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51回目の転生で気が付いた良いところ

4回目の転生


目の前に見えるのは・・・・戦場!!

雨のように降り注ぐ矢!


たっ盾・・・って持ってない!!

即死!!


耐久  +1

体力  +1

毒耐性 +1


「どうやら矢に毒が塗ってあったようじゃな毒耐性がついたぞ」


「ついたぞ・・・じゃねぇよ!!無理ゲー無理ゲー手ぶらの人間の頭の上に雨のように矢が降ってきてどうにか出来る奴なんかいねぇよ!ちょっといい加減にしてくれ!!せめてスタートは安全な位置からスタートしたいんだけど!!」


「なんだなんだ文句ばかりじゃの。せっかくモンスターがいないところに転生してやったのに・・・」


「戦場だったよ!!モンスターが出るよりよっぽど怖かったよ!」


「おっ時間だ次の転生先に行ってみようか!」

「待て!!話は終わってな・・・」


・・・・・・・。


「なあ、すげー囲まれたよ囲まれた。何にも出来なかったよ。始まった瞬間から満員電車のようだったよ。ゴブリンでいっぱいでさ。ぎゅうぎゅうに押されたあげくに食べられたよ!!最悪だったんだけど」


「なんだなんだゴブリンも倒せんのか・・・困ったのう・・・こんな弱い転生者は初めてじゃ」


「知らないよ!!転生させたんだから責任もってくれよ!」

「仕方がないな次こそはこなせそうな世界へ転生させてやろう」


・・・・・・・。


「・・・・あのなすげー毒だったぞ。毒の沼なんかいまだに肌カブレてるし・・・ちょっとひどくないか?転生した瞬間だぞ!転生した瞬間にずぼっと沼に落ちて苦しんで死亡だぞ。何にもしてない!」


「うーむ毒耐性+1されるんだが・・・おまえさんもしや身体弱くないか?」

「弱いよ弱い!!40過ぎたおっさんの引きこもりの身体が強いわけないじゃん!何をいまさら言ってるんだ!」


「まあ良いか!さあ次行ってみよう!!」

「あっ待て!こら!」


そんなことが繰り返され・・・51回目の帰還。


「なんじゃゲッソリしてきたな」

「そりゃそうだろ・・・何回死んでると思ってんだよ。普通なら廃人だぞ。社畜歴の長いタフな精神を持つ俺だからギリもってるけどな」


「何だか良くわからんが自慢にならない自慢をしていることはわかるぞ」


「わかってくれとは言わないが〜」


「おっ名曲だな。さっ次行ってみようか!」


「えっ?もう?」



今回の転生先は・・・・村の前だ。


今までのパターンだと村に入った瞬間になーんか嫌なことが起こるパターンかな?

さすがに50回以上転生するとなんとなくわかってくる。


村に入りたくない。

地面に座って空を見上げる。

青く広い空・・・もう今回は死ぬまで空を眺めて過ごしてやろか?

そんな事を考える。


「大丈夫?」


くたびれた俺に声をかけてきた女性・・・かわいい。


「大丈夫だけど・・・」

「こんな所にいると危ないよ」

「危ない?」

「最近モンスターが頻繁に出るようになって・・・このあたりも村人が襲われてるから・・・」


・・・と言うことは・・・村に行って村がモンスターに襲われる・・・ってことかな?


じっと女性の顔を見る。


「ん?何?そんなに見つめられると・・・」


これからモンスターに襲われる可能性大!・・・とは言えない。


「いや・・・名前・・・?」

「私?私はティナ!この村で鍛冶屋をやってるの!」


「私?16歳よ」

「若いね・・・」

「何を言っているの?あなたも若いじゃない」

「若い?そんなわけないよ。もう40歳を超えてるんだから」

「はぁまたまたぁ?そんなわけないでしょ私と同い年ぐらいでしよ?」


何を言ってるんだこの子は馬鹿にしてるんだろうか?

手だってこんなにしわが・・・あれ?

手の肌ツヤがやけにいいな・・・それにしわも少ない。


ん-まさか・・・これは・・・。


「かっ鏡!鏡ない?」

「あっあるけど・・・・」

「貸して!貸してすぐに返すからすぐ貸して!」

「はい・・・」


ティナがおびえているけど関係ない。

今俺は転生が開始されて以来久しぶりにテンションが上がっている。

テンション下がりまくりだったんだが急激に上がってきてる!!


ティナから渡された鏡を見る。


!!!!!


「おぉぉっぉおぉ!!!!!やったぞぉぉぉぉおおお!!!!若返ってるぞぉぉぉお!!!しかも生前よりちょっとイケメンになってる!!!これだよこれ!!転生の醍醐味!!良い所!!そうだよね。そうだよね。それぐらい特典ないとやってらんないよね。転生って思っていたよりも大変社畜真っ青な感じだかね。それぐらいのお得感がないとやってらんないよ!!ねぇ!!」


「・・・ねぇって言われても・・・」


「伝わらない?伝わらない?伝わらないよね残念だ」


ティナを置き去りにして完全にテンションが上がってしまった。

そりゃそうだ。

しなびたおじさんになりつつあった俺が!俺が!推定16歳の若者になっている。

若者がって表現がすでにおじさんなこの俺が!若者になっている!!!」


「いやーどうりで最近体が痛くないなって思ったんだよね。40過ぎると肩だ腰だ膝だとどっかしら痛いんだけど全然痛い所ないんだよ」


「はあ・・・よかったですね・・・」


しまった完全におびえさせてしまったか。

しかしこの若返った肉体、気力!ここまでの経験!

なんか村に入っても大丈夫な気がしてきた。

今の俺ならやれる!必ずやれる!!

根拠のない自信が俺の足を村へとむけていた。







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