11.ホーンルイスの街へ
わしじゃ、アルブレヒトじゃ。
翌朝、愛馬シュバルツ三世と別れた村ポトフを後にし、冒険者ギルドの在りそうな街ホーンルイスを目指して出発した。
およそ徒歩で2日の行程であったが、2日経った今、まだその行程の真中ほどまでしか到達できておらなんだ。
原因は、わしじゃった。
「うっおおぉぉぅ、ゼハゼハゼハゼハ、ううぅぅぅっ」
一日目はまだしも、二日目がすぎる頃には腰が痛み、膝が痛み、息が切れ、まるで負傷兵か病人のような有様であった。
剣の稽古はしておったが、行軍は10年ぶりで、食客として過ごしているうちに、思った以上に鈍っておった。
しかし、一番の原因は加齢による体力の衰えであろう。
認めたくわないが、わしはこのPTで、ミルド以上のお荷物に成り下がっておったのじゃ。
戦闘をした後でもないのに、シシリーはわしに回復魔法を掛けてくれて、クレイは、休憩ごとに足を揉んでくれておる。
それでもなお、ペースは下がり続ける。
わしのプライドは、ズタズタじゃ。
愛馬シュバルツ三世との別れを、こんなにも早く後悔するなんて・・・
結局、通りがかった荷馬車に頼み込んで乗せてもらい、なんとかホーンルイスに辿り着く事ができた。
移動は、今後の課題となりそうじゃ。
ホーンルイスの街は、比較的大きな城塞都市で、ここにないものは王都サハノウにしか無いと言われておる。
まずはギルドに顔を出して、わしとクレイとシシリーで依頼書を漁っておる。
リーシャちゃんは、ちょっと頼りなかったので、ミルドの護衛兼遊び相手をしてもらっとる。
ここ二ヶ月の過去履歴まで遡ってみたが、これといった怪しい物は見つからなかった。
あとは手分けして、酒場と教会でうわさ話でも収集するかのぅ。
体力的にも限界だったわしは、ミルドと一緒に先に宿入り、休憩させてもらっておった。
シシリーとリーシャは、教会に行き神父やシスター、居合わせたプリーストなどに話を聞いて回っていた。
クレイは、酒場を回って、情報集めに行っておった。
夕飯後、集めた情報を整理するため、部屋に皆集まっておった。
教会では特に情報を得られなかったものの、酒場ではミルドを乗せた幌付きの馬車が偶然目撃されておった。
つまりは、ここを通って北に行ったとすると、南の都市より送られた可能性が高いと言うことじゃ。
なにせ馬車が通れる街道は、この街の南と北にしか伸びておらぬからのう。
そして、南の都市とは王都サハノウに他ならなかった。
わしらは、王都に向かうことにした。
説明ばかりの会になってしまいました、ちょっと読んでて退屈かもと思ってバッサリ削りすぎたかもです。
まだ道半ばですので、よろしくお付き合い下さるとうれしいです。
また、誤字脱字などありましたらご報告頂けると幸いです。




