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メリアと不思議な旅  作者: 首長イ鳥
霧の街
24/41

お布団の中

「明日、朝いちばんに、家を出ないといけないわ」


もうすっかり夜も更けた頃。

お洗濯をしてふかふかなダブルベッドの中、お師匠様はそう零した。


「そうなんだ、大変だね」


「そうよ、大変なのよ」


そう言いながらお師匠様はボクのことを抱きしめる。


「あ、ボクを抱き枕にするの禁止だよ?」


「明日からお仕事なんだから、今日ぐらいは許して、メリアちゃん」


「今日だけだからね」


「わかってるわ」


そう言いながらもぎゅうっと抱きしめられる。

なんだか、お師匠様に抱きしめられてると生命力と言うか、そういう物を吸い取られているような気がするんだよね。


「メリアちゃんの若さを吸い取ってお肌ぴちぴちになるの……」


「それ、冗談だよね、お師匠様」


「もちろん、冗談よ……」


そうはいってるけど、お師匠様なら本当に若さを吸い取れるんじゃないかと思う。

だから禁止にしたんだけどね。


「メリアちゃんは明日、どうするの?」


お師匠様が唐突に話題を変える。


「うん、とりあえず、街に繰り出して、人を募集しているところを探そうと思って」


「お、行動力抜群ね、メリアちゃん、偉いわ」


「そうでしょ?」


ボクはむふっと息を漏らす。


「じゃあ、今日は早く寝ないとね」


「そうだね、明日はがんばるぞっ」


「私も頑張るぞ」


布団の中、二人で小さく拳を突き上げる。


「じゃあ、おやすみなさい、メリアちゃん」


「うん、おやすみ、お師匠様」


そう言って、ボクたちはふかふかな夢の中へと落ちていく。



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