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1ー1 熱帯国の王子

すいません。方向性が見えなくなったので一から構想し直しました。一話はまた編集します。

 ここから本編です!!

 世界の支配者が生まれてからしばらくたって、現界には4つの大きな国が乱立していた。


 その国のうちの一つハワイ王国は、他の三大国がある大陸から海を挟んで孤立する島国である。

 この国は熱帯にいちしており、年中高温高湿である。そのため国民は上半身裸で、腰巻きと風通しのよい下駄のようなものを履いて生活している。

 

 その国の王子であるカズサール·ムヴァ·シルバーは、王族と言うくくりではあるが、自由気ままな性格で王城にはほとんど帰らず、外をぶらついていた。彼はこの国の跡取りとして15歳にして、ハワイの王として必要である火の力を十分に扱える実力を持っており、性格も明るくとても国民に人気がある。




 今日はなにしようか。

 上下赤い服に身を包み健康的に焼けた小麦色の肌をさらし軽快な足運びで町中を歩く少年は街を見渡しながら呟いた。すれ違う人々にされる挨拶に答えながら歩いていると、十字路の右端に寂しそうに座っている男の子を見つけた。

 「おーい!コド!一人で何してるんだい?」

カズサールが話しかける。

 「カズ様おはようございます。太陽の光を浴びていました。」

少し痩せすぎな体を揺らしながらコド·クリスティンは答えた。彼の両親はある事件によって殺された。その事件に巻き込まれた彼は、人が怖くなってしまい一人で唯一の形見とも言える少し大きめな家で暮らしている。

 「なんか親父臭いなコドは。じゃあ、今から二人で陽射しの森に遊びにいこうぜ。」

 暇をもて余してたカズサールは丁度いいとコドを連れて王都に隣接している陽射しの森に向かった。陽射しの森は一般市民も出入りする安全な場所で珍しい生き物が見つかることから子供が遊びにいくにはうってつけな場所である。稀に人を見つけると襲ってくる人外の生き物、クリーチャが出てくる時があるが、国の治安部隊が見回りをしてるため安全性は保証されている。それに子供でありながら王族としての教育を受けているカズサールは、普通のクリーチャならば相手をすることができるため、危険な場所とは言えないであろう。そんなこともあり二人はよく町中で会うと珍しい動植物を見つけるという名目で森にいくのだ。


 「『火拳(フレイムパンチャー)』!」

 カズサールが放った火をまとった拳が犬型のクリーチャに当たってクリーチャを一撃で沈めた。

 「カズ様は相変わらずお強いですね。」

 「まあな、一応俺王子だしな。民を守らないとね。」

 陽射しの森の中をクリーチャを探しながら歩く2人がいた。

 「王子がいればこの国も安泰ですね。」

 「そうなればいいと思ってるよ。俺は強くなることが楽しいから戦ったり訓練したりすることが嫌ではないんだよ。王子だけれどある程度自由があるし、俺はみんなに感謝しているんだ。楽しいし、恩返しもできるし。本当に最高だよ。」

 カズサールは自分の手のひらを握ったり開いたりして、今の自分の幸運を確かめているようだった。





 また新たなクリーチャを探そうと森のなかに歩き出したときコドは違和感を感じ後ろを振り返った。そこには、さっきと変わらず焦げた犬の死体が落ちていた。勘違いかと思いまた歩き出そうと振り替えったらそこにカズサールはいなかった。

 代わりにあったのは、あるはずのない霧に包まれた岩場だった。

これから、連載していきます。

誤字や脱字、不適切な表現がありましたら、お教え頂ければ嬉しいです。

前回の作品と登場人物の名前は同じにしました。

何卒よろしくお願いいたします。

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