想失 -last word-
感情の波に飲み込まれて
確かなものも見付けられずに
ただ 彷徨い 歩いていた
孤独に揺らいだ 眠れない夜
今はまだ 誰も信じられずに
今はまだ 声も届かないまま
今はまだ 泣く事も出来ずに
今はまだ 手を伸ばせなくて
それでも
今を救えるなら
忘れられない程傷付いたのなら
夜が明けるまで泣けばいい
重ねた時間が 今も残るのなら
いつか触れられると願った
君のために
行き交う嘘と現実の狭間
迷い込んだ 抜け出せなくて
明日をどれだけ叫んでも
この手に何も残らないのなら
今はもう 深い暗闇に堕ちて
今はもう 哀しみで心が痛い
今はもう 心の檻に閉じ込め
それでも まだ言葉を探した
いつの日か
今を救いたい
忘れられない程傷付いたのなら
忘れられるまで泣けばいい
重ねた想いが 今も残るのなら
いつか謳えるように祈った
君の詩を
時計の針は戻せるけど
真実の時間は戻らない
通り過ぎ去った過去
これから迎える未来
今はまだ 信じられないけど
きっとまた 望む明日がくる
だからそう 振り返らないで
今をただ 少しずつ歩きたい
この声で
きっと救えるように
忘れられない程傷付いたのなら
夜が明けるまで泣けばいい
重ねた時間が 今も残るのなら
いつか触れられると願った
君のために
終わらない現実に疲れたのなら
涙が涸れるまで泣けばいい
重ねた時間が きっと繋ぐから
最後の言葉でも 伝えたい
君の心に
even if it is the world that all is lost……
wants to transmit the last word……
どうもさきとです。今回の『想失 -last word-』は前回の『喪失 -lost world-』と合わせて一つの詩、みたいな感じなので是非両方見てくださいね。ていうか見てね。見てくださいよ。お願いしますよ。