トレーニング!
あーたーらしーいあっさがきたー!
おはようございます。トールです。
7歳になりました。
最近俺は体を鍛えています。
というのも、俺が最近食べ盛りになってきて、
家計への負担を少しでも減らそうと、森へ入って狩りをしようと思ったのですが、
いかんせん、
森の、動物が、異常に、強い!
いや、ほんとびっくりしたんですって。
ボックウサギなんか、後ろ足で立って発達した剛腕で攻撃してくるし、
オラタヌキは、どこかの世紀末の人たちのようにわらわら現れて、
こちらが狩る前に、逆に集団リンチにされる。
動物をあきらめて鳥をと思ってみても、
エアポッポっていう鳩もどきには、
翼から放たれる真空波で耳の先の毛をもってかれちゃったし、
メガダックっていう4メートルもある巨大なアヒルになんか出会っちゃったら、
その巨体から繰り出されるボディープレスでさようならです。
二度三度と、試してはみたものの、箸にも棒にも掛からぬ状況に諦めがついた俺です。
というわけで、今、絶賛体鍛え中です。
まずは、体力づくりと思って、村の中を走ることから始めました。
朝早くに起きて、すたこらさっさと駆け回ります。
7歳の体なので最初はへとへとになりましたが、流石そこは獣人のBODY。
すぐにメキメキと体力がついて、最近では2週くらいしてもへっちゃらになりました。
そんな風になってからは、
お隣の牛獣人のジャンさん一家の畑の手伝いをするのが日課になってます。
鍬を振るのって楽しいですね。
最初はへっぴり腰で笑われた俺ですけど、腰を入れて、しっかり振れるようになると、
サクサクと、土に刺さる感触がだんだん楽しくなってきました。
今ではジャンさんの息子で同い年のタウロ君と、競うように畑仕事をこなして、
午後からは二人で狩りの練習をしています。
タウロ君はジャンさんに似て、大きな体の牛の獣人なのですが、
耳の横から立派な角が生えています。
がたいは既に7歳にして150センチを超えていて、
その太い腕はちょっとした女性の太ももくらいはあるんじゃないかと思うくらいです。
羨ましいBODYです。
僕なんかまだ120センチくらいで、ひょろっひょろですからね。
耳と尻尾の生えた普通の子供です。
でも、そんな彼と、毎日のように、、、
「うぉぉぉ!黄金の右蹄!」
「くらうかぁぁぁ!獅子ぱーんち!」
狩りの練習ですよ?
「よーし!これで1257戦630勝627敗だ。」
「おい、トール、最後の獅子クローってなんだ!ずるいぞ爪なんて!」
「ちょ、それを言われたらお前だってその立派な角がずるいっての!」
勝ち越しちゃってるんですけどね。
なんて言い合えるとってもいいライバルです。
初の友達キャラが登場です!
暑苦しいですねー
牛獣人だと、やっぱりミノちゃんですよね。
彼らにはスラッシュアックスを持っていてもらいたい。
もしくは長柄戦斧ですかねー。
牛さんがライトウェイトで高速戦闘はさすがに想像がつかないです。