編集中
昔の言葉に 今さらになって継ぎ足しする
臆病だから 大丈夫かな って思う
昔の自分の感性 その裏切りにならないかな
自分だから 大丈夫かなって思いたい
恋の叙情も その時のわたしのせいだから
きっときっと 大切なものだよね
掃除をしていると、ちくんと痛くなる
思い出がいっぱい溢れてくるの
涙が出てしまうのは
きっとまだ立ち直れていないから
だから わたしはあえて傷を残す
思い出が溢れて
いつしか芥となる前に
思い出が溢れて
涙に溺れないように
継ぎ足ししても間違いではなかったと
確実に 確かに胸を張れるように
継ぎ足しをする
この心は いつでも編集中です
詩は心の流れであり
瑞々しい瞬間を形どらなければならないのに、
わたしは見栄を張っているだけなのです