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自転車

作者: Madder

自転車、人を乗せてこいで、色んなところに連れてってくれる便利なヤツだ。


私のこの自転車は何の変哲も無いただの自転車だが、10年来の相棒とも呼べるほど乗っている。

だが、こいつももうボロボロだ。よく私がこけるせいで、リンリンとなるベルは取れ、カゴも取れて、あかりも力なくしか光らない。

綺麗だった赤も塗装が取れかけ、くすみ、そこらじゅう錆だらけだ。


「自転車ボロだね、そろそろかえたら?」

とか

「カゴがないじゃないか!変えるべきだよ」

とか言われるが、まっったく変える気はないのだ。


(今日も買い物にいこうか!)


自転車に喋りかけるように思った。私の自転車は世界一私にあってるのだ、これ以上の乗り心地はない。乗りすぎるとお尻が痛くなるところもあるが、そこも苦ではない。


こけるところを考えると私は自転車に乗るべきでないのではないか?と思いつつ移動手段がないので自転車に乗る。

今日も自転車は元気にボロい。最高だ。


そうもいってられないのが、形あるものいつか無くなる。どうしようもない故障である。幸いまだ、乗る分には全然支障がないので平気だがそこには気をつけなきゃならない。カゴもベルもつければいいのだがお金がない。なので、私の自転車は今日もボロいのであった。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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