おやすみ
掲載日:2025/10/12
1人、車の走る街を歩く。
足音がなんだか遠い気がした。
ふと思い立つ。
海に行きたいな。
1人、スキップをしながら海へ向かう。
まるで遊園地に向かう様だった。
海は広かった。
大きかった。
波の音に身を委ね体を沈めていく。
冷たい海水が体を冷やす。
冷やして、溶かしていく。
まるで海になるようだった。
泡を見上げながら笑う。
私やっと幸せになれた。
もう大丈夫なんだ。
海水が流れ込む。
もう大丈夫。
気が遠くなる。
もう大丈夫。
もう大丈夫。
もう大丈夫。
もう。




