表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/83

25.メルドの工房

わしじゃ、アルブレヒトじゃ。

魔法使いメルドの目的はわからんが、触媒の水晶球を手に入れ、更に出来ればメルド自身の身柄確保のため、来た道を逆戻りしてローランドへ向かうのじゃ。

ただ、今回は賢者マルセルの馬車を借りて一気に移動じゃ。

馬を4頭立てで行者2人に、客室8人乗りの馬車じゃ。

4輪独立サスペンションのリムジン仕様、快適すぎてもう徒歩には戻れんわい。

「しかし、馬が馬車に乗るとはシュールじゃの」

「アル様、酷くないですかぁ。私だけ後ろを走って付いて来いとおっしゃいますかぁ」

フィリスは、ぷくっとふくれっ面をしとる。

最近、こやつをからかうのが日課になりつつある、わしなのじゃった。


ローランドまでは半日ほどで付いた、さっそく魔法使いメルドの工房に向かう事にする。

工房の場所は知っておったので、すぐに到着したが魔法使いメルドは居なかった、乱雑に荒らされた室内は、物取りでも入った後と見受けられる。

わしらは手分けして捜索する事にした、まもなく隠れ階段が見つかる。

階段を下ると、窓もない小さな部屋で儀式に使われた部屋じゃった。

この部屋は荒らされては居なかったが、触媒の水晶球は持ち去られた後であった。

水晶球も無く本人も捕まらず、メルド導師の目的も解らずでは対応しようがないので、わしらはとりあえず、沢山散らばった資料や本を、手がかりになるかも?と馬車に積み込み、これを賢者マルセルに見てもらう事にしたのじゃ。

とりあえず証拠物件の押収を済ませたので、馬車に乗り港町アザレンに向かおうと思っておったのじゃ。

しかしどうも、わしらを監視しておる奴がおる。

クレイとリーシャに耳打ちして、捕らえて情報を得るとこにしたのじゃ。

こんな時、シーフはその身軽さや気配を消す技術から適任じゃ。

リーシャに逃走経路に先回りしてもらい、クレイとわしで追い詰めるのじゃ。

配置に付いて3人で追い詰めるように囲いを狭くして行く、しかし相手はただでは捕まらんと逆襲に出る。

しかも敵も仲間が居たようで、リーシャが逆包囲される形となり、残念ながら逃げられてしまった。

クレイとわしは駆けつけ、

「リーシャ、大丈夫か?」

「すまぬ、リーシャ無理をさせてしもうた」

と言う。

敵に囲まれ、一番危険な目に会ってしまったリーシャじゃったが、無事で何よりでじゃった。

リーシャは地面に落ちた暗器を拾い上げ、

「物取りじゃない、あれらはアサシン」

と言ったのじゃ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ