくんだ」

…そう言われても、男が目の前にいるのに、簡単に服を脱げるものじゃない。

昨日、この男に騙されて縛られ、レオタードを切り刻まれて、すでに裸を見られてしまっているのだけれど、それで恥ずかしさが消え失せた訳じゃない。

やはり男の前で脱ぐ…というのは抵抗がある。

それもかなり…。

「どうした、お前の性奴隷契約書には、お前の制服は全裸。身に着けていいのは首輪だけ…と書かれているんだぞ」

仕方なしに渋々レインコートを脱ぐ。

そしてキャミソール…。

鏡に映った、ストラップレスのブラを身に着けただけの自分の上半身。

思わず手が止まって、胸元を腕で隠してしまう。

「隠してはいけないと言ったろう。さあそのブラも取るんだ」

ブラのホックを外し、足元に落とす。

カタチのいい自慢のバスト…。

でも、すでに乳首が堅くなって勃ってしまっている。

それを三上に見られたくなくて、思わず手で隠してしまう。

「隠してはいけないと言った筈だ。さあ、見せなさい」

鏡の中で、俯いて羞恥に耐えるアタシ。

「そのままスカートと下着も脱ぐんだ」

ウエストのホックを外すと、スカートが足元に落ちた。

鏡に映る三上の様子を窺うと、腕組みをしたままじっとこちらを見ているのが解る。

どうやらショーツだけは許してくれる…なんてことはなさそうだ。

仕方なくショーツも脱ぐ。

裸になる…ということが、こんなにも心許なくなることなんだと、初めてわかったような気がする。

例えキャミやミニスカ、もっと極端に言ってしまえばほんの小さな布面積で、恥ずかしい部分のポイントだけ覆う三角ビキニでも、自分の弱い部分を覆い隠していることは、保護して防御している…ということ。

その安心感がどれだけ大きかったのか、剥き出しにされて初めて実感できた。


三上がアタシの身体を鑑賞しているのが解る。

隠すな…なんて言われても、無理。

どうしても右手でバスト、左手でアソコを隠してしまうのは仕方ない反応。

…すると椅子に座っていた三上が立ち上がって、こちらへ歩いてくる。

何をされるのか…鏡の中で固まるアタシ。

三上はアタシの背後に立つと、両腕を引きはがして頭の後ろに回させ、縛ってしまった。

さあ、これでどうにも隠しようがない…すべては剥き出しにされてしまった。

三上の指が乳首に触れ、そしてアソコの襞の合わせ目をなぞった。

「よ~し、いいコだ。もうたっぷり興奮してるな」

そう、完全に堅くなって勃起している乳首、そしてすでに潤みが溢れ始めているアソコ。

アタシはこの状況にもかかわらず感じてしまい、身体の芯が疼いてくるのをどうしようもなかった。

「やっぱりお前は本物のMの資質を持っているんだ」

三上がアタシのアソコの襞を指先で掻き分け、指を挿入した。

身体がビクンと反応してしまう。

アソコの中を、指先で無理やり掻き回される。

身体を硬直させて必死で耐えているアタシの耳元で、三上は囁いた。

「心配するな…これからは何もかもをオレに委ねていればいいんだ」

そしてアソコから引き抜いた指先を眺め、そこに絡みついている愛液の粘りを確認するように、アタシの目の前で指先を舐めて見せた。

キモイ!!…キモイのに「やめて!!」と言えなかった。

なぜなら三上がアタシの愛液を舐めるのを見せられて、アタシのアソコはビショビショに濡れて溢れ出してしまったから。

こんなグロテスクな事をされているのに、鏡の中のアタシは愛液を滴らせ、太腿に模様を描いていく。

その状態を確認した三上が、アタシの耳元で囁いた。

「そうそう、その調子。じっくり調教して、快感に狂わせてやる」


三上はアタシの身体の各部を点検するように触れ、摘まみ、抓り、アタシの反応を確認していく。

いや、その一挙一動に反応するアタシを鑑賞している…と言ったらいいのだろうか。

鑑賞されている…と思うことで、身体はいっそう敏感になってしまう。

そんなアタシの状態を見透かしたように、三上はアタシの恥ずかしい部分を鑑賞し、じっくり弄っていく。

こうして羞恥心を煽られ、追い詰められていくことで、身体はさらに敏感になる。

まるで感性を躾けられていくようだった。

身体の感触を楽しまれ、鏡の中のアタシの反応を楽しまれ、アタシはもう立っているだけでやっとの状態。

三上の指先が脇腹から尻を過ぎ、やがてクリに達する…その寸前、アタシは崩れ落ちるようにしゃがみ込んでしまった。


「立っていろ…と言った筈だ」

三上がそう言うだろうと思っていたら、違った。

「仕方ないな…じゃあもうちょっと楽にしてやるか」

笑いながらそう言ってアタシを助け起こす三上。

エッ?…鬼、悪魔、極悪人の三上が、どうしちゃったんだろう。

三上の意外な反応に戸惑った。

でも結局あのぶら下がり健康器みたいな金属のフレームの所に連れて行かれ、今度は頭上のバーに両腕を縛り付けられてしまった。

これで倒れてしまう心配はなくなったけど…。


今度は手首を縛られて上から吊り下げられた状態。

だからもう敏感な部分を手で隠すことも、守ることもできない。

もちろん三上の指先から逃れることも、拒むこともできない。

それがかえって三上に触れられている部分に神経を集中させてしまうようだった。

敏感な部分を摘ままれ、転がされ、弄ばれ、じっくりと時間をかけて延々と喘がされ、快感に溺れていく鏡の中のアタシ。

三上は品定めするようにアタシの乳首やクリを弄っていく。

そのあげく、取り出したのは筆。

「まだまだ、感度を試させてもらうぞ」

二の腕の内側から脇の下へ、這っていく柔らかな毛筆の先端。

ただなぞられているだけなのに、筋肉が勝手に反応して身体を捩ってしまう。

脇の下は完全に凹んでしまい、その反応を楽しむかのように筆先がくすぐる。

必死で我慢しているのだけれど、その分息が荒くなって喘いでしまう。

そんなアタシの様子を見て、ニマニマと笑いを浮かべる三上。

やがて筆の先端はバストの周囲を這って、そして乳首へ…。

つい喘ぎ声が漏れてしまう。

「ヨシヨシ…いい声だ」と満足そうな三上。

悔しいので懸命に堪えて声を押し殺す。

…と、筆先がバストの谷間から下がってアンダーバストをなぞっていくと、いきなりとんでもない快感の波が襲ってきた。

「ア~ァ…ダメ…ハアハア」

なりふり構わず悶えて声を出してしまう。

「なんだ、スペンス乳腺を責められるのは初めてか…」

「スペンス…乳腺…??」

「そう、人によっては乳首より快感が得られるスポットだ。雄二に愛撫してもらったことはないのか」

雄二のヤツがこのスペンス乳腺とやらを知っていて愛撫しなかったのか、知らなかったのかは解らない。

けれどそんな事はもうどうでもよかった。

それよりさっきからこみ上げてくる快感を堪える方に必死だった。

繰り返し左右のバスト下のスペンス乳腺とやらをなぞっていく筆先。

もうそれだけでイッてしまいそうなのだ。

たった筆一本で撫でられただけで、ここまで追い詰められるとは…。

「まだイクんじゃないぞ」

そんなアタシの状態を見透かしたように三上が言う。

「イッていいと許可する前にイッたら、罰として鞭打ちのお仕置きだからな」


「もう無理…」

そう言ってしまいそうになった時、やっと筆先はスペンス乳腺の部分を離れて脇腹へ。

スペンス乳腺でイッてしまいそうになるのを堪えるのも辛かったが、脇腹はまた人をくすぐる時のメインエリア。

筆先が近づくに従って腹部は凹んでしまうし、触れれば身体が捩れて反応してしまう。

それはそれで辛かった。

そして筆先が下腹を経て股間に到達し、また押し寄せる快感に耐える時間。

いちばん敏感なクリがまだ包皮を被っていて、ピンクの部分が顔を出していなかったから何とか堪えることができたけれど、危なかった。

あと少し煽られていたら、イッてしまっていたかも…。

もしかしたら三上はアタシの反応を見て、絶頂へ到達するタイミングまで読んで、わざと寸前で止めたのかも知れない。



第8章 イキ我慢…そしてお仕置き。



「ウン…思った通り、お前はなかなかいい感度をしてるな」

三上は筆責めでアタシの快感ポイントと感度を確認できた自信があるらしい。

悔しいけれど、無防備の状態で感じさせられて、されるがままに反応するしかなかったのだから仕方ない。

「さて、ここからはお前がどこまで我慢できるか試してやろう」

筆をフロアに置いた三上は、金属のフレームの中央部分に横方向のアームを取り付け始めた。

そしてそのアームにアタシを座らせ、両脚を上げた状態で前方の支柱の中ほどに足首を縛り付けた。

またしても開脚…それも大股開きで、股間の秘部を丸出しにさせられた格好。

婦人科の診療台に縛り付けられたら、こんな感じかも。

鏡の中のアタシは、まるで股間の感じる部分を嬲って欲しいと差し出しているかのように見えた。

「いい格好だ…スタイルがいいから、こんな格好で縛っても不細工に見えないな」

褒められているのか、貶されているのか…。

次に三上が手にしたのは電動マッサージ器。

またしても昨夜の続きが始まるらしい。

いや…昨夜のウンザリするような半端な責め方ではなかった。

しばらくの間、電マが弱レベルの振動でクリの周辺をなぞっていた間はまだ余裕があった。けれど次第に振動が強められていくと、強烈な快感が襲ってくる。

必死で堪えていても、容赦なく快感の波は高まってきて…。

「あっ…ダメ…イッちゃう」

腰が浮きかけた瞬間、電マは止められてしまった。

「イク時は許可が必要…たしか奴隷契約にはそう書かれていたよなぁ」

三上がアタシの顔を覗いてニマニマ笑う。

そして少し落ち着いて来ると、また電マのスイッチが入れられて、先端がクリに当てられる。

それからはONとOFFの繰り返し。

快感の波が高まってイキかけるとストップ…のパターンが延々と続く。

「これを寸止め地獄って言うんだ」

アタシが絶頂に到達できないで自分を持て余し、悶々としているのを、三上はうれしそうに眺めながら言う。

焦らされて、焦らされて、焦らされて、ひたすら焦らされ続ける辛さ。

それも寸止めを繰り返される内に、次第に快感の波が強まってくるみたいで、イクのを堪えるだけで必死だった。

あっ…また…今度の波は信じられないぐらい大きい…。

「ダメ…もう無理…イッちゃう」

「そうじゃないだろ…ご主人様にお許しを請う時は、お願いします、イカせてください…だろ」

そんなやり取りをしている内に、あまりの快感の強さに堪えきれず、イッてしまった。

腰を浮かせて、思いっきり力んで、そして脱力すると同時に痙攣して…。

ホントは三上にバレないように、コッソリとイッてしまいたかったのだけれど、強烈な絶頂だったから誰がどう見ても解るオーガスムスだったろう。


「ア~ァ…イッちゃったな。まだ許可してないのに」

三上の声が聞こえる。

絶頂の余韻で、頭の中はまだ朦朧としていた。

やっと少しずつ喘ぎが収まってくる。

ふいに三上が耳元で囁いた。

「でも、よく我慢したな…偉かったぞ」

そしていきなり顔を近づけてきた三上は、キスをした。

アタシの唇に…。

軽く唇と唇を合わせただけのキスだったけれど、予想外の事に頭の中が混乱して、どう反応していいのか解らない。

余程キョトンとした顔をしていたのだろう。

三上はアタシの頬を軽く撫でて、もう一度唇を重ねてきた。

入ってきた三上の舌先に、アタシも舌を絡めて応えてしまったのは、頭が朦朧としていたせいだろうか…。


「さて、お仕置きだな」

身体を起こした三上は、またしてもニマニマ笑いながら言った。

結局これか…キスの意味を考えている暇もなく、またしても怯えるアタシ。

縛られて身動きできないアタシには、何をされるにしても受け留める以外に道はない。

「今度はイッてもイッても終わらない連続絶頂、イキ地獄ってヤツを味わせてやる」

再び電マのスイッチを入れる三上。

先程あれだけ大きな絶頂を迎えてしまったのだから、もうイクの無理…。

そう思ってたかをくくっていたけれど、三上がクリに電マを当てるとすぐにまた快感の波がやってきた。

いままで雄二やそれ以前の彼氏としてても、一回のSEXで2度、3度とイッたことはない。

オナニーでは小さく何回かイッたことはあったけど、大きな絶頂が来たらそれで終わり…となるのが当たり前だった。

だからここから先は、アタシの未知の領域。

三上は電マを中程度の強さにして、小刻みにアタシの股間に当て、クリを煽ってくる。

口惜しいけどウマイ。

アタシの中で快感の波が煽られて、打ち寄せてくる。

三上の電マの動き通りに…。

今度は寸前で止められることはなかったから、じきに軽くイッてしまった。

けれど電マの動きは止まらない。

それどころかバイブレーションは強められ、振動に慣れて感じやすくなってきたクリを煽り立てる。

すぐに次の小さな絶頂がやってきた。

それでも電マの動きは止まらない。

快感の波が次第に大きくなってくる。

ひとつ絶頂を越える度に、次の絶頂が大きくなっていく気がする。

事実、絶頂を迎えた時の痙攣に身震いすることが多くなっている。

快感の波は大きくなるだけじゃなくて、波と波の谷間が消えて、のべつ快感に浸らされているみたいな状態。

じきに絶頂を迎えると、すぐに次の絶頂が訪れるようになった。

「もうダメ…もうダメ…狂っちゃう…お願い」

「ダ~メ、お前を支配しているのはご主人様だと、その身体で思い知るまで許してやらない」

三上はキッパリと言い放った。

先程までのニマニマとほくそ笑む表情は、そこにはなかった。

本当に、気が狂いそうだった。

越えても、越えても、繰り返し訪れる絶頂。

際限なく、ひたすら続く快感、快感、快感…。

気が付くと、半狂乱で泣き喚いていた。

そして言わされていた。

「お願いします…なんでも命令に従いますから許してください」

途中から意識が遠退いていって、記憶が飛んでいてよく覚えていないけれど、きっと今日も性奴隷になると誓わされたのだろう。


気が付いたら自宅のベッドだった。

時計を見ると月曜の朝の6:00過ぎ。

「大丈夫?…どこか痛いところはない?」

アタシが目を覚ましたのを見て、雄二が声をかける。

こんな時に労わるフリができてしまうのは、Mの習性ゆえなのか…。

「何が大丈夫だよ…全部お前のせいだろ!!」

そう言いたかったけれど、言うだけ虚しくなりそうで口をつぐんだ。

昨夜は最終的には雄二が呼ばれて、アタシを担いで帰ったらしい。

会社はサボろうかと思ったけれど、同僚や先輩に詮索されるとマズイ事になりそうな気がして、とりあえず出社することにした。

腕や脚にはかなりハッキリと縄の痕が付いていたけれど、この季節は長袖にジャケットが普通だし、下はパンツルックならバレることはないだろうと思えた。

起きて歯を磨いていると雄二も起きてきた。

「三上さんが今日、会社の帰りに病院へ寄って、ピルを処方してもらって来いってさ」

コレだよ…労わるフリしたそばからコレかよ。

「オレ、一緒に行ってやるから」

こうして雄二とやり取りをしていると、三上に言われてアタシを見張っているのがよく解る。

その意味ではコイツも三上の奴隷なんだろう。

もしかしたら三上からかなりの額の借金をしているのかも知れない。

会社に迎えに来られても迷惑なだけなので、仕方なく行きつけの婦人科医院のある駅で待ち合わせる。

結局、雄二は病院まで付いてきて診察料と処方箋代を支払い、その後に寄った薬局の薬代も雄二が支払った。

コイツ、本当にNTRなんだ…と呆れる。

その一方で、ここから先は挿入もアリ…という事なんだろうかと考えると、自分でもどう反応していいのか解らなくなる。

アタシの身体を気遣っての事なんだろうか。

それとも性奴隷を精液便所に使うのに、いちいちゴムを付けるのは面倒だということなのか。

昨夜のように快感責めで半狂乱にされているところへ挿入されたら、自分はどうなってしまうのだろう。

頭が混乱するだけでどうにもならない。

じきに疲れて、考える事自体をやめてしまった。



第9章 精液処理のための肉便器。



次に三上に呼び出されたのは水曜日だった。

前日の夜、雄二のスマホに届いた三上からのメッセージを見せられた。

会社の帰り、途中駅の近くのカフェで待っていろ…と言う。

会社帰りだからスカートは短くなくていい。ただしパンツスタイルは禁止。そして下着はビキニかTバックと指定されている。

偉そうに…と思うのだが、こっちは弱味を握られていて、しかも雄二と言う見張りまで付けられている状態。

従うしかないだろう。


翌日、退社時間に会社を出て、電車で指定された駅に向かう。

雄二も自分の仕事があるから今日は付いてこない。

なのに逃げてしまわず、命じられた通りに行動してしまうのは、緊縛画像を握られているからでもあるのだけれど、三上の命令に従う事に抵抗がなくなっていることも確かだった。

あまり認めたくない事だけれど、主従関係と言うのだろうか、そんな立ち位置にハマっていくようだった。

アタシより少し遅れてカフェにやって来た三上は、アタシの席に来て「すぐに出ろ」と言う。

だったら店での待ち合わせなんか指定するな…と言いたいけど、言えない。

そして店を出ると、「少し散歩するぞ」と言う。

なんでまた散歩なんだ、散歩の相手も奴隷の義務なのかよ…と言いたいけど、言えない。

前に立ってさっさと歩いていく三上の後ろを、黙ってついて行くしかなかった。

少し歩いて公園に入った。

小さな公園で、すでに日が暮れていたから人は少なく閑散としていた。

その片隅の暗がりで、いきなり三上に髪を掴まれキスされた。

閑散としている…と言っても、人に見られていない保証はないから、おとなしく従うしかない。

三上は最初から強引に舌を入れてきた。

強く髪を引っ張られていて、顔を背けることもできない。

でもそんな行為の割には、丹念に舌先でこっちの舌をくすぐり、絡めてくる。

口惜しいけど逃げようがなくて、つい受け入れてしまう。

最後はアタシも舌先で応えてしまった。

随分と長く、互いの唾液を吸い合っていたような気がする。

やっと唇を離した…と思ったら、いきなり耳元で「そこの便所に入れ」と囁いた。

公園の中にある公衆便所に連れて行かれ、中に押し込まれる。

せめてラブホに連れてけよ…と言いたいけど、言えない。

男女共用で身障者対応のトイレだから、室内は結構広かった。

「便器に座るんだ」

三上はそう言ってアタシを蓋を閉じたままの便器に座らせた。

そしておもむろに自分のズボンのチャックを開けると、自分のモノを取り出し、アタシの目の前に突き付けた。

仕方なく口に入れて、しゃぶり始める。

すでに堅くなりかけていて半立ち状態だった三上のモノは、じきにビンビンに勃起した状態になった。

「よし、立って後ろを向いて、便器に両手をついて、脚を開いて尻を突き出すんだ」

言われた通り、立って尻を突き出したポーズをとると、いきなりスカートを捲られた。

そしてショーツを引き降ろされて、そのままバックで挿入された。

アタシのアソコが何の抵抗もなく三上のモノをスルンと受け入れたのは、すでに充分潤んで濡れていたから…。

認めたくはないけれど、暗がりでキスされて、そして便所の中でしゃぶらされている内に、アソコは溢れるほど濡れてしまっていた。

背後からガンガン突かれる。それも立ちバックだから先端が子宮頚部まで届いてしまう。

公衆便所だから声を押し殺して…と思うのだけれど、どうにもならない。

突かれる度に、喘ぎ声が漏れてしまい、最後はアヘ声を張り上げてしまった。


閉口したのは、三上が射精した後、そのモノを口で掃除させられた事。

「丁寧にしゃぶって、キレイにするんだ」

仕方なく口を開けて、三上の精液とアタシの愛液にまみれたモノを舐める。

全部吸い取って、それを飲み込むまで、許してくれなかった。

もちろん中出しされたのだけど、アソコから漏れてくる三上の精液を処理することも許してくれなかった。

三上の匂いのする精液が太腿を伝うのを我慢しながら、電車に乗って帰れ…と言う。

ピルを服用させたのは、こういう事なのだ。

三上がしたい時に、いつでも、どこでも、生でできるように、アタシを精液処理器に躾けておく。

三上のものになった…そんな実感が湧いてきた。



第10章 快感も痛みも、刺激のひとつ。



週末は、また三上のマンションの調教部屋だった。

今度は土曜の午後に調教部屋に入れられて。出ることができたのは日曜の夕方。

もちろんお泊り…なんて可愛い時間じゃない。

気を失っている時間以外は、休息すらさせてもらえなかった。

部屋に入るとすぐに縄化粧。

鏡の前に立たされたアタシは、まず後ろ手に縛られ、抵抗を封じられる。

そして今回はバストの上下に縄を廻され、締め上げられた。

鏡に映る自慢のバストがひしゃげて、乳首がツンと突き出してしまう。

「エロいバストだな。まるで『責めてください』と訴えているようだぜ」

三上はそう言ってアタシの乳首にキスし、舌先で弄び始めた。

自分でも乳首を意識しているから、敏感になっているのだろう。

感じてしまい、疼きがこみ上げてくるのを我慢できない。

息を詰めて懸命に堪えているのだが…。

その時、三上がふいに乳首を噛んだ。

思わず「アッ」と声が出てしまう。

「やっぱり、お前は苦痛系も受け入れることができるようだな」

そう、確かに…噛まれた瞬間、痛いことは痛いのだけれど、それが疼くような感覚となって身体の奥へ拡がっていくようだった。

「いいか…痛みってのはなぁ、受け留め方によっては刺激の一種なんだ」

いきなり乳首を抓られた。

「痛い!!」…そう言ってしまいそうになって、懸命に堪える。

「ホラ、唐辛子やワサビを想像してみろよ」

今度は反対側の乳首…それも思いっきり捻られた。

あまりの痛さに膝をついてしまう。

けれど三上はアタシの前にしゃがんで平然と乳首を引っ張り、2度、3度と捻じる。

「最初に食った時は痛みに近い刺激だが、慣れてくると美味さになっていくだろ。それも病みつきになるぐらい…ね」

そしていきなりクリを摘ままれ、捻じられた。

その瞬間、三上が言っている意味がすべて納得できてしまった。

痛い!!…けれどその痛みが身体の奥で旨味ならぬ快感となって、ジンワリと拡がっていくのだ。

そんなアタシの感覚を見透かしたように、三上は幾度も幾度もクリを捻じった。

身体の奥で快感になる…とは言っても、捻じりが痛くなくなるわけじゃない。

痛いことは痛いから、辛い…。

けれどその痛みが快感に変わっていく感覚は、たまらなかった。

三上にクリを捻じられて身体が痙攣するぐらい痛いのに、もっと強く、思いっき強く捻じって…と心の奥では叫んでた。

そう、アタシ…唐辛子も「中毒かよ」って言われる程、ハマってる。

「病みつきになる」…その三上の一言が頭の中で幾重にも反響して、消えなかった。


そしてその日もやはり、金属のフレームに吊るされる格好で両手を縛り付けられた。

柔らかな筆先で全身を敏感にされてしまい、喘ぐしかないのも同じ。

もちろんバストの下、例のスペンス乳腺の辺りを筆先が這った時は、身体がのけ反るほど感じてしまい、三上を喜ばせる結果となった。

この時、三上がしつこく筆を行き来させるから、密かに軽くイッてしまったのだけど、これはバレずに済んだみたい。

この筆責めで充分身体が感じやすくなった頃、また三上は電気マッサージ器を持ち出してきた。

そして前回と同じく、脚もM字開脚で縛られる。

ああ…これでもうイッちゃえる…そう思ったのは大間違い。

「今日はまだまだ、イクのは禁止だからな」

三上はそう言ってスイッチをONにして、今日は弱レベルで乳首に当てた。

「いいか、オレの許可なくイッたらお仕置き。解ってるな」

次第に電マのヘッドが身体を伝って下がっていく。

そして恥丘の辺りで意地悪く行き来して、クリに到達。

弱レベルだって、これだけ濡れて快感の波の狭間を漂っているんだから、身体はすぐにイキそうになる。

「イキそうになったら言うんだぞ」

そう言われているそばから、快感の波が高まってきて…。

「あっ…ダメ…イッちゃう」

…と、いきなり電マのスイッチを止められてしまう。

そして数呼吸置いて息が整ってくると、また電マのスイッチがONにされ、乳首からゆっくり下がってクリ…のルートで煽られる。

これを数回繰り返した時、もう快感の波はいつイッてもおかしくないぐらい高まってしまった。

「もうダメ…無理…これ以上クリを責められたらイッちゃう~」

また電マが止められ、そして三上が持ち出してきたのは…。

「OK、これが何だか知ってるか…バラ鞭って言うんだ」

それは革製で先端が幾重にも枝分かれしている鞭だった。

その鞭で、いきなり脇腹を打たれた。

「アッ…嫌…痛い!!」

2回、3回とたて続きに打たれれる。

本当に痛かった。

当たる瞬間に枝分かれした先端が拡がるせいなのだろう、平手てキツク叩かれたような感じ。

だけどスパンキングなどの平手打ちとは比べ物にならないぐらい痛い。

いきなり醒めてしまった。

押し寄せてきていた快感の波が引いていく。

そしてまた電マでクリを煽られる。

快感の波が高まってきてイキそうになると、またバラ鞭。

特に脇腹に鞭の先端が当たると、強烈な痛みで悲鳴が漏れた。

けれど尻や背中はなんとか耐えられた。

歯を食いしばって痛みを堪える。

そしてまた電マ、また鞭、また電マ…の繰り返し。

するとどうした事だろう…痛みを堪えている中で、身体の奥の方から疼きが湧いてくる。

電マでクリを責められる刺激と比べて、けして明確な快感ではないけれど、疼痛…とでも言ったらいいのだろうか。

そんな感覚が身体の芯でジンワリと拡がっていく。

どうしよう…アタシ…鞭まで快感になっちゃうみたい…。

三上が鞭打つのを止めて、いきなりアタシの股間に手を入れた。

「お前…Mだね~…こんなにビショビショじゃないか…本物の証拠だよ、これは」

そう言いながら三上はアタシの前に金属のフレームを渡し、電マをそれに固定した。

「いいか、痛かったらコイツにクリを押し付けるんだ」

電マのスイッチを強にして背後に戻った三上は、再び鞭で打ち始める。

さっきより痛い!…最初の頃とは比べ物にならないほど痛い!

壁の鏡を見ると三上は大きく腕を振り上げ、勢いよく振り下ろしている。

最初の数打よりモーションが大きい分、痛みも強烈だった。

必死で腰を突き出して、電マの先端にクリを擦り付ける。

鞭の一打、一打の間隔が詰まってきて、もう電マの刺激に縋りつくしかなかった。

痛みと快感で、もう気が狂いそうだった。

なりふり構わず声をあげてしまう。

それがアヘ声なのか、悲鳴なのか、自分でも判らなかった。

痛みと快感が身体の芯でぶつかり合って、渦を巻いていくように思える。

混濁していく意識の中で、ふといま感じているどれが痛みで、どれが快感なのか判別ができなくなった。

そう、確かに鞭で打たれた部分は痛い。

ビシリ…と音がする度に、肌に叩かれた痛みが走り、それが次第に突き刺さるように身体の奥へと拡がっていく。

けれどその痛みが奥の方で疼きとなって、クリを刺激する快感と混ざり合って行くようで…。

意識が飛ぶ瞬間…最後の一瞬は、もしかしたらイッてしまったのかも知れない。


それでその夜は終わったのかって??

三上がMを、そんなに甘やかす訳ないでしょ。


意識が戻ったら、深夜の3時。

それからまた金属のフレームに吊るされた。

渡したバーに座らされ、またしても大股開きのM字開脚で脚を縛られて…。

そして今度はイッてもイッても許してもらえないイキ地獄。

繰り返し間断なく訪れる絶頂に気が狂いそうになって泣き喚いても、止めてはもらえない。

再び意識を失って、次に気が付いたのは日曜の昼近く。


明るい日差しが射し込むダイニングで、三上とふたりでブランチを食べた。

服は取り上げられたままでアタシだけ全裸だったけど、ハムエッグとクロワッサンは美味しかった。

そういえば鞭打たれて意識が飛んだ時も、強制連続絶頂で意識を失った時も、目覚めたのはソファーの上だった。

あれって、三上が気を失っているアタシの縄を解いて、リビングのソファーまで運んでくれた…っていう事なんだろうか。


日曜の夕方、雄二がアタシを迎えに来て、自宅のアパートへ戻った。

雄二はアタシの背中一面に刻まれた鞭の痕を見ても、べつに驚いた様子ではなかった。

たぶん雄二には、アタシを鞭で打つことを言ってあったのだろう。

アタシは三上が虐めて遊ぶ玩具で、そして性欲処理器。

雄二はそんなアタシを三上から預かって、管理するだけの存在。

もう雄二の事なんか、どうでもよかった。

けれど三上が雄二をアタシに付けておく…ということは、三上にしてみれば少しはアタシを大事にしている…って事なんだろうか。

これも、よく解らなかった。

解っていることは、アタシは三上の手から逃れられない…という事。

それだけだった。



第11章 下の口は噓をつけない。



翌週も一応は会社へ出勤し、仕事はした。

…とは言え、アタシの仕事なんてどうせ事務と営業のサポート程度。

背中の鞭の痕がチリチリと痛んでも、我慢しながら作業をこなすことはできた。

それよりそんな痛みがあの夜の鞭打ちを想い出させ、身体の芯を疼かせることの方が閉口させられた。

あの夜の事が脳裏によみがえると、自然とアソコが潤み始めてしまうのだ。

やっぱり、アタシはMだった…って事なのかも。

下の口は、上の口のように嘘はつけないから…。


そして週中の水曜日、またしても三上に呼び出された。

火曜の夜、雄二が三上からのメールをアタシに見せて、命令を伝える。

「明日、仕事が終わったらアパートに帰って、いちばん短いスカートとキャミソールを着て待て」…という指示だった。

水曜の夕方、会社から帰って着替え、待っていると三上から携帯に電話があり、外へ出るように言われた。

アパートの玄関を出たところに停まっているクルマに乗れ…と言うのだ。

言われた通り、停まっているクルマのドアを開けて、助手席に乗り込む。

運転席でハンドルを握っているのは三上。

車種はよく解らないけど、高級そうなセダンだった。

三上はアタシが乗るとすぐにクルマをスタートさせ、街中を走っていく。

信号で停まった時、チラッとアタシの方を見て手を伸ばし、胸と股間に触れて言った。

「なんだ、下着を着けてるのか。早く脱げ」

仕方なくスカートを捲ってショーツを脱ぐ。

「ブラも脱ぐんだ」

セダンだから着座位置が低くて、フロントグラスやサイドウインドウ越しに歩行者から見えてしまいそうな気がする。

青信号になってクルマが動き出した時に、素早くキャミソールを捲り上げてブラを外す。

「よこせ」

そう言って三上はアタシのブラとショーツを取り上げ、自分のジャケットのポケットに入れてしまった。

そして次に信号で停まった時、今度は手を伸ばしてアタシのミニ・スカートを捲り上げ、アソコに指を入れた。

「フフフ…やっぱり。もうこんなに濡れてるじゃないか」

そう、こんな状況でも下着を脱げと言われた時点で、すでにアタシのアソコは潤み始めていた。

そんなスケベな淫乱女にしちまったのはお前じゃないか!!…と言いたいけれど、こんな状況じゃ言えない。

すぐ隣りの車線にはファミリーカー、そしてクルマの前の横断歩道を横切っていく歩行者たち。

抵抗することも、声を出すこともできなかった。

ドタバタ騒いだら、注目を浴びることになる。

ただ指を入れられて掻き回されるに任せて、素知らぬ顔して座っているしかない。

それをいいことに三上はどんどんと大胆にアタシの脚を広げさせ、キャミソールの裾を捲ってバストまで露出させようとする。

次に信号で停まった時、ついに三上はバイブを取り出し、アタシのアソコに挿入してしまった。

それもバイブのスイッチを強にして、うねらせた状態で…。

三上のクルマが高速道路に乗るまで、アタシは必死で耐えるしかなかった。


しばらく高速道路を走ると、三上はクルマをPAに入れてパーキングに止めた。

この時間のパーキングはほとんど満車に近い状態で、左右はもちろん前後にもクルマが駐車しているから、いつ人が来るか解らない状況。

意外と駐車場の照明は明るくて、クルマの周囲を通る人からは丸見えかも…。

なのに三上はアタシのアソコに入れたバイブをリモコンで操作し、弄ぶ。

食事から帰ってきたカップルが前を通れば、バイブを強にして喘がせる。

トイレから戻るトラックのドライバーが脇を通れば、キャミソールの裾を捲り上げてバストを揉む。

もう堪えるだけで必死…。

それよりどうしちゃったんだろう…アタシのアソコ。

こんなに酷い目に遭っているのに、もうビショビショで溢れ出してしまって止まらないなんて…。

そんなアタシを見透かしたように、三上は言った。

「よし、そろそろ散歩を楽しむか…」

クルマから降りると、三上はリモコン・スイッチでまたバイブを強にする。

腰砕けになってしゃがみ込んでしまいそうになる。

それなのに三上はアタシの腕を掴んで、人の多い売店の方へ連れて行く。

人前でバイブが抜け落ちてしまい、足元でジージーと音を立てている…なんて事だけは絶対に避けたかった。

だから必死で膣口を締める。

膣を締めようと股間に力を込めると、自然とGスポット辺りにバイブの振動が伝わってしまい、もう気が遠くなりそう。

口を半開きにしたアヘ顔をしていて、内股で歩いているから、解る人が見てたらバレてしまったかも。

これが限界…そう思った時、三上はようやく売店の裏の公衆トイレへ連れて行ってくれた。

倒れる寸前だったから、三上に縋りつきながら歩いていたかも知れない。


今度も男女共用で身障者対応の個室。

スライドドアを開けて中に入れられると、ホッと気が抜けてバイブが膣から抜け落ちてしまった。

フロアでジージーと蠢くバイブ。

それを放ったまま、三上は延々とキスしてくれた。

「してくれた」??…そう、きっとあの時、アタシはキスして欲しいって顔して、三上に縋りついていた。

三上の舌に、自分の舌を絡めて、三上の唾液を一滴残らず吸い取るぐらいの勢いで…。

そして便器に座らされるとアタシは自分から三上のズボンのチャックを引き降ろし、三上のモノを引っ張り出してしゃぶり付いた。

一刻も早く三上のモノを入れて欲しくて…。

だから立ち上がるよう命じられて、立ちバックの姿勢を取らされた時は、自分から尻を突き出していた。

もしかしたらアタシの下の口は、三上のモノを飲み込もうと襞がイソギンチャクのように畝っていたかも知れない。


結局、三上に中出しされて、愛液と精液にまみれた三上のモノを口でしゃぶってキレイにさせられても、もう嫌がる素振りはしなかった。

アタシの身体が欲してしまっている。

アタシ自身がそれを自覚せざるを得なくなっていたから。

三上の玩具、三上の性奴隷、三上の精液便器、三上の雌…。

そんな言葉が心と身体に沁み込んでくるようだった。



第12章 快感中毒



その後も、土曜の午後から日曜の夕方までの調教と、週中の三上の性欲処理は続いた。

身体がどんどん敏感になっていくのが解る。

調教で焦らされている時だけじゃなくて、普段会社で普通に事務をしている時も…だ。

何かの拍子に感じてしまってアソコを潤ませていたり、身体の芯が疼き始めて止まらなくなったり…。

どうにも我慢できなくて会社のトイレに飛び込んで、自分でクリや乳首を弄ってしまうことも2回や3回じゃなかった。

調教や性欲処理の時にされたことを想い起こしながらの自慰…。

それも週を追うごとに回数が増えてしまい、通勤途中で我慢できなくなって地下鉄を途中下車し、駅のトイレでオナニーしてしまうことまであった。

当然、上司には「体調が悪いのか?」と問われるし、同僚や先輩にも心配されるようになる。

いや、怪しまれるようになった…と言った方が正しいだろう。

当たり前だ、一日に何回もトイレに立て籠もって、業務に支障がでるようにまでなってしまったのだから…。

結局は人事部に辞表を出して、会社を辞めてしまった。

その事を三上に言ったら、彼の返答は簡単だった。

「これで鞭や縄の痕を気にしないで済むな」…だけ。

けれど給与所得がなくなって、失業手当も数か月で打ち切られるのは確実。

その事を三上に言ったものかどうか迷っていたら、三上の方から言ってくれた。

「金の事は心配するな…お前らの分の家賃と生活費は雄二に渡しておくから」


それからは頻繁に三上に呼び出されるようになった。

場所は三上の家の調教室だったり、街中の公園やクルマの中だったり…。

翌日、会社に行く必要がない…となると、三上の虐めや性感責めも遠慮がなくなった。

だからアタシの身体も感じやすくなる一方。

感じさせられてしまうとどうにもならず、三上に従うしかなかった。

嫌でも何でも従わざるを得ないように追い詰められていく過程は、まるで奴隷…。

いや、正真正銘の性奴隷だった。


一日中快感責めされて、なのにイクことは禁じられて、寸前で責めを止められてしまう日もあった。

快感の波が押し寄せて来て、イキかけるとストップ…の繰り返し。

イキかけた時、アタシが「あっ…ダメ、イキそう」と言うと、三上はすぐに玩具や電マを止めてしまい、暫くの間放っておかれる。

そしてアタシの息が収まってきた頃を見計らって、また責め始める。

焦らされて、焦らされて、さらに焦らされて、また焦らされて、それでもイクことは許されず、延々と寸止めされ続ける。

これは辛かった。

幾度か三上の眼を盗んで、密かにイッてしまおうと試みたこともある。

けれど三上もアタシの反応をしっかり観察しているようで、大概は見破られて寸前で止められてしまった。

一度、それは三上の眼を盗んで…と言うより、三上が電マを止めたのにアタシの身体がそのまま暴走してしまい、勝手にイッてしまったことがあった。

イッてしまったことがバレないように隠そうとしたのだけれど、それまで散々焦らされてきての暴発だったから、簡単にバレてしまった。

身体は勝手にのけ反ってしまうし、全身が痙攣してしまい、絶叫するしかなかったのだから仕方ない。

久しぶりに絶頂の中の絶頂まで突き抜けたようで、自分ではよく覚えていないけど我を忘れて吠えていたようだった。

その数十分後、我に返ったアタシは四つ這いにさせられ、二度と忘れられないぐらい強烈にスパンキングされた。

尻に真っ赤な三上の手形が付いて、それがミミズ腫れになって数日は消えなかった。


またある日はバイブをアソコに入れられて、その上から貞操帯を着けられ、カギをかけられてしまった。

ご丁寧にクリにもローターを固定されて…。

そしてそのカギと、バイブとローターのリモコンを持ったまま、三上は外出。

もちろんバイブもローターも、スイッチは強のまま…。

耐えられたのは最初の10分間だけ。

そこから先はイッてもイッても終わらないイキ地獄の始まり。

部屋の中に、ただバイブとローターの振動音と、そしてアタシの喘ぎ声だけが響く。

オナニーの時とも違う、三上に責められている時とも違う、強烈さはないけど淡々とひたすら快感に溺れていく時間。

気が遠くなりそうだった。

朦朧とした中で、延々と快感の波に翻弄される。

ふと気が付くと失禁してしまっていた。

もし三上にバレたら、お仕置きと称して何をされるかわからない。

慌てて雑巾をもってきてフロアを拭こうとするのだが、ジリジリと刺激され続けているからうまく歩けない。

やっと拭き取ってキレイにしたけれど、そのまま失神してしまったようだった。

目覚めたら三上が帰っていて、笑いながら床を拭いた雑巾を拾い上げて言った。

「オヤオヤ…尿を漏らしちまったんだろ?」

こんな時の三上は、なんとも嬉しそうにアタシの顔を覗き込んで、勝ち誇ったように言う。

「お仕置きだな…」

俯いてしまうアタシの髪を掴んで顔を上げさせ、ほくそ笑みながらアタシの眼を覗き込んで…。

「オレの尿を飲んでもらおう。いいな、一滴残らず全部飲み干すんだぞ」

躊躇っていると髪を掴まれて言われた。

「ホラ、とっとと土下座して口を開けろ」

そして生まれて初めて飲尿をさせられた。

三上のモノの下で口を開けて、注ぎ込まれる尿を飲んでいく。

途中で幾度も咽かけたけれど必死で堪えた。

けれど最後の方で我慢しきれず咽て咳込んでしまい、少し床にこぼしてしまった。

便器として使われるのは初体験だから、仕方ない。

「ちゃんと拭いておけよ」

三上もそう思ってくれたのか、こぼしてしまった事に対する罰は何も言われなかった。


会社を辞めて一か月ほど経った。

こうなると自分のアパートに帰る理由もなくなってしまい、もう三上のマンションに住んでいるようなものだった。

必要なモノは電話で雄二に言えば、運んでくれた。

もっとも三上のマンションにいる時は服を着ることを許してもらえず、常時全裸だったから着るものも不要。

衣類やコスメの類は、三上に連れられて外出する時のために数着もあれば充分だった。

それは来る日も来る日もひたすら性感を煽られて過ごす日々。

全身を性感帯にされてしまったようだった。

どこに触れられても、何をされても、快感の波が湧き起こり、身体の中を駆け巡る。

自分の時間が欲しくて、三上のマンションを抜け出して帰りたい…と思うこともあったけれど、もう無理みたいだった。

快感中毒…とでも言うのだろうか。

のべつ快感を与えられていないと、居ても立ってもいられなくなる。

そしてどうにもならず自分でクリや乳首を弄り始めてしまい、オナニーしてしまう。

快感に溺れていないと、自分の先の事を考えてしまい、不安で堪らなくなるのだ。

あの最初の日以降、三上は調教の最中に幾度もアタシの動画や写真を撮っている。

将来の日々にデジタル・タトゥーを刻まれているようなものなのだ。

拒むこともできない、逃れることもできない。

アタシは一体どうなってしまうんだろう…。

そしてとうとうある日、三上に言われてしまう。

「もういいだろう、アパートは引き払ってウチに住め…毎晩調教してやる」

もう雄二とは別れろ…と言うのだろうか。

でも雄二は相変わらず手下として三上に使われているようだったけど…。



第13章 SMショウ…廻される。



三上の家に住むようになって一か月ほど経った金曜の夕方だった。

「オイ…出かけるぞ、支度しろ」

三上にそう言われて服を着ると、三上はアタシを街中のビルの地下にある店に連れて行った。

入口には看板も何も出していないけれど、ショウパブやクラブのような店なのだろうか。

店内に入ると正面にステージのようなスペース。

それを囲むようにテーブル席が並んでいる。

三上はこの店の常連のようで、席に案内されると何も言わない内にバーボンのボトルが出てきた。

店内を見渡してみると、客は10人ほど。

自分以外は男ばかりだった。

「何をお飲みになりますか…」

店員にそう問われて三上の顔を見る。

「バーボンじゃお前にはキツイだろう。何かカクテルでもオーダーしておけ」

ちょっと嬉しかった。

三上だって、気を遣ってくれる事もあるんだ…そう思えたから。

「じゃ、マルガリータをください」

でも、そのカクテルを味わうことはなかった。


席にそのカクテルが運ばれてくる前に、マネージャーらしき男がやって来て三上と話し始めた。

「本日、M嬢をお連れのお客様は三上様だけのようで…」

「いいだろう、コレをステージに上げて、皆さんに楽しんでもらおう」

そう言って三上はアタシの手を掴み、正面のステージに上がってアタシを真ん中に立たせた。

そして三上は耳元でこう囁いた。

「そこに土下座して言うんだ…皆さんで私を楽しんでください…とな」

嫌だったけど、ここでジタバタする訳にもいかない…そう思えた。

この店では三上は常連らしいから、三上に恥をかかせるわけにいかない…と気を遣った訳ではない。

もちろん他の客たちの注目を浴びた状態で、ゴネるのもみっともない…なんて体裁を繕った訳でもない。

自分でもよく解らないが、なぜか三上の言う事には逆らえないのだ。

「それがこの店の決まりなんだよ…さあ、早く土下座して言うんだ」

仕方なく土下座して言った。

「皆さんで私を楽しんでください」

「声が小さい…もっと大声で、ハッキリ言うんだ」

理不尽なことは解っている。

でも最近は三上に命令されることが当たり前になっていて、従うしかない…と思ってしまう自分がいる。

主従関係と言うのだろうか、三上が主人で、アタシは奴隷。

三上に隷従するよう洗脳されてしまったのかも知れない。

「皆さんで私を楽しんでください」

今度は声を張り上げて、周り中に聞こえるように言った。

客席から拍手が湧く。

それが手拍子になって、そして客たちのコールになっていく。

「脱げ、脱げ、脱げ、脱げ」

三上がアタシの腕を掴んで立たせる。

「ホラ、皆さんのご要望だ。期待に応えるしかないだろ?」

三上はそう言いながら、アタシのジャケットを脱がせる。

そしてキャミソール、ミニスカートも…。

逆らえない…なぜなのか解らないけど、されるがままになってしまう。


でも、あれだけ三上に裸にされていても、他の人たちが見ている前で脱ぐのは別。

つい躊躇ってしまう。

けれど店内の客たちの「脱げ、脱げ」コールと手拍子は大きくなる一方。

仕方なしにブラとショーツは自分で脱いだ。

客たちが注目する中で、全裸になる。

こうなると今更ながらに恥ずかしさが沸き起こってくる。

なぜか乳首が敏感になってしまい、勃起しているのが恥ずかしい。

パイパンにしているアソコが恥ずかしい。

けれど恥ずかしさだけで濡れてしまうようになったアタシの身体。

身体の芯がジンジンするほど火照っている。

「さあ、四つ這いになって、皆さんにアソコを鑑賞していただきなさい」

三上に言われた通り、客席に尻を向けて四つ這いになる。

見られている…そう思うだけで、アソコが濡れて滴ってしまいそうだった。

マネージャーらしき男がマイクで案内する。

「本日のイベントにご参加されたいお客様はステージ上へどうぞ」

三上が耳元で囁いた。

「フフフ…歓迎の儀式が始まるぞ」

8人ほどの客がステージに上がって来てアタシの前に立ち、ベルトを外してズボンのチャックを下げた。

それはアタシが客たちの性欲の捌け口に差し出された…と言うこと。

まるで生贄だった。


いきなり正面の男がステージに膝をついて、自分のモノをアタシの目の前に突き出し、そしてアタシの髪を掴んで顔を上げさせ、無理やり口に押し込んだ。

仕方なく口に含んでしゃぶる。

舌先でカリの周囲を舐め、口の中で吸うと、見る見るうちに大きく、堅くなってくる。

男たちの生唾を飲む音が聞こえるような気がした。

その客は自分のモノが完全に堅く勃起すると、背後に回ってアタシのアソコに挿入した。

アソコに太いのを入れられると、どうして口が開いてしまうんだろう。

そして口を開けると、待ってました…と次のヤツがモノを口に突っ込む。

たっぷりしゃぶらされた。

入れ替わり、立ち替わりで、口に突っ込まれたモノをしゃぶらされ、勃起して堅くなると交代。

勃起した奴は背後に回ってアタシのアソコに挿入して…。

するとまた別の客が自分のモノをアタシの口に押し込む。

ああ…アタシは廻されているんだ。

その時、ようやくそれが輪姦なのだと解った。

「三上…アンタも結局NTRかよ!」…そう言いたかったけど、やっぱり言えない。

後ろから突かれて喘ぎ声をあげてしまいそうになるが、そんな暇もない。

客が入れ替わり立ち替わりに、アタシの口に突っ込んでフェラさせ、アソコの挿入していく。

イラマで喉奥を突かれ、同時に膣奥を突かれる。

いわゆる串刺しというヤツ。

客たちはみんな生挿入で中出し。

だからアタシのアソコからは精液が溢れ出し、太腿を伝っていくのが解る。

けれど彼らはそんな事を気にも留めない様子だった。

この店ではこれが当たり前…という事なのだろう。


4人目の客がフェラで勃起して背後に廻る。

これでようやく5人目のフェラ…。

その客のモノを目の前に突き付けられて、アタシは凍り付いてしまった。

あまりに太くて大きいのだ。

髪を掴まれえて無理やり口に押し込められる。

顎がはずれちゃうかと思ったけれど、必死でフェラした。

でもこんなのをアソコに挿入されたら、壊れちゃう。

その客が背後に廻って、無理やりアソコに挿入した時は、悲鳴を上げてしまった。

けれどさすがに子供を産む時には、赤子の産道となる部分だ。

想像以上に伸縮できるらしく、何とか飲み込んでしまったようだ。

その客が背後でピストン運動を始めると、メチャクチャな快感が襲ってきた。

どうやらモノが大きいからアタシの膣を押し広げてGスポットを擦ってしまうらしい。

逆にアタシの膣も客のモノを締め付けているらしく、客も「スゴイ、スゴイ」と吠えている。

やがて巨大な快感の波に襲われて、どうにもならず溺れていく。

喘ぎ声がほとんど悲鳴になって…。

結局、その客が中出しした時に、同時にアタシもイッてしまった。

こんなに沢山の男たちが見ている前でイッてしまったのは、初めてだった。

そこからは、幾度イッてしまったか解らない。

背後から挿入されたモノに突かれて、数えきれないぐらいイッてしまった。

もちろん口に突っ込まれた次の客のモノをフェラしながら…だ。

半端じゃない快感に襲われた状態だから、フェラの方が疎かになっていたろうとは思う。

けれど男たちはアタシの口に自分のモノを突っ込むとすぐに勃起して、背後に回って挿入し、じきに中出しして果てていったところを見ると、ステージの上でアタシを輪姦している光景に、すでに興奮していたのかも知れない。

それほどエロく、男たちを興奮させる状況だったのだろう。


そして客たちは全員が中出しで果てると、当たり前の事のように、挿入して射精した後のモノをアタシの前に突き出す。

イッてしまった息切れもまだ収まっていないのに、舐めてキレイにしろ…というのだ。

仕方なくひとりひとり舐めていく。

精液の臭いとアタシの膣の臭いが混ざり合って、キモイ。

口に含むと吐きそうになる。

けれどキレイに舐め取った汁は、吐き出すことは許されず、全部飲み込まされた。

なのに…なのに…また濡れてる。

アタシのアソコが…。

さっき8人がかりで寄って集って犯され、幾度もイッてしまったばかりだというのに、もう濡れてトロトロになっている。

溢れ出てくる8人分の精液に混ざって、アタシの熱い愛液が襞の淵から太腿へ伝っていくのが解る。

幸い、男たちには気付かれずに済んだけど…。

それは店のトイレに入って、ウォシュレットのビデでアソコを洗っても収まらず、服を着てタクシーに乗るまで続いた。



第14章 熱蝋の滴…蝋燭の刑



2回目にその店へ連れて行かれたのは一週間後。

また同じパターンでステージに上げられ、裸にされる。

その日の客は12人ほどで、マネージャーが「歓迎の儀式」の参加者を募ると、12人全員がステージに上がってきた。

今回も四つ這いでひとりをフェラして勃起させると背後に廻ってアソコに挿入され、後ろから突かれながら同時に次の客をフェラして勃起させる。

ふたり目の客をフェラしている最中だった。

背後からモノを挿入したひとり目がマネージャーに言った。

「オイ、蝋燭を持ってきてくれ」

そしてスタッフが持ってきた蝋燭に、おもむろにライターで火を灯した。

背後でやってる事なので直接見ることはできないが、自分や客の姿はステージ奥の壁面ミラーに映っているから何をしようとしているのかは解る。

そしてその蝋燭を傾けると、熱蝋の滴がアタシの背中に…。

「アッツ…アアアアッツ」

口にはふたり目の客のモノが突っ込まれているから言葉にはならないが、悲鳴を上げてしまった。

それでも背後から挿入しているひとり目の客はお構いなく淡々と滴を垂らしていく。

熱蝋の滴はバラ鞭で打たれるより遥かに辛い。

焼け火箸を押し付けられたような火傷の痛み…と言ったらいいんだろうか。

もちろん蝋燭の滴だから、一滴は小さい。

けれどピンポイントでも熱いものは熱い。

熱さが突き刺さり、皮膚を貫いて身体の奥の方に拡がっていくようだった。

本当は焼け火箸の方が遥かに熱いのだろうけど、四つ這いの無防備な背中に垂らされると手で払う事もできず、誤魔化すことも紛らすこともできないからそのくらい強烈に感じる。

それも一滴一滴、滴を垂らされた場所に神経が集中してしまうから始末に悪い。

フェラしている客のモノを噛んでしまわないように、ちゃんと口を開けているだけで必死だった。

けれど背後から挿入している側は、熱蝋の滴を垂らす度にアタシの背筋が収縮し、膣がキュッと締まったり、ヒクヒク痙攣したりするから気持ちがいいのだろう。

アタシが悶えると、腰の振りもアソコの締りも良くなると喜んでいる。

こちらは背中が熱くて必死なのに…。

アタシの身体はその熱さや痛さを紛らわすために、快感を求めて自然と腰を動かしてしまうようだった。

背後から挿入している客のモノが子宮頚部に届いてくれれば、快感で熱さも紛れるから。

熱さに藻掻き、ポルチオの快感に溺れようと藻掻き…。

そしてとうとう7人目でイッてしまった。

背中に熱蝋の滴を垂らされ、その熱さに必死で耐えながら、絶頂に到達してしまったのだ。

アタシ…どうしちゃったんだろう…。

それからは背中の刺すような熱さに悶え苦しんでいるのに、押し寄せる快感の波が上回って、苦悩しながら繰り返しイッてしまう。

最後の客が中出しし終えるまで、5~6回はイッてしまったようだ。


その日、12人の客たちは繰り返し背中に蝋燭を垂らしながら、アタシの中で果てた。

かかった時間は55分。

前回は8人だったけれど、かかった時間は50分程度。

早漏や遅漏などの個人差はあるのだろうけど、それだけじゃないのかも知れない。

いままではこちらはただ四つ這いになって受け入れているだけで、挿入した相手の動きに任せていたけれど、こちらから積極的に動くと変わってくるのかも…。

男の性欲を煽って、男を気持ちよくさせ、射精させる。

そんな男を操るハウツウが、ちょっとだけ解ってきたような気がした。



第15章 黒革の鞭…鞭打ちの刑



そして三上に連れられてその店に通うようになって、数週間が経った。

その日は週末で店内に女性客も数人いた。

S男に連れられて来たM女なのだろう…男女のカップルでボックス席に座っている女性が2人。

そして女同士で来ている客も1組いた。

LGBTQなのだろうか。

30代後半ぐらいの年増の女と、20代前半…下手したら10代ぐらいの女の子。

その女性同士のカップルがマネージャーを呼んで話をしている。

こちらの方をチラチラと見ながら…。

するとマネージャーがこちらへやって来て、三上に何かを耳打ちした。

「ウン、いいんじゃない? いい機会だから体験させてみよう」

三上がそう答えると、マネージャーは先程の女性同士のカップルが座るボックス席の方に何かの合図を送ったようだった。

年増の女の方が立ち上がってこちらへ歩いてくる。

そしてアタシの隣に座っておもむろに話し始めた。

「ちょっとお宅のM嬢さん、お借りしますね」

アタシの膝の上に手を置いて、三上に語りかける。

三上は笑いながら答えた。

「どうぞどうぞ、遠慮なく」

彼女はアタシの顎に手を当てて顔を自分の方に向かせ、いきなりキスした。

驚いたけれど、なぜか逆らえなかった。

それほど自然に唇を合わせてきたのだ。

舌先でチョロっと唇を舐められたのはノック代わり??

唇を軽く開くと、ゆっくりと舌先が入ってくる。

それに応えて彼女の舌先を舐めると、本当に自然に彼女の舌がアタシの舌に絡んでいく。

そして膝の上に置いた手がスカートの中に入ってきた。

その動作もあまりに自然で違和感がないからなのか、素直に受け入れてしまう。

彼女の手はショーツの中へ…。

延々とディープ・キスされながら、クリを弄られる。

ここが店内のボックス席であることを忘れてしまいそう。

何分ぐらいキスされて、クリを弄られていたのだろう。

彼女の唇が離れた時、つい言ってしまった。

「あっ、行かないで…」

彼女はニッコリ微笑んで言った。

「決めたわ…今夜のショウ・タイムの相手は、貴女に決めた」

今夜は何をさせられるのか…もう幾度も客との輪姦ショウや蝋燭ショウをやらされて来て、いまさらどんな事をされると言われても驚きはしない。

けれど彼女もSなのだ…とすると、ちょっと怖くもあった。

「どんな事をするの?」

アタシが尋ねると、彼女は優しく教えてくれた。

「大丈夫よ…心配しないで。ステージの上で貴女を気持ちよくしてあげるだけ」

彼女はニッコリ微笑んで続けた。

「あっちに来ている別のカップルのMとイキ我慢のレースをするの」

指先でアタシのクリを弄びながら続ける。

「ステージの上に寝て、感じる部分を弄られて、我慢比べするのよ。そして先に腰が動いてブリッジになっちゃった方が負け」

けれどその後に続いた彼女の言葉に、アタシは凍り付いた。

「でね、先にイッちゃったMはお仕置きとして一本鞭で打たれることになるわ」

絶句してしまった…。

今までもかなり酷いことをされてきた。

けれどこれは酷さの桁が違うように思えた。

かなり怯えて引き攣った顔になっていたのだろう。

彼女は三上に尋ねた。

「この娘、まだ鞭で打ったことはないの?」

「いや、コイツはまだバラ鞭までしか知らないんだ」

「あら、うれしい。この娘に初めて一本鞭を体験させるSになれるなんて…」

イヤだ…と言いたかった。イヤですと言って、その場から逃げ出したかったけれど、彼女のクリの弄り方が上手過ぎて、すでに身体が言う事をきかなかった。

絶妙な強弱でクリを弄り続ける彼女の腕に両手で縋りついて、やっとの思いで彼女に尋ねた。

「どうして連れの女の子を使わないんですか?」

「あの子はまだ無理よ。Mだけどいきなり鞭なんかで打ったら恐怖で卒倒しちゃうわ。可哀想でしょ」

自分のMは可哀想だから、アタシで代用する…って酷いと思うけど、彼女にクリを弄られていると気持ちよくて、何も言えなくなってしまう。

「あの娘、M気はあるけどまだ開発してないのよ。だから今日、貴女とのショウを見せて、Mは鞭で打たれるのが当たり前なんだって刷り込むの。」

「アタシ…嫌です。痛いのは…苦手なんです」

かろうじて言えた。

けれど彼女は平然と続ける。

「ダ~メッ…ここではSが指名したら、Mは逃げられないの。それがここのルールなんだから、仕方ないでしょ…諦めなさい」

もう泣きそうだった。すでに涙目になっていたかも知れない。

「他にMって、誰かいないんですか」

「無理よ…貴女の事、気に入っちゃったんだもん…あたし」

大体においてステージに上げられる前に、こんなにクリを弄られて感じさせられてるんじゃ、イキ我慢なんて無理。

だけどクリを弄るのを止めて欲しくなかった。

身体が彼女のクリ弄りの快感を欲してしまっていて、もうコントロールできなかった。


「お待たせいたしました。本日のイベントです」

マネージャーがマイクで客に語りかける。

逃げるに逃げられず、彼女に手を引かれてステージの上に連れて行かれる。

今日のステージに用意されていたのはふたつの寝台。

対戦相手となるM女性もS男性に連れられて上がってきた。

寝台の前でふたりのMが脱がされていく。

手拍子…そして「脱がせ、脱がせ」の掛け声。

裸にされると、歓声と拍手。

恥ずかしくても何でも、後戻りできなくされて、追い詰められていくM。

そして寝台の上に大の字に寝かされ、マネージャーの「用意、スタート!」の掛け声でレース開始。

アタシの側はレズ・ショウだった。

彼女が乳首、スペンス乳腺、クリの順で愛撫してくる。

それは意地悪な責めだった。

感じる部分を弄る前にほんのちょっとの溜めがあって、それが絶妙な焦らしになっている。

そして女の執拗な性感帯への責め。

女同士だから、どこがいちばん感じるか、どこをどう責めるのがより快感を煽るのか、知り尽くしている。

快感のうねりが次第に強まってくるのを堪えようとするのだけれど、どうにもならない。

そもそも先程ボックス席にいた時からクリを弄られていて、感じやすくなっているから身体がイキやすくなっているのだ。

乳首からスペンス乳腺を責めた彼女がクリにキスして、彼女の舌先がクリをゆっくりと弄んでいく。

クリの包皮を剥かれて、クリに直接舌先が到達してから、ほんの数分しかもたなかった。

「イヤ…イヤ…イヤ~~~」

懸命に堪えたけれど、無意識のうちに声が出て背中が反り返ってしまい、ブリッジ状態になってイッてしまった…。

相手のM女性はまだ喘ぎ始めたばかりなのに…。

完全な負けだった。


自分たちの側が負けたというのに、彼女のうれしそうなこと…。

たぶん彼女はアタシを鞭打つのが楽しみで、ボックス席にいる時からアタシのクリを弄っていたのだろう。

嬉々として天井から下がる金具にアタシの両腕を縛り付け、金具を引き上げて吊るした状態にする。

そして彼女の手には長尺の一本鞭。

革がスポットライトを浴びて黒光りしていた。

客たちが歓声を上げ、拍手している。

マネージャーがマイクで語る。

「ではお仕置きの鞭打ち、今回は10回…」

すると客たちのブーイング…。

「では20回…」

それでもどんどん大きくなって収拾がつかない。

「仕方ありませんね。この娘は鞭初体験なんですけどね。人気があるんだなぁ…」

人気がある??…みんなアタシが苦しむのを楽しみたいだけじゃないか。

「こんなにSの皆さんが鞭打たれるこの娘を観たがっているんだから、耐えるしかないようですね。では30回…」

大歓声と拍手…どうやら鞭打ちの準備が整ったようだ。


まるで公開処刑だった。

アタシは客席に背中を向けて、天井から両腕を吊るされた状態。

だけどステージの奥の壁面はミラー張りになっているから、客たちにはアタシの苦しむ表情も、身体の反応も丸見え。

そしてアタシにも彼女の動きや、そして客たちが歓ぶ様子はすべて見えてる。

いっそ目隠しでもされて見えない方が、この恐怖と闘わないで済むのに…。

彼女が一本鞭を持って背後に立ち、構える。

恐怖で引き攣ったアタシの表情を楽しむかのような、微妙な間。

「打て、打て、打て…」

客たちの手拍子と、鞭打ちコール。

彼女がゆっくりと鞭を振り上げる。

どんな痛みなのか知らないけれど、懸命に息を吸い込み、肺を膨らませて息を詰め、歯を食いしばって備える。

そして彼女が腕を振り下ろすと、一瞬遅れて撓った鞭が宙を切り裂く。

ビュッと唸る風切り音がして、その直後にパッシーンっと乾いた音。

まるでスローモーションの映像を観ているようだった。

直後、背中を走る衝撃、そして追いかけるように訪れる激痛…。

身体がのけ反り、悲鳴を上げてしまう。

打たれた時の激痛は一呼吸おいて皮膚表面の焼けるような痛みに変わり、身体の芯に向かって沁み込んでいくようだった。

「フフフ…強烈に痛いでしょ」

彼女が笑いながらアタシの耳元で囁く。

「貴女のその痛みに耐える切ない表情…可愛いわよ、とっても」

彼女がアタシから離れ、後ずさりして、再び後方に腕を振り上げ…。

今度は立て続けに2発、鞭の先端が飛んできてアタシの背中に食い込んだ。

打たれた瞬間の衝撃より、その後に続く焼けつくような痛みの方がキツかった。

泣き喚きそうになるのを歯を食いしばって耐えているけど、涙がこぼれてしまうのはどうしようもない。

「怖いよね、痛いよね…かわいいよ、そのすすり泣いてる表情」

再び近寄って来て、うれしそうに耳元で囁く彼女。

「でも大丈夫…じきにこの痛みも、Mな貴女を疼かせる刺激になってくるから」

そして後ろに下がって鞭を振り上げ、また2発…。

痛みの上に、さらに痛みを刷り込まれていくようだった。

あまりの痛みに声を出して泣いてしまう。

「あ~あ…仕方ないね、じゃ…ここにバイブを入れてあげる」

彼女はそう言ってアタシの股間に指を入れた。

その時になって、初めて気づいた。

アタシ…濡れてる。

「ほら…もう身体の芯の方から、疼き始めてきたんでしょ」

彼女はそう言いながら、アタシのアソコにうねりながら振動するバイブを挿入してくれた。

ちゃんと本体が膣内のGスポットに当たる位置に、そして枝の部分もクリに当たるようセットしてテープで止める。

彼女は女の性感を知り尽くしているレズのS。

それがよく解った。

そしてSとして、Mの扱い方を知り尽くしている。

この時点で、痛みに耐える一方でアタシの身体の芯の方が熱くなって疼き始めていた。

そしてアタシのアソコはすでに濡れて、溢れ始めていた。

だからバイブを入れると、じきに快感がこみ上げてくる。

そこへまたしても鞭が背中に食い込み、痛みに引き戻される。

その痛みから逃れて快感と疼きに自分を委ねようとすると、また鞭の痛み…。

痛みと快感がごちゃ混ぜになって、最後の方は何が何だか解らなっていく。

そして鞭打たれながら、イッてしまった。

それも10回を越えたぐらいから、幾度も、幾度も…。


どうなっちゃってるんだろう…アタシ。

鞭打たれる痛みでさえ、性感を煽る刺激となってしまったようだった。

それとも店の客たちの前で、鞭打たれる姿を楽しまれている可哀想な自分…そんな境遇に酔ってしまうほどアタシはドMになってしまったという事なのだろうか。


それにしても鞭で打たれる痛みは強烈だった。

それから1週間は背中の鞭の痕が赤く腫れていたのだから…。

三上は背中の腫れが引くまで、調教を中止してアタシを放っておいてくれた。

だからアタシは痕が熱をもってチリチリと痛むたびに、打たれた時の事を想い出して、そして密かにオナニーしていた。



第16章 貸し出し…みんなの肉便器。



それからは週に2~3回、店に行かされた。

店に行くとたいがいはステージで脱がされ、四つ這いにさせられて、客の希望者にフェラ。

そして廻される。

週末はイベント。

レズ・ショウに出演させられたり、客のM同士てイキ我慢勝負をさせられて、負けたら鞭打ちか蝋燭。

その分、三上の調教は回数が減っていき、結局月に1回程度になった。

その分、暇になったのか…と言うと、そうでもなかった。

三上の友人や知り合いなどの要望で、貸し出されるようになったのだ。

三上にその意図を尋ねたが、三上は「調教の一環だ」、「お前を一人前のM女に育てるための、当然の関門だ」としか答えなかった。

繰り返し、貸し出される。

それも貸し出す相手は次第に増えていくようで、顔ぶれは拡がる一方だった。

どうやら三上はネットで有料の会員を募集したらしい。

男たちの言っていることを総合して考えると、彼らは客として数十万ぐらいは払っているようだ。

もしかしたらあのSMクラブの店にも、有料でアタシを貸し出していたのかも知れない。

ショウ・タイムの出演者として…。


男たちは繰り返しアタシをレンタルして、フェラやイラマをさせ、挿入して中出しをした。

そもそもそういう条件で貸し出しされているのだろう。

時にはビジネス相手への接待として又貸しされることもあった。

数人のパーティで、裸で接待させられ、最後は全員に廻されることも日常的だった。

またパーティのオードブルの皿にされたこともある。

大テーブルの上に裸で寝かされ、上に料理を盛り付けられて、パーティの間は摘まんだり抓ったりして反応を楽しみ、最後に使い捨てのオードブル皿として全員で廻してフィニッシュ。

でも単に肉便器や精液便所として扱われるのはまだいい。

泣かされたのは女性客の意地悪。

彼女たちは女の弱い部分の責め方を知り尽くしているのだから…。

特に女性研修医のグループは凄かった。

彼女たちは研究熱心で、実務体験を積み重ねる機会に飢えていて、そしてほとんどがかなりのSだったから…。

クスコでアタシの膣内を観察するのは序の口、子宮口バルーンや尿道カテーテル、大腸内視鏡まで、アタシの身体で繰り返し使い方を試し、トレーニングしてくれた。

そして実地演習が終わると、レズの楽しみも堪能していった。

たぶん実家が金持ちのお嬢様たちだったのだろう、金払いはよかったけれど、数人がかりで敏感な部分を責められるこちらはたまったものではなかった。

さらに辛かったのは客たちの中にアナル・マニアがいて、アナルを弄ばれたこと。

単にアナル・セックスするだけならまだ我慢できたし、挿入されると気持ちよくもなれた。

でも彼らは慣れてくると、より太い異物を挿入したがる。

さすがに「大根を挿入したい」と言われた時は、「他の事なら何でもしますから」と土下座して勘弁してもらったが…。


でも、何もしない奇特な人もいた。

アタシをレンタルした時間、服を脱げとすら言わず、黙ってただ休ませてくれた人。

時にはアフタヌーンティやディナーに、ただ付き合ってくれればいいと言う人もいた。

もしかしたら、毎日男たちの性欲処理ばかりをさせられてウンザリしているだろうと、アタシを休ませてくれるつもりだったのかも知れない。

でも、アタシには無理だった。

三上に騙されて性奴隷にされてから、もう1年が経とうとしている。

その間、ひたすら男たちの性欲を処理するためだけに自分が存在するよう、繰り返し刷り込まれてきたのだ。

自分の存在理由は性奴隷である事…それが崩れてしまったら、逆にアタシは居場所を失って、自分の存在理由すら消えてしまうと思うようになっていたのかも知れない。

だからそんな相手には自分から必死に頼んでフェラをさせてもらい、自分から跨って相手のモノをアソコに導いた。

挿入され、中出しされないと、何かが欠落しているような気がして、不安になるようになってしまっていたから…。


けれども大半の連中は「裏メニューだ」とか言って、アタシの各部位を好き勝手に使った。

アナル挿入なんてまだいい方。

仲間を呼んできて数人がかりで口、アソコ、アナルの3穴に同時挿入して、一晩中犯されることもあった。

別の女も呼んでおいて女同士でレズ・ショウをやらせたり、ふたり同時に犯したり…。


ほとんど毎日のように、様々な相手に貸し出されて性欲処理に使われる日々。

しかし半年も経つと、貸し出される回数が減り始めた。

アタシのアソコは日々押し広げられて、もうガバガバになっているのかもしれない。

自分では締りが悪くなったと思うことはなかったけれど…。

でもこれだけ多くの人たちに貸し出されていれば、そう思われても仕方ないのかも。

不特定多数の客たちに毎日のように繰り返し貸し出されて犯されいれば、客たちも飽きてくるのだろう。

アタシの価値は、かなり落ちてきている…という事なのかもしれない。



第17章 そして風俗へ…。



その数か月後、とうとう風俗へ行けと言われた。

三上に指定された店は出張ヘルス、デリヘルと呼ばれる業態だった。

客は風俗誌やチラシを見て事務所に電話し、事務所の電話番は客に指定したラブホのルームに入って待つように伝える。

アタシは事務所で待機していて、客から電話が来ると指示されたラブホのルームへ行って性処理の相手をする。

性処理…と言っても、ここで公に認められているのはフェラとスマタという手法だけ。

通常は口で射精させてあげる。

そして客が希望すれば素股。

アタシたちデリヘル嬢が股の間にローションを塗って、客のモノを自分の股間に挟み、腰を動かしてしごく。

客としてはアタシたちのアソコの入口を感じながらイクことができる…というのが売り文句。

挿入は法的に売春となってしまうので、できないし、させられない。


けれどここにも裏メニューはある。

「後3つ出してくれたら、入れてもいいよ…」

いわゆるホンバンというヤツだ。

遊び慣れていて解っている客は、最初から通常料金2万円に3万円を乗せて握らせてくる。

客が求めれば、股を開いた。

店には通常料金の2万円を納める。

残りの3万円は、雄二のボディガード代として三上に取り上げられた。

後になって考えると、たぶん店からも上納金なのか紹介料なのか知らないが、稼いだ金の半分ぐらいは吸い上げていたようだった。

客観的に考えれば三上も雄二も、アタシの稼ぎを取り上げるヒモのような存在。

でも当時のアタシは、これがSとMの関係なのだと思っていた。

ご主人様と奴隷の主従関係とはこんなものなのだと信じ込んでいたのだ。

たぶん三上に洗脳されていたのだろう。


でも、ここではアタシも人気デリヘル嬢。

アタシが行かされた店は、裏で密かに挿入させる「本番OKの店」。

巷でそう噂されていたから、客も本番を期待してくる。

だからもちろんアタシが接客させられた相手は、すべてアタシのアソコに挿入して果てた。

その方がテクニックも必要なく、アタシとしても楽だったけど…。

SNSでアタシとの本番が評判になってくると、やたら指名が入って順番待ち状態となった。

一日に10人以上の客を射精させたこともある。

けれどほとんどは早漏で物足りないぐらいだったから、何も苦労はしないで済んだ。

だけど時折、極端な遅漏の客もいた。

そんな客に当たってしまった時は、前のSMクラブで散々しゃぶらされて身についたテクニックが役立った。

そしてここでもモノが極端に太い客や長い客はやって来た。

こんなぶっといモノが、アタシのアソコに入るの??…なんて震えていたのは、遥か昔のことのような気がする。

極端に太い客のモノがGスポットをゴリゴリ擦ってくれる時の痺れるような快感。

そして極端に長い客のモノがポルチオをガンガン突いてくれる時の狂ったような絶頂。

いまはそんなひとときを楽しむ余裕すらでてきた。

しゃぶって、挿入させて、中出しさせて、しゃぶって、挿入させて、中出しさせて…ひたすらその繰り返し。

でもあのSMクラブの店内で廻されていた時だって、たいがいは10人以上の人数が列を作って順番待ちしてたのだ。

あれに比べれば、ひとりずつ相手をすればいいデリヘルは遥かにマシだった。

そしてひとりの客と関わる時間は短かったが、アタシを気に入ってくれた客はリピーターとなり、常連さんとして通ってくれるようになった。

こっちの客はSMクラブの客と違って、サービスをするとアタシのファンになってくれた。

加えて、こうして外で稼いで貢がされるようになってからは、三上に調教と称して責められたり、性処理を要求されることもなくなっていたから、身体的にもこの方が楽だったのだけれど…。



第18章 あの日のアタシ…。



そんなある日、三上の家に戻ると雄二がいて、別の女を連れて来ていた。

若い娘だった。

年齢はもしかしたら18歳ぐらいかも知れない。

身長はアタシより少し高いぐらいで、瘦せているけど胸はアタシより大きいかも…。

雄二の新しい彼女??…でもそんな事、もう知ったこっちゃないわよ。

それが本音だった。

アタシを三上に献上した昔の彼氏…。

でも、いまとなっては雄二の事など、どうでもよかったから。

雄二は相変わらず手下として三上に使われているようだけど…。


雄二と何かを話していた三上は、アタシが戻ったことに気づくとアタシを呼んで言った。

「ホラ、いつものように脱ぐんだ。この家の中では、奴隷は全裸って決まってるんだから」

雄二が連れてきた女がいても、アタシに裸を要求する。

三上らしいよ…と思いながら、脱いだ。

普段、三上と外出する時はブラもショーツも身に付けさせてもらえないけれど、デリヘルでは脱いでいく時にブラやショーツを見せるのも芸の内。

客を興奮させるための下着だから、今日も身に着けていたのはかなりエロいTバックと谷間を強調するブラだった。

けれども雄二が連れてきた女は俯いたまま、こちらを見ようともしなかった。

アタシが全部脱ぎ終えると、三上はその女に言った。

「ホラ、見るんだ…。ここでは奴隷は服を着る…なんて贅沢は許されないんだ」

悪かったなぁ…お前らに勝手に奴隷呼ばわりされて、お前らが勝手に決めたルールに従わさせてるだけじゃないか…そう言いたかったけれど、言えなかった。

その勝手なヤツらに嵌められて、逆らえないのはアタシなのだから。

「さあ…もう覚悟を決めろよ」

雄二が促すように言う。

すると彼女は俯いたまま、脱ぎ始めた。

上着、シャツ、スカート…そして一瞬、躊躇してから決心したようにブラをとって、そしてショーツを脱いだ。

もしかしたら彼女もアタシと同じように嵌められて、水着かレオタードで緊縛されて、動けないのをいい事に着ているものを切り刻まれて、裸を撮影されてしまったのかも知れない。

絶対に顔バレしないから…と着けていた全頭マスクも脱がされて、身分証明書まで撮影されて…。


三上がアタシを振り返って言った。

「オイ、喜べ…お前の下に、最下層の雌奴隷が入ったぞ。今日からお前はワンランク上の奴隷だ」

そして彼女に向き直って、言い聞かせるように言う。

「今日からお前は最下層の雌奴隷だ。たっぷり調教してやるから覚悟するんだな」

彼女を例の調教フレームの下に立たせ、両手を縛って釣りあげる。

最初にここへ連れられて来た時のアタシと同じように…。

「お前はそこに正座して、コイツが調教されるのを見ていろ」

三上がアタシにそう言った時、彼女は縋り付くような目でアタシを見ていたけれど、アタシは無視して彼らの背後に正座した。


筆を持ってきて毛の先端で彼女の二の腕から脇の下、乳首、スペンス乳腺と撫でて反応を楽しむ三上。

裸にされて全身が敏感になっているのか、元々感じやすいのか、彼女は何をされてもビクンと反応し、やがて喘ぎ始める。

次第に彼女の調教に熱中していく三上。

感じやすい性感帯を探り出すと、嬉々としてそのポイントを丹念に撫で続ける。

延々と感じるポイントを筆の先で撫でられて、喘ぎ、悶え、身体を捩って痙攣させる彼女。

そして電マの登場。

クリに電マを当てて、彼女がイキそうになるとストップ。

「いいか…イッていいと言われるまで、イクんじゃないぞ。我慢できずに勝手にイッたら鞭打ち30回だからな」

そしてイキそうになるとストップの繰り返し。

焦らされて、焦らされて、焦らされ抜く時間。

けれど結局、彼女は我慢しきれずにイッてしまった。

たぶん彼女にとって、バラ鞭は初めての体験だったのだろう。

最初は何とか耐えていたけれど、10回も打たれないうちに泣き出し、最後の方は悲鳴を上げて泣き喚いていた。


そして三上のモノをしゃぶらされて、イラマへ…。

三上に喉奥まで突かれて、咽てしまう度にビンタ。

そう、彼女は最初の頃のアタシだ。

その日の最後は四つ這いで背後から挿入され、後ろから髪を引っ張られながら突かれる。

「いい締りだ。いずれはお前もたっぷりと稼いでもらうぞ」

たぶん、あの様子じゃ三上のモノは子宮頚部に届いていて、子宮の入口を押し広げられているだろう。

彼女にとっては初めてのポルチオ責めとなったようだった。

同時に股間に電マを当てられた彼女は、気が狂ったようにイキまくる。

髪を振り乱し、全身を痙攣させながら…。

あの様子だと膣も痙攣しているだろう。

その収縮で三上のモノを締め上げるから、三上も吠えながら夢中で突きまくる。


もうアタシの方など見向きもしない。

振り返ってみると、もう半年以上、アタシは三上に調教されていなかった。

最後に調教されたのは、いつだったろうか…。


気が付いたら立ち上がって、そばに置いてあった大型の裁ちバサミを握っていた。

そして背後から三上に近寄り、三上の背中に突き立てた。

全体重をかけて、深々と…。

「アレ、なんだ??…アレ??」

四つ這いにさせた彼女に挿入していた三上が、背後を振り返る。

自分の背中に刺さった裁ちバサミに触れ、血だらけになった手を見て、そして立ち竦んでいるアタシを見て言った。

「ホントかよ…オイ、たかがSMだろ、たかがプレイじゃないか…」

その口元から血を吐いて、まるでスローモーションみたいにゆっくりと崩れるように倒れる。

そして動かなくなった…。



もうこれ以上、犠牲者を出してはいけないと思ったのか…。

三上がアタシに貢がせながら、別の奴隷に夢中になっていくのを許せなかったのか…。

あるいは自分の居場所がなくなった以上、三上の存在自体を消してしまいたかったのか…。

自分でもよく解らない。

ただ三上を刺してしまった大型の裁ちバサミが、あの時、アタシのレオタードと全頭マスクを切り裂いた裁ちバサミだったのは、皮肉と言えたろう。

結局、アタシがMの快感にハマっていったのも、転落の一途を辿っていったのも、そしてここまで堕ちたのも、すべてはあの裁断用のハサミが始まりだったのだから。


                    了



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