放送番組「やまびこ」第11号 夢3っつ
私は時々自由自在に空を飛んでいるのです。夕べもそうでした。だから朝早く起きて、夢を忘れないように書き留めました。それがおまけの夢です。
夢3っつ
葉月太一 作
1つ目の夢
ピンポーン
「はーい、どちらさまですかー?」
「、、、、、、」
インターホンを置いて、ドアののぞき窓から
覗きながら「ど、ち、ら、さ、ま?」
「、、、、、、」
よく見てビックリ仰天、、、、!?
死んだはずの前葉君と、死んだはずのクロ(という名の白い犬)
ドアの前に立っていた
???
玄関口で、またチャイムを押そうとしている
怖さと懐かしさ、また、喜非(悲喜)こもごも
とにかく開けた
「やあっ、、、しばらく、、、入れよ」
「うん、、、」「ワン、、、」
玄関口の6畳の和室に二人(一人と一匹)を入れた
、、こいつらは30年前に
死んだんじゃなかったかな。
初めて会った時
「前葉君てめずらしい名前だね」と
無遠慮に聞いたことがあった
「親父とおふくろの姓が前田どうしだったから、、、、」
新しい名字の前葉にしたらしい
??
説明してくれたがチンプンカンプン
「へえー、そうなんだ、面白いね、、、」
ふふふっと笑ったが、これも無遠慮だったんだ
今、思い出すと、そう、思う
彼とは、その日から20年以上付き合ったかな
無二の親友と言ってもいいほどの付き合いだった
少なくとも俺はそう思っていたが
彼には大事な彼氏がいた
彼の彼氏の名前は大友太一だった
なぜか俺と同じなまえの太一だった
俺は知っていたが、そのことには最後の最後まで
触れたことはなかった
30年前に、彼は八王子の結核病棟で死んだ
何年も音信不通だったので
俺は知らなかった
俺は既に長崎に移住してたし
俺たち3人の事は、誰も知らなかったし、、、
大友太一は、俺には知らせたくなかったのだろう
半年後に、大友太一からその旨の手紙が一通きた
「よし坊死す」と
あれから30年経った、いま
クロ(という名の白い犬)も死んで30年になるんだ
死んだはずの二人(一人一匹)は
何で突然やって来たのだろう
解らない
2つ目の夢
小野洋子さんは言った
「一人で見る夢は、ただの夢」
「みんなで見る夢は、実現するのです」
夫レノンとたくさんのミュージシャンと夢を見た
そして
世界のあちこちに
学校を建てた
なんと13年間で129校も!
夢を見たから実った
一人でなく
みんなで夢を見たから実った!!
と、小野洋子さんは言った
3つ目の夢
錬金術って何だ?
夢みたいなはなしの事か!?
ところで、海の錬金術,知ってるかい?
聞いたことないね
深海資源の事?
深海の地下資源の事?
実は、そんなんじゃないね
海水から真水を取って
これ、海水の淡水化っていうんだけど
これでもすごいんだけど
何せ、海の水は、無尽蔵なんだから!
真水を取って残った濃縮塩水を使って
金より大事なエコエネルギー
電気を起こすんだぞ
錬金所じゃなく、発電所だよ
まさに、海の錬金術さ!
海水で、世界の水戦争を解決し
濃縮海水で、地球のco2削減に貢献するエネルギー革命
まさに、海の錬金術さ!!
おまけの夢
僕が空を飛ぶんだ
大手を拡げて
足をぴんと伸ばして
さしずめ、大型ドローンになった如くに
大空を飛び回ったんだ
揚がったり降りたりグルグル旋回したり
ドローンのように自由自在に
飛び上がる時は
ひざを曲げて腰を下ろして踏ん張りをつけて
フワアーと飛び上がるんだよ!
そしてどんどん昇って行って
空に空に
ほど良い高さになったら
30階建てぐらいのビルの高さになったら
水平飛行にうつるんだ
そして好きな景色の所を旋回するんだ
スイ―、スイーとね
僕は空を飛べるんだ
葉月太一でした。
朝が早かったので今から寝ます。