Part.0 《世界》の始まり
初めまして。
この度、初めて投稿させて頂きました。
少しでも皆様の心に響くような、そんな物語を紡いでいくことができれば幸せです。
少女アイがどのような話しを創り上げていくのか、末永く見守って頂ければと存じます。
どうぞ、お楽しみ下さい。
《世界》を創造した神がいた。
創造神が望んだ《世界》に停滞が表れ始め、進化を促すため2人の異世界人を召喚した。
2人の異世界人はそれぞれ善神、悪神と名乗ることを許され、《世界》の中で活動を始める。
《世界》の中で既に存在していた4つの種族。
繁殖力が強く、モノを使い組み合わせることで新しき考えを生み出すことを期待された人間。
異世界の動物を模して造られた2本の足で、人間同様に5本指の手を持つ身体能力に優れた獣人。
英知を蓄えるために寿命が長く、総じて美しく作られたゆえの脆弱さを持つ創造神の愛玩とされたエルフ。
小さな身体に大きな力、手先が器用で物作りでは徹底的なこだわりを持つ唯一創造を許可されたドワーフ。
善神、悪神は創造神より近しい立場で、この者等を愛し、共存させたかった。
しかし創造神より託されたのは各種族を争わせ、刺激を与え、さらなる進化をもたらすものだった。
2柱の神はそれが幸せに繋がるならばと、数百年の時を過ごす。
その間、創造神は異世界より様々な能力を持つ人間を召喚し続け、《世界》の進化を求め続けてきた。
その中で芽生えた想いは創造神に対する不安だった。
このままでは愛しい種族たちは永遠に争わねばならなくなる。
創造神が望むのは《世界》の進化であり、《世界》に創造した種族ではないのだ。
悲しみに嘆く善神に、同じ想いを持つ悪神は創造神へ相談しにいくことを伝えた。
だが一向に理解を示してもらえないことを悟り、2柱は創造神を封印することを密かに計画した。
そうして1000年にも及ぶ計画が実行され、創造神を封印することに成功する。
この時より、名も無き善神はゼフィリアと名乗り、悪神はアグフィリアと名乗ることにした。
2柱は新たな理<ことわり>を作る。
ゼフィリアは4つの種族へ善良な心に重きを置くことを伝え、見守ることにした。
アグフィリアはその身を削って精霊と幻獣を作り、理を解するものには精霊らを通じて加護を与え、活用する理術<りじゅつ>を教えた。
またその身の半分は魔物を産み出す邪神へと変貌させ、創造神が愛した《世界》を崩壊させる者達へ襲わせることを運命づけた。
こうして理術が普及する安定した《世界》となった。
封印されたはずの創造神が《世界の拡張》と《異世界召喚》を行使するまでは…。
不安定な時代が続くようになり、1000と数百の年が過ぎたのちに、数十人の《異世界召喚》された者達がいまだに広がり続ける世界を探求するため、集まり、大きくなり、それはギルドと呼ばれる組織へと変わっていった。
物語は《異世界召喚》された男性と、《世界》に住む人間の少女が出会うことから始まっていく。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今後とも少女アイのことをよろしくお願い致します。