22.インターミッション フィリスのわがまま
わしじゃ、アルブレヒトじゃ。
宿屋の話なんじゃが、部屋割りでフィリスがわがまま言い出して、まだ眠れずにおる。
旅で歩き疲れたから早く寝たいんじゃがの、それでなくとも最近は眠くなるのが早くなってきておると言うのに・・・
「イヤデス、私はアル様と同じ部屋がいいです!」
わがままを言うフィリス、
今までは、わしとクレイが同じ部屋で、ミルドとシシリーとリーシャが同じ部屋。
つまりは、男女で別れておったんじゃな。
これでフィリスが、わしとクレイの部屋に来れば人数的には、3人と3人で良いように思えるかもしれぬ。
しかしだ、フィリスは元が馬だったからか分かっておらんのか、体つきとか結構エロいんじゃ。
しかもガサツで無防備、わしはともかくとしてクレイには目の毒じゃ。
シシリーとリーシャは断固反対の姿勢、ミルドはもう寝とる。
今の時間から一部屋増やすわけにも行かぬし、野宿の時にはなんとも無かったんじやけどのぅ。
「いいですか、馬の常識のまま人間として生きてはだめです。ちゃんと人のモラルを守ってですね・・・・」
とシシリー、正論じゃな。
「わたし、今まで馬小屋だったんですよ!、ちょっと位甘やかしてくれてもいいじゃない」
と、わしの首に抱きつきながらシシリーに反論する。
「いやフィリス、おまえもほら胸とかもシシリー並に大きいし、もう大人の女性じゃろ。男と同室って訳にもいかんのじゃ」
と、わしが言うとシシリーが顔真っ赤にして、ミルドの寝てる部屋に入って篭ってしまった。
しもたのぅ、口が滑ったわい。
リーシャもクレイの腕を取って
「同室はダメ、絶対だからね」
と、クレイを取られないように警戒しておる。
さーて、どうしたらいいじゃろう。
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ポクポクポクポクチーン!
まっそんな愉快な音は鳴らなかったが、クレイに問う、
「クレイは今まで、わしらと会うまでどうしとったんじゃ?」
「3人で同じ部屋でした、元々孤児院で一緒でしたし」
「じゃ今日からまたそれで、わしはミルドとフィリスと寝る、それで万事解決、よいな!」
そう行って、ミルドの寝てる部屋にフィリスを連れて入ると、シシリーが寝間着に着替えている途中じゃった。
「あっ」
神聖魔法の衝撃波で、わしは廊下まで飛ばされて・・・
完全に本筋を離れた会です。
一番最後に合流してきたフィリスのテコ入れ・・・
ともいう。
ここまで読んで頂きありがとうございました。




