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男の終わり

しかし、上級階級の母数が少ない為長くはもたなかった。


アルバートが30過ぎた辺りでアルバート以外の吸血鬼は全滅してしまった。


何も食べる物が無くなり、アルバートは自室の椅子に座り呆けていた。

空腹も限界になり女が心配そうに見ている中、アルバートは自身の左手を見て微笑むと自分の左手に噛みつき血を啜った。


血がアルバートの体内を巡り、身体は拒否反応を起こし肌がボコボコと沸騰した様になり痛みを伴いながらも吸い続け、最終的には灰になり最後のヴァンパイアも居なくなった。




この手記はとても美しいヴァンパイアの生涯をしるした物である。

この手記を見たあなた、どうかアルバート様の美しき生涯を歴史に残して下さい。


私は、アルバートが灰になったこの場で自身で命を落としアルバート様との記憶のみを永遠のものと致します。

Miiya.



この手記にはアルバートと思われる人物画が描かれており、その近くに白骨化遺体があった。

同族喰いの一生を書きたかっただけです。

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