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白鳥タイムスリップ

作者: すすきの

これはわたし個人の考えなので、まあそういう考え方もあるよなと言った感じで捉えてくれると幸いです。

わたしはどうしても白鳥にはなれなかった。

みにくいアヒルの子にすらなれず、それを脳内で気取ったただのアヒル。

昔は醜いと言われようと、将来美しくなるような話ではないわたしの人生は、どっちつかずで華がない。

最初から美しいものか、醜いものが美しくなっていく話しかないわたしの頭の中では、わたしという普通の人は無視されてしまう。

わたしはわたしの中にいない。

自分で自分を無視して自分ではない何かを自分として生活していくことの異様さ。

現実と向き合わなければならなくなったときに、脳内とのギャップに混乱して悪いことばかり考えるようになり、またそれがたまらなく気持ちが良いので、何度も繰り返して悲劇のヒロインがまた誕生する。

全ては脳内にある。


最近になってタイムマシンは本当に作ることができるのか考えるようになった。

時の概念は人間の中にしかないのではないか、確かに外界も時とともに変わる、でも時とともに変わることを記憶しているのは人間の脳であり、時という記憶は人間の中にしか残っていない。

映像に撮れば残るが、それを見るのは人間であり、見ていなければ誰も逆再生した映像により過去に戻ることはできない。

ビデオカメラや逆再生できる映像は、それ単体では過去に戻ることができている。

そう考えると、過去のことを思い出している人間も記憶だけは過去にタイムスリップしていることになる。

タイムスリップは可能だとも思えてくる。

だが、肉体を過去に戻し、過去に干渉することができるかは話が別で。

未来のロボットのようにタイムマシンに乗って過去に遡っていくことを可能にするには、人間の記憶の中に入っていき、その人間の中の記憶を捻じ曲げるしかないのではないか。

そうすると、その1人の人間の過去は塗り替えられることになる。

本当にタイムマシンを完成させるためには、世界中とは言わずとも、変えたい過去の記憶を持っていて関わった人間の記憶を全て捻じ曲げることができれば、過去にタイムスリップできていると言っても良いのではないか。

とにかく、体ごと過去に持っていくタイムスリップは難しい、それを完成させるには、タイムスリップする人間の記憶さえ過去に肉体ごと遡ることができたということにしなければならなくなり、見ている人や関わった人もそうならなければならない。

タイムスリップを完成させるには、集団催眠術にでもかかってタイムスリップできたという記憶を根強く残し疑いも持てないものにしなければならない。


未来、タイムマシンと称されるものができるならきっとヘルメット型でただ脳の記憶を塗り替えるだけの装置だとわたしは思う。

簡単に言うと、タイムマシンは記憶書き換え装置で、タイムスリップは記憶を書き換えることでしか行えないというものです。

賢い人の論文とかでもう証明されてたりしてもわたしは知りません。

詳しい人は是非教えてください。

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