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ヴァンパイアの掟
ヴァンパイアにも規則やルール、禁忌等が存在する。
それは、食料である人間を殺してはならないや、赤ん坊に血を与えてはならず母親の母乳で一定年齢まで育てる事等。
今はほとんど人間から直接血液を摂取する事は禁じられ、代替品やヴァンパイアに対し友好的な人間が寄付した血液等を食事に利用している。
ただ、人間の血液は希少で高価でもある。
この制約により、ヴァンパイアは眷族を作る事が出来なくなり数が徐々に減ってきてしまっていた。
理由は至極簡単である。人間にはヴァンパイアを良く思わない人間も居る為、その人間の一部がヴァンパイアハンターを名乗りヴァンパイアを殺害するからである。
そして、この規則やルールや禁忌の中で遥か昔からある禁忌は同族の血を摂取する事である。
ヴァンパイアはこの禁忌を同族を減らさ無い為と解釈し、守ってきた。




