表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アルテナの箱庭が満ちるまで  作者: 赤野用介@転生陰陽師7巻12/15発売
第一部 第三巻 浄罪の炎(12話+エピローグ) ディボー王国編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/178

第07話 魔族誕生

「オリビア。君はディボー王国への復讐の為に何を費やせる?」

「命、魂、存在の全て」

「君の復讐は、何を以って果たされる?」

「ディボー王国の滅亡と、ディボー王の惨殺ですよ」

「17万人の死と、ディボー王国の275万人が住む生存圏とでは釣り合わないだろう?獣人に一度も攻め込まれていない都市だけで言うなら、もはや130万人規模だが」

「イルクナー閣下、私は独身です」

「……ああ、それで?」

「男性は家庭にお金を入れて定期的に妻に会えば、浮気をしても離婚にならず、アルテナの罰を受けません。女性も独身ならば罰を受けません」

「……怖いな。復讐の為にそこまで出来るのか」

「別に、それくらい簡単にできますよ?」

「今からとても嫌な事を言うぞ……自分自身に1国の価値があると思うか?」

「その分、閣下に尽くしても良いですよ?」

「……冗談を言う目では全く無いな。君を敵に回したく無いと思った」

「私の敵はディボー王国です」



「ベイル王国は、事実を全ての都市と国に知らしめる。ディボー王国を難民を虐殺したとして非難し、輸出入と出入国制限を行う」

「足りません」

「恨みが深いな」

「恨みではなく殺意ですよ」

「…………ディボー王国は断罪すべきだが、獣人帝国と交戦中の現在は滅ぼすべきではない。なぜなら、ディボー王国が滅びれば、手の空いた無敗のグウィードがベイル王国に手を伸ばすからだ」

「…………」

「だが、君を野放しにするのも怖い。俺の秘書にでもなるか?君がいれば、ディボー王国に対してどんな過激な政策を行っても民衆に納得してもらえる。君自身が対ディボー政略について提案する機会もある。そこで長期的に恨みを晴らしていけば良い」

「秘書ですか?無学な私への評価が間違っていますよ。閣下は見る目がありません」

「祝福89だろう?君は魔導師として、現代でおそらく人類最高だ。それに、補正がどれだけあると思っている?今後の可能性は無限にあるぞ?なんなら教師を付けようか?」

「そんなのいらないです」

「戸籍と祝福60用の冒険者カードを手配する。王都ベレオンから東に馬車で6日の距離にある第五宝珠都市ブレッヒ、そこが君の登録都市だ。1年前までは廃墟都市だった。一度見てくると良い。行ってきたらディボー王国に対して非難声明を出すから」

「それなら行ってきます」

「一緒にディボーに潜入した紅塵を何人か護衛に付けよう」

「そんなのいらないです」






 Ep03-07






 第二宝珠都市アルトアガは、王都ディボラスの南に位置しており、近年は周辺国への塩の流通ルートとして極めて重要な都市だった。

 かつてはインサフ帝国やラクマイア王国でも塩の生産と輸出を行ってきたが、それらの都市が獣人帝国に支配されてからは、南部ではディボー王国のみが塩の生産と輸出を行っていた。

 だが、それらは過去の話となった。

 アルトアガの南に位置し、海に面して塩の生産を行っていた第一宝珠都市ガライが無敗のグウィードに制圧された。

 そして無敗のグウィードは、第一宝珠都市ガライから北上し、第二宝珠都市アルトアガへと侵攻してきた。

 グウィードが率いているのは、正規3個大隊の冒険者360名と一般兵2040名。その他に、戦力に含まれない輸送部隊が1000以上いる。

 ディボー王国は6個騎士団558名と、兵士3200名、傭兵70名を用いて応戦した。

 本来なら1000名の傭兵を集める計画だった。

 傭兵数が予定よりかなり少ないのは、過日の傭兵達への契約違反が国内外に大々的に広まった結果、契約終了者の続出と新規契約が殆ど成立しなかったためだ。

 240名の大祝福前後の冒険者たちによる一斉非難。

 ディボー王国の契約違反は、強行偵察で戦死したセザール・フォルジュ傭兵司令官の個人的な判断と命令であり、あくまで傭兵同士の問題だったと言う事になった。

 開き直ったディボー王国に対し、傭兵たちが背任行為を非難して次々と契約を打ち切っていったのだ。

 その予想外の広まりにディボー王国は、『冒険者協会に依頼して派遣された傭兵団長が勝手にやったので、ディボー王国側は悪くない。けれども違反があったのは事実なので、和解金で解決する』という和解案を提示したが、その結果がこの戦場での傭兵数70名という結果である。

 だが、獣人帝国の進軍はディボー王国の事情にまったく左右されない。これらの戦力で会戦は既に始まっている。

 エイドリアンを連れた兄のエイブラム新大佐と親衛隊は、その会戦を少し離れた場所から眺めていた。





 人 獣人 竜人の相克

 その先にあるのは進化と適応

 神魔の相滅

 その先にあるのは調整


 世界には 確かに向かう先がある

 視界の外には 沢山の歯車がある

 歯車は 一斉に示される方向へ回り出す

 たった一つの歯車が抵抗しようとも

 力尽くで同じ方向へと回される

 心が理解する

 身体が勝手に動く

 止められない


「エイドリアン、前衛同士が入り乱れた。そろそろ魔法攻撃を開始してくれ」

「兄よ」

「何だ?」

「ディボー王国は 道を踏み外した」

「……何を今更。そんな事は知っている」

「踏み外したのは人の道ではなく アルテナの示した道だ」

「なんだと……それは一体どういう事だ?」

「神に救いを求めたのであれば 叶っただろう おそらく神とは アルテナが脆弱な人を救うべくして創り出した存在だ だが魔は その対極にある アルテナの法の賞罰が神魔と考えるべきだ」

「一体何を言っている?」

「従順な者を素体に人工魔族を創っても アルテナの法を曲げる事は不可能だと言う事だ 今にして思えば 我が大祝福3に届かなくて良かったな そして 第三宝珠格程度で良かったな 我は今より人に罰を与えるが 我がカルマの分だけ それを受け止め 償えば 我は滅する そして我は 竜に至る」

「……親衛隊っ!」

「それで良い とても足りないが」

「「うぉおおおっ!!」」

 『フレア・ウォール』

「ぐあああああああっ!!」


 エイドリアンの青色の髪が銀色に輝きだし、突き出された手から灼熱の炎が膨れ上がって爆発した。

 魔族エイドリアンに一斉攻撃を仕掛けた2個パーティ12名の親衛隊騎士とエイブラム新大佐は、エイドリアンは強烈な炎の嵐に焼かれて絶叫した。

 炎の嵐はあまりにも巨大で、天へ昇る大きな柱を作りあげた。






 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇






 遥か高く立ち上がる巨大な炎が、交戦中の両軍の視覚と聴覚とに警告を放った。

 ディボー王国軍が陣取る小高い丘の本陣では、総司令官のランダール・ガレイ大騎士団長が剣先を炎の方角に向け、指示を下した。


「親衛隊の連中、新兵器があると言うから好きにさせたが、どうやら失敗したようだな。第三小隊、兵士20を率いて最左翼外側の親衛隊を救助に向かえ」

「はっ。第三小隊、救助に向かいます」

「……いや、待て、あれは何だ!?」


 ランダールの指示が実行される前に、状況はさらに変化した。

 長い銀髪に、透き通るような赤い瞳の長身の男性。

 そんな特徴の男が悠然と戦場を歩き、ディボー王国の本陣へとゆっくり歩いて向かって来ている。

 本陣とその男の間には、ディボー王国軍左翼部隊に属する2個騎士団と1000名の兵士が展開して獣人軍と交戦している。

 アルセマン騎士団長とオスカル騎士団長は即座にソレを認識した。


「銀の髪だとっ!!おい、魔族だ!全隊緊急後退っ!」

「全隊、緊急後退!後退しつつ、追い縋る獣人を弩と魔法で迎撃。足止めした獣人に魔族をぶつけろ」



 エイドリアンが右手を頭上に掲げた。その手の先には膨大なマナを燃焼させて具現化された炎が揺らめいている。


 『フレア・スコール』


 炎は小さく収束し、撤退するディボー軍の頭上めがけて飛んでいった。そして膨大なマナが解き放たれ、左翼部隊の頭上から真下へと降り注いだ。


 ゴオオオオオオオオオオオオッ

「うぁああああっ」

「炎から逃げろっ!」


 エイドリアンは、焼かれながら逃げる騎士団に向けて進路を補正した。

 その光景は、グウィード側からも見られていた。


「魔族か?巻き込まれないように右翼を下げさせろ。代わりに左翼方面から攻める。左翼のベローフ大隊長代行へ通達、敵右翼部隊のさらに外側より迂回し、敵の後ろを取れ。本隊は左翼へ移動して左翼の空けた穴を埋める。右翼のアリーニン大隊長代理は中央へ。魔族のいる右側は捨てろ」

「はっ!伝令兵1番から3番、左翼ベーロフ大隊長代理へ伝令。敵右翼外側より迂回し、敵後背に展開せよ。伝令兵4番から6番、右翼アリーニン大隊長代理へ伝令。右翼方面は直ちに放棄、中央へ移動せよ」

「はっ。左翼ベローフ大隊長代理へ、敵右翼外側より迂回し、敵の後ろを取るよう伝達します!」

「はっ。右翼アリーニン大隊長代理へ、中央への移動命令を伝達します!」

「よし、行けっ!」

「祝福とカルマ総量を知りたいところだが……」

「グウィード様?」

「大祝福2の大隊長がいないのは問題だな。まあ良い。敵軍を殲滅する」

「はっ」


 敵の敵は利用すべきである。グウィードは魔族を自由にさせるべく、陣形を大きく変更した。

 一方、ディボー王国軍は危機的状況であった。


「対軍団長用の緊急パーティを編成する。見た所、魔族は魔導師攻撃系からの転生型だ。接近戦に持ち込んで迅速に殲滅する」

「はっ。編成と指揮はどなたが?」

「俺と騎士団長4人、あとはアゼマ司祭で編成。団長は左翼2人、中央と右翼は1人を出す。全体の指揮は中央にいる副将のキアーラ騎士団長、右翼の指揮はコロージオ騎士団長が行え。左翼は後退して中央部隊に合流」

「はっ、中央のバキーニ騎士団長と、右翼のカプア騎士団長に緊急伝令。ランダール大騎士団長の下に集結。左翼のアルセマン騎士団長、オスカル騎士団長と共に対軍団長パーティを編成。支援はアゼマ司祭。キアーラ軍団長が統括指揮。コロージオ騎士団長が右翼を指揮。左翼は後退して中央に合流。伝令出します」

「よし行け。俺はこのまま左翼に行く。第二小隊、アゼマ司祭の護衛をせよ」

「後進の育成と周知をしておいてよかったわ。ラリサ司祭補佐、あなたはわたくしが育てた中でも、最も優秀な弟子。わたくしが生き残れなかったら、あなたが司祭です。細かい仕来たりなんて、あなたの好きなように変えてしまいなさい。大切なのはディボー王国を救う事」

「はい、アゼマ司祭」

「では行きましょう。ランダール大騎士団長」

「よし。だが、俺と騎士団長4名が全員討ち死にして魔族が残っていたら、司祭には撤退してもらう」

「あら、お気遣いありがとうございます。ですがお気遣いなく。60歳を超えると、達観してしまうのですよ。やるべきことはやりました。やれないことはやれません」

「そうか。では進軍開始」


 回復魔法の恩恵が届くのは、パーティ編成しているメンバーまでだ。最高のメンバーに、最高の回復魔法の使い手、そうしなければ対抗できない。

 ランダール大騎士団長は優秀だ。

 いや、大騎士団長と呼ばれる大祝福2以上の冒険者は極めて優秀だ。むしろ万能と言い換えても良い。

 無責任な数々の情報から最適な経験値の取得方法を選択し、競争する冒険者たちから何歩も抜きんでる情報分析力。多種多様な戦い方をする魔物を数多狩ってきた戦闘経験と状況判断力。戦闘を支える補給や装備品の調達などの支援能力。

 それら全てが高水準であればこその大祝福2であり、故に各国は厚遇して彼らを迎え入れるのだ。

 だが、歴戦の勇士が必ずしも名将たり得ない。

 ランダール大騎士団長は、撤退しても獣人と魔族を振り切れないと判断した。

 会戦直後、敵がまったく損耗していない状態でいきなり背中を見せて逃げ出せば、全滅させて下さいと言っているようなものである。速度も相手が早い。

 まして兵数はディボー王国側が上である。魔族さえどうにか出来れば、まだ戦いようはある。


 騎士団長級の指揮官が騎乗しているのはいずれも最高級の名馬で、戦況は接敵後間もなく乱戦に至っていない。移動は容易く、呼び集めた4人の騎士団長はすぐにランダール大騎士団長の元へと集まった。

 そして敵と目が合う。銀に輝くエイドリアンが右腕を上げる。


「全員避けろっ!」

 『サンダー・ウォール』


 轟音と白い閃光が舞い乱れ、名馬の嘶きと倒れる音が響いた。その後、肉の焦げる匂いが周囲に立ちこめるが、ランダールは構わず走った。

 最後尾に居て雷の難を逃れたアゼマ司祭からの回復魔法が5人の騎士団長に届いた。


 『全体回復ステージ2』


 高らかに掲げし黒刃のツヴァイヘンダーは、ランダール大騎士団長に貸与されているディボー王国の名剣だ。刀身は竜骨を丁寧に削って造られている。ランダールはその黒き刃を構えてエイドリアンへと迫った。

 一方エイドリアンも右手に魔力を集中させ、たった一人で迫り来る大騎士団長の正面に向かって、避けようのない範囲魔法を解き放った。


 『フレア・ストーム』


 炎の爆発が、嵐となってランダールを覆い尽した。

 ランダールは爆圧に押し潰され、高温で焼かれ、もはや前進するどころか身体を吹き飛ばされながら、向きを変えて細かく受け流す事で威力を減じる他なかった。

 祝福63のランダールより祝福75のエイドリアンの方が祝福は上だ。しかもエイドリアンは魔族となって力を増し、加えて回復こそしないものの膨大な魔力を保有している。


「大騎士団長っ!」

「うぉおおおおっ!」


 雷撃を受けて出遅れていた騎士団長達が、アゼマ司祭の治癒魔法を受けて攻撃に復帰する。だがエイドリアンは、再び雷撃を解き放った。


 『サンダー・ウォール』

 白い閃光の壁が騎士団長達の眼前に一気に迫り、そのまま直撃した。


「うああああっ」

「ぐぅうううっ」

 『全体回復ステージ2』


 肉の焦げる匂いがした直後、既に準備していたアゼマ司祭の回復魔法が騎士団長達をいくらか癒した。だがダメージの方が大きく、すぐには攻撃に移れない。

 彼らはいずれも、祝福45以上を得ている騎士団長達だ。無敗のグウィードに対抗するため、対物理攻撃の装備で身を固めてきた。だが、引き換えに魔法攻撃に対しては全く対策をしていない。

 もし獣人と遭遇する前に単独の魔族と相対していれば、あるいは傭兵と決別せず、同等以上の祝福の軍団長対策パーティがあと一つ用意できていて、魔族の後背から攻め込めたら。

 いくらでも『もし』という仮定が出てくる。本当にいくらでも出てくる。すなわち、現状は仮定できる中で最悪だった。

 よりにもよって、獣人軍団長と相対した瞬間に魔族に襲われるなど、人獣戦争数十年の戦いで初めてではないか。


「ガレイ大騎士団長、我々が左右から抑えます!」

「トドメをお願いします」


 左翼を担当していたアルセマン騎士団長とオスカル騎士団長が、左右から同時に魔族に駆け出した。アルセマンは右側面から幅広の剣を滑らせ、オスカルは左側面から左手に凝った装飾の長剣を突き出して……


 『サンダー・テンペスト』

「「ぐあああああっ」」

「ぬぐぅ」


 エイドリアンは、自分の周囲に巨大な雷嵐を発生させた。

 嵐の中心である自身には最小の被害で、周囲には最大の被害を巻き起こす。だが、最小とは言え自身も被害を受ける。騎士団長2名と魔族1人は、突如として発生した雷に呑まれた。


「アルセマン!オスカルっ!」

 『全体回復ステージ2』


 アゼマ司祭の支援魔法がパーティを組んでいる騎士団長達を癒す。

 だが雷嵐の方はいつまで経っても収まらない。このままでは両騎士団長が息絶えてしまう。

 ランダールは覚悟を決めた。

 両騎士団長を救うため、雷嵐を突破して魔族に攻撃を加える。

 中央のバキーニ騎士団長、右翼のカプア騎士団長が加わり、三人で同時に突撃を開始した。


「「「うぉおおおおおおおおっ」」」


 3人が雷嵐の中へと入っていった。グウィードはそれを見届け、冷静に判断した。


「大祝福3には届いていないな。しかも攻撃系か?あの魔族は放置して構わぬだろう」

「グウィード様」

「ベローフは敵の後背を確保して1人も脱出を許すな。本隊は敵右翼を攻撃。アリーニンは正面から攻撃。意図はわかるな?」

「半包囲して、魔族方向に敵を押しだすのですか?」

「そうだ。そういう風に動かせ。敵を壊滅させたら、魔族は放置する。奴は存在自体が我らの益になる。どれくらいのカルマを持っているのか分からぬが、精々利用してやろう」

「はっ、直ちに伝達します」


 ディボー王国軍は、動員した戦力のおよそ8割を失い壊滅した。作戦目標であったグウィードは軽傷のみで、その軍団の被害も2割程度でしかなかった。

 王都ディボラスに隣接する第二宝珠都市アルトアガは、獣人帝国に破壊される事となる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の投稿作が、TOブックス様より刊行されました。
【転生陰陽師・賀茂一樹】
▼書籍 第7巻2025年12月15日(月)発売▼
書籍1巻 書籍2巻 書籍3巻 書籍4巻 書籍5巻 書籍6巻 書籍7巻
▼漫画 第2巻 発売中▼
漫画1巻 漫画2巻
購入特典:妹編(共通)、式神編(電子書籍)、料理編(TOストア)
第7巻=『七歩蛇』 『猪笹王』 『蝦が池の大蝦』 巻末に付いています

コミカライズ、好評連載中!
漫画
アクリルスタンド発売!
アクスタ
ご購入、よろしくお願いします(*_ _))⁾⁾
1巻情報 2巻情報 3巻情報 4巻情報 5巻情報 6巻情報 7巻情報

前作も、よろしくお願いします!
1巻 書影2巻 書影3巻 書影4巻 書影
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ