念願かなって転生した日
ああ・・・今日も疲れた。
ただひたすらに働かされて家に帰り泥のように眠る。
いつからこんな生活が続いているんだろうか?
いつまで続けたらいいんだろうか?
疲れたなぁ・・・ってこの景色・・・なんだこれ?
まぶしい光・・・なんか全体的に白い世界・・・これは・・・死んだ?
「正解じゃ!!」
「だっ誰だよ急に?今この白い世界というか雰囲気を満喫して死んだんだ・・ついに俺死んじゃったんだって今感傷に浸ってたのに・・・」
「そんな暇はないぞ」
「暇はあれよ!人生を振り返ったり感傷に浸る時間ってあってもいいだろ!そりゃ大したことない人生だったかもしれないけどさ」
「いやでも本当に暇がないんじゃよ」
「なんでそんなに暇がないんだよ」
「転生するからじゃ」
「転生・・・転生・・・ってまさか異世界転生?」
「そうそのまさかじゃ異世界への転生じゃ
「やった!!!ついについに人生が報われた!大していいこともなくただひたすらに労働力として酷使され彼女もできず友達もできず悲壮感漂うこの人生にやっと光が差してきたぞ!念願の異世界転生だ!」
「転生してくるやつは大概人生報われてないやつが多いがここまでの奴は珍しいぞ」
「追い打ちをかけるな!さあ俺は行くぞ!異世界に!心の準備は万端だ!生まれてから42年異世界転生に憧れ続けた俺だ!準備は整っている!いつでもいけるぜ!」
「まあ落ち着きなさい。一応わしの事とかスキルの事とか説明するから一回聞こうか」
「しょうがないな!チュートリアルね。まあ一応聞かないとな攻略のヒントとかあるかもしれないからな!さあ、さっさと始めてくれ!」
「なんかやりづらいやつが来たのぉ。まずは、わしのことからじゃ。ワシはお前らの転生を、管理するいわば転生世界の神みたいなもんじゃ」
「それはなんとなくわかる!そんなことよりスキルはスキル!なんかスキルもらえるんだろ!最近の流行りだと一見役に立たなそうなゴミスキルだけどスゲー活躍できるやつとかだろ?」
「すまんちょっと何を言ってるかわからんがスキルとかアイテムとかは・・・ほれ!そこにあるじゃろガチャガチャが」
ガチャガチャが数代並んでいるが・・・・。
「お金ないんだけど!」
「心配するな金は置いてある。100円玉が30枚ガチャは一回300円スキルでも武器でも防具でも好きなガチャ選んで回すが良い」
「よーし人生のガチャは常に外し続けていたけど今度こそ当たりを引いてやるぞ!」
「人生のガチャで当たりが出ないような奴が当たりを引ける気がしないんじゃが・・・・」
「なんか言ったか?よしっまずは武器から!」
ガチャガチャ・・・コロン!
「おぉ!なんかかっこよさげな剣が出たぞ!レアか?レアか?当たりか?」
「鉄の剣・・・普通じゃな」
「そうか・・・じゃあ次は防具!」
ガチャガチャ・・・コロン
「普通じゃ」
ガチャガチャ・・・コロン
「普通じゃ」
ガチャガチャ・・・コロン
「普通じゃ」
「なんださっきから普通ばっかりだな全然良いのが出ないぞ!」
「いや今回はそこそこ確率アップしてるはずなんじゃが・・・よっぽど運が悪い・・」
「うるせぇ!最後の300円だ!どうすっかな?武器・・・いや守りを固めるべきか・・・うーん・・・いや!ここはスキル!今度こそ活躍できそうなスキル!」
ガチャガチャ・・・・コロン。
スキル:無限
「なんだコレ?何ができんの?」
「なっなんということじゃ・・・めったに出ないレアスキル・・・可哀想に・・・」
「えっなんで?なんでレアスキルなのになんで?」
「いずれわかる。さあ説明は終わりだ。世界を救いに行くが良い転生者佐竹武志42歳!」
あたりが光りに包まれ白く何も見えなくなった。