2回目の進化
《レベルアップしました。》
《レベルが上限に達しました。》
《魔法【マジックショット】を覚えました。》
《進化しますか?》
「早かったな。」
俺が95体の剣士たちを森に放って2時間ほど馬車に揺れていた時、レベルが上限達した。
そろそろ来ると思ってたがいざ来てみるとなんだか緊張するな。
「俺進化するからよろしく。」
そう言い残し、突然パタリと倒れて頭をぶつけたりしないように寝っ転がる。
《進化しますか?》
もちろん。
視界が真っ白に染まった。
《進化先を選んでください》
・ホブゴブリンシャーマン
・ゴブリンソーサラー
・ゴブリンコマンダー
・鬼人
うーん、今回は悩ましいな。
ホブゴブリンシャーマンは、恐らくゴブリンシャーマンの正当な進化先だろう。
ゴブリンソーサラーは闇魔法特化か?
ゴブリンコマンダーは指揮官か、指揮系統のスキルでも生えるのだろうか。
鬼人、これはよくテンプレであるやつだな。人の姿に寄せたいならこれだろう。
うん。鬼人は却下だ。人の姿なんかに寄せたくない。強そうだが仕方ない。
となるとホブゴブリンシャーマンかゴブリンソーサラーかゴブリンコマンダーだが、正直魔法使う場面がないんだよな。MPが増えるのはありがたいが、魔法を使ってMP不足で召喚できなくなった時が怖い。
となると、だ。
ゆっくりと目を覚ます。
うん、変わらず馬車の中だな。周りは明るいし、特にトラブルも起きてなさそうだ。
自分の体を見てみると、少し筋肉質になったか?背が延びたような気がする。170センチくらいか。
ステータス
ゴブリンコマンダー Lv.1 ランクD
職業:召喚士
HP:90/90
MP:159/160
攻撃力:35
防御力:30
魔法力:70
俊敏 :35
技能:夜目、人間語、ゴブリン語、指揮Lv.1
称号:耐える者
召喚:人間
・ニンゲン 剣士 Lv.24
・村人
・剣士
・弓使い
・槍使い
・密偵
魔法:無属性魔法【シールド】【マジックショット】
指揮Lv.1
自分の指揮が伝わりやすくなる。レベルが上がるにつれて伝わりやすくなる。
魔法【マジックショット】
魔力の塊を放つ。込めるMPによって威力が変わる。
結構変わったな。魔法系以外のステータスも平均的に延びてる。技能は指揮だけか。使えるのか微妙だなぁ。魔法も基本的には使わないだろう。魔法放つより先に、相手の後ろに剣士を召喚した方が早い。
そして召喚獣の種類が増えてるな。やっぱり人間だけか。
召喚獣の種類が増える条件はなんだろう。人間を召喚するのは気にくわないが、自分の身を守るためには種類が多い方がいい。
進化をすると増えるのか。それともMPの最大値なのか、魔法力なのか。
ここら辺も要検討だな。
次は召喚獣のステータスだが、どうだ?
人間"ニンゲン" Lv.24 消費MP30
職業:剣士
HP:143/143
MP:23/24
攻撃力:68
防御力:46
魔法力:16
俊敏 :58
技能:剣術 Lv.7、ゴブリン語、見切り Lv.4
体術 Lv.4
人間
職業:剣士 消費MP10
HP:50/50
MP:5/5
攻撃力:30
防御力:25
魔法力:3
俊敏 :25
技能:剣術 Lv.5
人間
職業:村人 消費MP5
HP:23/23
MP:0/0
攻撃力:10
防御力:5
魔法力:0
俊敏 :10
技能:農業、建築、工作
人間
職業:弓使い 消費MP10
HP:25/25
MP:15/15
攻撃力:30
防御力:8
魔法力:10
俊敏 :15
技能:弓術 Lv.1
人間
職業:槍使い 消費MP10
HP:50/50
MP:5/5
攻撃力:30
防御力:25
魔法力:3
俊敏 :25
技能:槍術 Lv.1
人間
職業:密偵 消費MP10
HP:25/25
MP:5/5
攻撃力:15
防御力:10
魔法力:5
俊敏 :30
技能:隠密 Lv.1、聞き耳
俺の魔法力が高くなったお陰か、多少強くなっているな。それよりも驚いたのが、俺もう普通の剣士より強いんじゃね?
それとも召喚獣が弱いのか。
もう1つ気になったのが、剣士の技能のレベルが上がっていることだ。どうやって上がったのか。もし戦って上がるのなら、上げた方がいいに決まっている。
密偵は使えそうだな、ローゼンベルグで。槍使いと弓使いは時と場合によってかなり重宝しそうだ。
うん。いいんじゃないか?
順調に自身が強化されているのを感じる。
不意にピスカが飛んできて俺の頭に止まる。
「ラストなんかうれしそぉ~」
「うん、まぁな。」
突然、ガタンと馬車が止まる。馬車を操縦していた村人がぐるっとこっちを向いた。
「そろそろ着きます。」
「お、おお。」
無感情な村人がたまに話すと怖いんだよな。ついにローゼンベルグか。見えてからが長かったな。
ここまで強くなったんだ。ローゼンベルグで多少無茶してもなんとかなるだろう。
などと思っていたのだった。




